7月19日(水)J1 第13節 鹿島 vs 川崎F(19:00KICK OFF/カシマ)
-いよいよJ1本格再開!スタジアムへGO!!〜選手からのメッセージ【その1】 【その2】 【その3】-
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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2006年ドイツワールドカップを挟む約2ヵ月半のブレイクを経て、いよいよ再開されるJ1。19日に行われる第13節には、首位を走る川崎Fに4位の鹿島が挑むという注目のカードがある。
第12節時点の順位をおさらいしておくと、首位の川崎Fが8勝1敗3分の勝ち点27、4位の鹿島が7勝4敗1分の勝ち点22。背後から僅差で追走する浦和とG大阪が気になる川崎Fとしては、再開第一戦を確実にモノにしたいところ。しかし鹿島としては、川崎Fを含めた上位3チームとこれ以上、差をつけられるわけにはいかない。右足第5中足骨骨折で序盤戦を棒に振っていた柳沢敦、同じくドイツワールドカップを経験した小笠原満男らも状態がいいだけに、ここで一気に畳み掛けたい。両チームは6月上旬にヤマザキナビスコカップ準決勝を戦った後、しばしのオフを経て、地道なトレーニングを積んできた。
鹿島は左サイドのファビオ・サントスと中盤のダ・シルバという2人の外国籍選手が加入。6月下旬からは福島・Jヴィレッジでのキャンプをこなした。代表組は不在だったが、本山、ケガ明けの曽ケ端らが参加。チームを大いに盛り上げたという。昨季は夏場からペースダウンしてしまった鹿島だけに、シーズンを乗り切れる体作りをもう一度しっかりと行った。
一方の川崎Fは、攻撃の中心として活躍したマルクスが退団。24歳のマギヌンがサントスFCから加入した。このマギヌンが未知数の存在。後半戦の川崎Fの隠し球になりそうだ。チームとしては6月下旬から北海道の七飯町で9日間のキャンプを実施。前半戦の好調を維持すべく、戦術確認やフィジカル面の強化に努めたようだ。
今季の両者はリーグ戦では初対決だが、ヤマザキナビスコカップで2試合を戦っている。結果は1勝1敗。それぞれがホームで勝利を収めている。4月12日のカシマでのゲームは最終的に鹿島が3−1で勝っているが、開始早々に中村から我那覇へ決定的なスルーパスが通るビッグチャンスがあった。これが決まっていたら結果はどうなっていたか分からない。中村も「鹿島は立ち上がりの時間帯に集中してないことがあるからそこが狙い目」と話していた。そんな弱みを相手に突かれないためにも、鹿島としては頭から自分たちのサッカーを徹底することが重要だ。
昨季、あと一歩で逃したタイトルを奪回するためにも、夏場をより慎重に戦わなければならない。まず気になるのはシーズン前半戦でしっくりこなかった守備陣だろう。岩政と大岩の両センターバックは川崎Fのジュニーニョ、我那覇の強力2トップを確実に抑える必要がある。ナビスコカップ2試合でもトータル3点を失っているだけに、今回はより警戒が必要である。鹿島を知り尽くす関塚監督のことだ。状況次第では、加入したばかりのマギヌンや、もう1人のストライカー・黒津を起用してくることも考えられる。それだけ高い個の力を持つ攻撃陣の猛攻をどう封じるのか。中盤の増田、青木らとの連携も再確認する必要があるだろう。
攻撃陣の方は柳沢の完全復活もあり、前半戦より厚みが出てきたといえる。右足第5中足骨骨折が癒えた直後にドイツワールドカップを戦ったが、本来の彼らしいキレを見せることができなかった。そんな彼だけに、今はリベンジに燃えているはずだ。ワールドカップ期間に鹿島への完全復帰も果たしたが、本人もまだまだ高いレベルへの挑戦を諦めていない。それゆえ、J1の舞台でその真価を発揮したいに違いない。小笠原にしてもワールドカップでは納得いくパフォーマンスを見せられず、悔しい思いはあるはず。再開されるJ1では必ずや奮起するだろう。彼らとアレックス・ミネイロ、本山が絡む攻めはJ1屈指の破壊力がある。その勢いで川崎F守備陣を陥れたい。
鹿島がボールポゼッションをしつつ攻撃を組み立て、川崎Fはそんな相手のミスを突いてボールを奪い、カウンターで1点を狙うという試合展開になるだろう。今季前半戦の鹿島はボールを支配しながら詰めきれず、不用意な失点を食らって敗れるというパターンが何度かあった。それだけにまずは手堅い守備でチーム全体を安定化させ、決定的チャンスを確実にモノにするという勝負強さを発揮したい。それが出れば、10冠への道は再び現実味を帯びてくるはずだ。
このゲームのスタメン予想は難しいが、鹿島のアウトゥオリ監督は前半戦のメンバーをベースにするだろう。GKは負傷が癒えた曽ケ端、DFは右から内田、岩政、大岩、新井場。ボランチには青木と増田。そして2列目に小笠原と本山、FWは柳沢とアレックス・ミネイロという組み合わせが有力だ。新外国籍選手の登場もあるかもしれないが、いきなり先発という可能性は低そうだ。
一方の川崎はGK相澤、DF箕輪、寺田、伊藤、右サイド・森、左サイド・マルコン、ボランチ・中村。谷口、トップ下・マギヌン、FWジュニーニョ、我那覇の3−5−2が濃厚。いきなりJ1デビューすると見られるマギヌンのパフォーマンスに注目したい。
19日夜の鹿嶋地方の予想天気は曇り。気温は22度とまずまずのコンディションになりそうだ。次期日本代表監督に内定しているオシム氏もこの試合を視察するといわれる。選手たちのアピールにも期待できそうだ。
以上
2006.07.18 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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