7月8日(土)J2 第26節 仙台 vs 神戸(19:00KICK OFF/ユアスタ)
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第2クールだけ見ればわずか1敗、勝点24で首位だった4位神戸と、第2クールで序盤の勢いに若干ブレーキがかかったものの、それでも好調神戸のすぐ上、勝点2差の3位にいる仙台の対決である。
今節で最も注目カードなのは、柏対横浜FCという首位交代もありえる1位2位直接対決なのだろう。しかしJ2は「1位」と「2位」の間よりも、「3位」と「4位」の間にこそ天地の開きがあるリーグ。まして仙台は昨年、最終節で3位から4位への転落を経験しているだけに、その辺りの重みはどのクラブよりも理解しているはず。前半戦終了のこのタイミングで、ひとまず昇格が絡む位置につけておきたい両クラブの対戦は、ある意味首位攻防戦よりも、重い。
その大事な一戦に、仙台は中盤のキーマンを欠いて臨むことになった。熊林が前節での警告で累積4枚目となり、今節は出場停止。少々特殊なシステムである3ボランチの左において攻守におけるバランス感覚を発揮して、しっかりと低い位置で守備もこなしながら、センスの良いミドル、ロングのパスで前線となかなかの絡みを見せていた(この辺りは、本業がやはり攻撃的MFであり、ドリブルとショートパスが長所である梁が、熊林と反対の右ボランチの位置で若干苦労しているのと対照的である)熊林の欠場は、仙台にとって困った事態である。
だが、全く対処法がないわけでもなかった。ジョエル サンタナ監督はこの熊林の位置に、ここ最近ボランチとして期待を寄せていた磯崎というカードを切る。
本職は左のサイドバックである磯崎だが、激しい守備にも耐えうるフィジカルと、ロングボールにも対応できる高さを持っており、このところは試合終盤での守備固めとして、ボランチでの出場時間も確実に増えていた。
「磯崎ボランチ」が始まったのは、千葉が出場停止だった第16節の柏戦。この時は同点で迎えた試合終了間際に、磯崎がマークにつくべきだったディエゴに決勝ゴールを許すという結末を迎えたのだが、サンタナ監督はそれでもその後、磯崎のボランチ起用という策を捨てなかった。このことからも監督の、磯崎に対する期待がうかがえる。
磯崎にとって今節は、前述の柏戦以来となるボランチでのスタメン出場。監督の期待にしっかりこたえたいところだが、しかし今節は磯崎には忙しい試合になりそうだ。というのも磯崎が対する神戸の右サイドには、朴が右のウイングとして張り出してくることが予想される。朴は、前回の対決(第6節)では左サイドバックを務めていた磯崎が90分にわたり手を焼かされた相手。直接応対するのは左サイドバックの村上になるだろうが、この村上、菅井の両サイドバックによる攻撃参加は、仙台の攻撃の生命線の一つであるだけに、村上はただ座して朴を待ち構えるだけではいけない(そうなると前回対決のように、仙台はほぼ一方的に、神戸の攻勢を受け続ける展開となってしまうだろう)。村上の守備のフォローもこなしながら、中盤の危険な位置を消し続け、さらにあわよくば、自慢できるキックを持つ左足を活かして攻撃参加も…この試合、磯崎がやるべきことは多い。
一方の神戸からしてみれば、この試合は好調の第2クールを白星でしっかり締めたいという思いのほかに、第6節の同対決のリベンジという側面もある。
神戸ウイングでの前回対決は、試合開始からほぼ一方的に神戸が攻め続けた(シュート数は仙台の10本に対して、神戸は26本。前半だけなら仙台に、2本しかシュートを許さなかった)ものの、仙台GK高桑が美技を連発したこともありゴールだけは割ることが出来ず、そうこうしているうちに終了間際の88分、セットプレーからのカウンターによるボルジェスのゴール1発で沈んでしまった。
ただあの時の神戸は、運のなさも多分にあった。前回対決の時から、チーム全体に前からのプレスの意識があり、高い位置でボールを奪って素早く3トップにつなぐサッカーはかなり魅力的だった。それにようやく結果が伴ってきたと言える。
強いて前回からの変更点を挙げるとすれば、ボランチに入っていた三浦が左のウイングに配されている点か。より攻撃的なポジションに置かれたことで、強烈な右足の脅威はさらに増した。試合の興味で考えれば、前回の対戦で見るものを唸らせた「三浦のミドルシュートと高桑のセービング」というJ2レベルを超越した対決がより多く見られるとも言えるわけで、仙台サポーターにとってはヒヤヒヤの連続に違いないだろうが、これは大いに楽しみなポイントである。
おそらくは最後まで昇格を争うことになるであろう両チームの対決。チームの勢い、そして出場停止などを踏まえた選手層では神戸が有利かもしれないが、そこにユアスタの力が加わって、試合はどう転ぶか。
以上
2006.07.07 Reported by 佐々木聡
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第26節 仙台 vs 神戸 プレビュー】前半戦終了時とはいえ、J1昇格圏内を争う3位と4位の直接対決。カギを握るのは仙台・ボランチ磯崎か。(06.07.08)















