7月22日(土)J1 第14節 F東京 vs 鹿島(18:00KICK OFF/松本)
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例年をはるかに超える大雨に見舞われている長野・松本で開催されるJ1第14節のF東京対鹿島戦。明日22日は晴れ時々曇りという予報で、選手もサポーターもひと安心といえるだろう。J1再開ダッシュに失敗している両者としては、この一戦を何とかモノにしたいところ。前節の福岡戦はシュート7本で無得点に終わったF東京。今回はより積極的な攻めを前面に押し出したい。
ドイツワールドカップを挟んで19日に再開されたJ1。第13節を終わった段階ではF東京が5勝5敗3分の勝ち点18で10位、鹿島が7勝5敗1分の勝ち点22で6位。両者とも勝ち点30の首位・川崎の背中が遠い状況だ。F東京にしてみれば上位進出のきっかけをつかみたいし、鹿島は5月3日の大分トリニータ戦からの連敗を断ち切りたい。両チームにとってこの一戦は非常に重要なのだ。
福岡から直接松本入りし、現地で調整しているF東京。前節は3−5−2の新布陣で戦った。右ひざ前十字じん帯損傷で長期離脱を強いられた石川が10ヶ月ぶりの復帰を果たすという明るい材料もあったが、結果的にはスコアレスドロー。ガーロ監督も「左サイドから崩されることが多かった。守備陣のポジショニングやマークを修正しなければならない」と厳しい表情を見せたという。
この夏から発足するとみられるオシム氏率いる日本代表の中心になることが予想される、今野や徳永らを擁するF東京が、いつまでも中位をウロウロしているのはいただけない。鹿島戦では攻守両面でメリハリをつけ、3試合ぶりの勝利を飾りたい。
鹿島戦に挑むに当たっては、指揮官も指摘しているように、まず守備の修正から入らなければならない。増嶋、ジャーン、茂庭からなる3バックは福岡戦でやや安定感を欠いた。原博実監督時代から4バックをベースに戦ってきた彼らだけに、いきなりの布陣変更にまだ戸惑いがあるのかもしれない。彼らをサポートする右サイドの徳永、左サイドの鈴木、ボランチの今野と梶山らとの連携も改善の余地がある。中2日という厳しい日程だが、その課題をどこまで改善できるか。指揮官の手腕に期待が集まる。
攻撃の方も、FWに石川と馬場、トップ下にルーカスが入るというかつてない形をとったが、福岡戦では結果が出なかった。ルーカスがシュート4本を放ったのはいいが、石川も馬場も1本ずつとFWにしては少なすぎる。より積極的にシュートを打ちに行く意識を持ちたい。石川らがマークをひきつけ、ルーカスに飛び出させるなど工夫もほしい。そうしなければ高さと強さを持つ鹿島守備陣をこじあけるのは難しいだろう。
模索を続けるF東京同様、鹿島も苦境に立たされている。新外国籍選手のファビオ・サントスを2列目に先発起用して、前節の川崎フロンターレ戦に挑んだアウトゥオリ監督だったが、フェルナンドの退場で全ての歯車が狂った。終わってみれば4失点。かつての常勝軍団が3連敗という屈辱を味わっている。
今回もフェルナンドが出場停止。このポジションに誰を使うかは指揮官も悩ましいだろう。今季前半戦のように増田を使うか、守備のスペシャリスト・本田を起用するか、それとも小笠原を下げて2列目に本山を置くか…といくつかの可能性が考えられる。とはいえ、今季の鹿島は守りきって勝つことはできないチーム。「より積極的に攻めて勝ちに行きたい」とアウトゥオリ監督も考えるのではないか。となれば、第3の案が有力だろう。攻撃的な選手である小笠原を青木や左サイドの新井場がどこまで守備面でサポートできるか。逆にF東京にしてみれば、この穴を徹底して突くことが突破口になりそうだ。
鹿島の攻撃のキーマンは、やはり小笠原であり、点取屋のアレックス・ミネイロだ。川崎F戦でも小笠原のパス出しから1点が生まれているし、ポストに当たるFKもあった。そしてアレックス・ミネイロも2得点をマークしている。彼らの調子そのものは悪くない。F東京は、2人をフリーにしたら痛い目に遭うということを肝に銘じながら戦う必要があるだろう。
今節の予想スタメンは、F東京はGK土肥、DF増嶋、ジャーン、茂庭、右サイド・徳永、左サイド・鈴木、ボランチ・今野、梶山、トップ下・ルーカス、FW石川、馬場の3−5−2か。対する鹿島はGK曽ケ端、DF内田、岩政、大岩、新井場、ボランチ・青木、小笠原、2列目・本山、ファビオ・サントス、FWや柳沢、アレックス・ミネイロの4−4−2と見られる。
今後の大雨の行方次第では、東京から松本へ入る交通機関に影響が出る可能性もある。すでに中央高速道路は諏訪IC〜塩尻IC間が通行止めになっている。高速バスや車などを利用する予定の方は交通情報を随時、チェックする必要がありそうだ。鉄道もダイヤの乱れが考えられる。明日はできるだけ早めの移動を心がけたい。
以上
2006.07.21 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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