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【J1:第13節 甲府 vs 京都 プレビュー】14位の甲府と17位の京都の対戦。下位からの脱却は新加入選手のデキがカギ。(06.07.18)

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7月19日(水)J1 第13節 甲府 vs 京都(19:00KICK OFF/小瀬)
-いよいよJ1本格再開!スタジアムへGO!!〜選手からのメッセージ【その1】 【その2】 【その3】-
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
-勝敗予想ゲームも再開!7/19(水)19:00締め切り!狙えスタートダッシュ!-
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今シーズンJ1昇格チーム同士が激突する第13節。ダントツの成績でJ1昇格を決めた京都を、入れ替え戦を制して昇格した甲府が、ホーム・小瀬陸上競技で迎え撃つ。現在の順位は甲府が勝ち点11で14位、京都は勝ち点8で17位と、今節の勝ち負けでひっくり返る関係だ。

甲府は3勝を挙げているものの、負け数がリーグワースト2位の7敗で思ったように勝ち点が伸びなかった。京都は5試合の引き分けで勝ち点5を稼いでいるが、勝ちが僅か1で下位にから抜け出せない。福岡も含めて、昇格チームは3チームとも下位にから抜け出すことが小さくて大きな目標。リーグの中盤戦に差し掛かる今節に勝つか負けるかで、気分的にも大きく違う13節。上位進出の流れを作るために重要な試合になる。

リーグ中断中、お互いに戦力補強を行ったが、甲府は茂原の加入が一番大きい。倉貫のケガで不安定だった中盤に、安定をもたらせてくれる可能性が高いからだ。まだまだ戦術理解が充分とは言えないが、千葉とのトレーニングマッチでは穴のないプレーを見せた。大木監督の信頼も厚く、期待に応えてくれそうな予感はある。

FW陣では長谷川の復調が楽しみだ。ボールの受け方、スペースの使い方に対する迷いがなくなっているように見える。バレーとのコンビネーションで得点を重ねてくれることを期待したい。ただ、バレーがオールスターで2得点も挙げてしまっており、京都戦での運を使い果たしていないことを願いたい。FWの最後の1枚は、宇留野がケガのために藤田か石原という選択肢が予想される。千葉とのトレーニングマッチでは、藤田がFW、石原がMFというオプションが披露されたが、得点感覚の高い藤田を高い位置に置くことは、面白いサッカーに繋がる。京都戦で大木監督がどのような選択をするのかは分からないが、藤田が3トップに入るバリエーションを実践で見てみたい。

中断中のトレーニングや韓国遠征で、甲府は確実に進歩を見せた。中断前は、人とボールが動くサッカーが機能していない場面が少なくなかったが、千葉とのトレーニングマッチでは、相手ゴールに向かって積極的に人とボールが動くサッカーを見せた。

対する京都は、FWアンドレの加入が大きい。アンドレはパウリーニョと縦の関係でツートップを形成すると思われる。アンドレにボールが収まった段階で、相手チームに充分な脅威を与えることができる。J2を独走した昨シーズンのように、FWの2人だけでも得点力のあるチームに変貌しているかもしれない。甲府は、ポゼッションが出来ても、ロングパス1本のカウンター攻撃で失点する危険性を充分に意識しておく必要があるだろう。そのためには、攻撃から守備に変ったときのファーストディフェンダーのプレスが重要だ。そして、アンドレをマークすることになるであろうアンカーの林も、厳しいマークで仕事をさせないことがポイントになる。

攻撃では、厚い京都の守備陣をどう崩すかかが課題。アンドレの加入で、守備に人数をかけてくることが予測できる。中断前はリーグワーストの失点(28失点。甲府は24失点)の多さだったが、修正は為されているはずだ。甲府は後ろへのパスでボールを持たされるのではなく、前への積極性を発揮して京都の厚い守備陣を崩したい。手島、加藤が復帰して、ほぼベストメンバーの京都を迎え撃つ甲府。お互いにモチベーションが高く、激しく魅力的な試合になることは間違い無さそうだ。

2006.07.18 Reported by 松尾潤
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