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【J1:第13節 新潟 vs 浦和 プレビュー】新潟はFWエジミウソンが戦線復帰。難敵浦和からリーグ戦初勝利を狙う。浦和もFW田中達也が復活。(06.07.18)

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7月19日(水)J1 第13節 新潟 vs 浦和(19:00KICK OFF/新潟ス)
-いよいよJ1本格再開!スタジアムへGO!!〜選手からのメッセージ【その1】 【その2】 【その3】-
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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新潟の最大の明るい材料は、FWエジミウソンの復帰だ。3月29日のヤマザキナビスコカップ清水戦で右膝靭帯を損傷して以来、111日ぶりの公式戦になる。浦和には、2004年のJ1昇格後、リーグ戦では4戦4敗と未勝利で天敵ともいえる。後半戦に弾みをつけるためにも、個人の力で局面を打開できるエースの存在は大きい。対する浦和も、田中達也が277日ぶりに復帰する。昨年10月15日の第27節柏戦で右足関節を脱臼骨折して以来、約9カ月ぶり。FWワシントン、MFポンテが故障で欠場が濃厚なだけに、攻撃の核として期待がかかる。

「エジミウソン?もちろん彼の存在は大きいですよ」。
新潟の鈴木淳監督が笑顔を浮かべながら言った。どんな状況でも淡々とした表情をみせる指揮官にとっても、エースの復帰は待ち遠しいものだった。17日の紅白戦では主力組に入ってプレー。ペナルティーエリア付近では迷わずゴールを狙った。中盤まで下がってボールをもらい、味方にパスを出すなど、周囲との連係もスムーズに行った。「故障した部分に問題はない。早く試合がしたい」。練習での動きには気持ちがストレートに表れていた。故障前までリーグ戦は5試合で4得点。故障した清水戦でも2得点と、絶好調でシーズンを進んでいた。体調さえ整えば、その軌道に乗り直す自信はある。

チームから離れていた期間は「ストレスがたまった」と言う。これまで大きな故障は経験がなかった。ブラジル・パルメイラス時代に、5日間別メニューになったのが最長だった。リハビリをしながらも、チームの状況が気にかかった。同時に、客観的にゲームを見た初めての経験でもあった。ホームゲームを観戦するたびに、自分がプレーするときの様子をイメージしていた。「戻ったときには、もっとコミュニケーションを大切しなければならないと感じた」。

リハビリを終えて練習に参加しはじめると、意識して大声でチームメートの名を呼んだ。新潟は中断期間中、2列目からの飛び出し、パス交換後の3人目の攻撃の動きを重点的なこなした。「チームの力にエジミウソンの個の力が加わることで、プラスアルファがある」。鈴木監督が言うように、エジミウソンが入ることで、攻撃のバリエーションが増える。また、今季初めて公式戦でMFファビーニョ、MFシルビーニョとのブラジルトリオがそろい踏みする。「楽しみ。そしてサポーターを喜ばせたい」とエジミウソン。その方法はゴールすることだということは、十分に自覚している。

浦和も田中達也の復帰は明るい要素。リーグ中断中に行われたドイツ合宿では3試合で2得点。じっくりと調子を上げてきた成果が出ている。FWワシントン、ポンテがドイツ合宿中の故障で欠場の様子だ。MF長谷部誠も出場停止。復帰直後とはいえ、必然的にゴールを要求される。田中以外にも、新潟の鈴木監督は「外国籍選手がいない分、戦い方が変わるかもしれないが、力が落ちるわけではない」と警戒感を強める。DF闘莉王も故障が回復し、セットプレーには厚みがある。MF三都主のスピードは、新潟が課題としているサイドの守備への脅威になる。

両チームとも、ストライカーの復帰を生かせるかがカギ。そのためにも守備での不用意なミスを防ぎ、攻撃のリズムをつかみたい。

以上

2006.07.18 Reported by 斎藤慎一郎
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