●AFC女子アジアカップ オーストラリア2006
2006年7月23日(日)14:00/Hindmarsh Stadium
なでしこジャパン vs 中国女子代表
----------
暑い夏を迎えている日本とは逆に、寒い冬をむかえているオーストラリア。その南に位置するアデレードで、なでしこジャパンが来年開催されるワールドカップ行きをかけて戦いを繰り広げている。
AFC女子アジアカップオーストラリア2006、グループリーグの2戦を終え、既に決勝トーナメント進出を決めた日本。第1戦はベトナムに5−0で勝利、前半は硬さが見えたものの終了間際に先制、後半に4点を追加して5−0の勝利でスタートを切った。続いて中一日で行われた第2戦はチャイニーズ・タイペイに11−1と、その力の差を見せつけた。圧勝した第2戦は、ともに日テレ・ベレーザで戦う永里と大野のツートップから先制点が生まれ「早い時間に点が入ったことで、リラックスして試合にのぞめた」と大橋監督。「こんなに(点が)とれるとは思わなかった」と、5ゴールをあげた永里も笑顔を見せる。そして23日、再び中1日でむかえるグループリーグ最終戦、対戦するのは同じく既に決勝トーナメント進出を決定している中国、グループリーグ1位をかけての戦いだ。
中国戦を翌日に控えたなでしこジャパンは22日、午前10時から練習を行った。チャイニーズ・タイペイ戦を終えた翌日とあり、主にリカバリーのメニューを行った組と、ミニゲーム、シュート練習などを行った組にわかれた。ただし、最初の5分ほど、大橋監督が選手を全員集めて、中国戦に向けてDFの仕方など詳細説明し、それに基づきひとつのポジションにそれぞれ1〜2人を置く形で全員をポジションにつかせて、監督自らが相手の攻撃を想定したボールを出し、全体で守備の確認。「こうきた場合はこう動いて、こういう止め方をしろ」といったような詳細を指示、全体での守備の仕方や、動き出しの確認が行われた。「中1日のスケジュールで試合をしていますので、トレーニングの中で次の試合の戦いの戦術確認をする時間もあまりないので、映像等では確認できない部分で、どういった動きをしていくかというところを確認しました」と、大橋監督。およそ1時間半で午前の練習を終え、午後は休養、夕方のミーティングで中国戦に備えた選手たち。大橋監督とコーチ陣は、準決勝の対戦相手となる可能性の高い北朝鮮vsオーストラリア(19時キックオフ)の試合を視察した。
さて一方、対戦相手の中国だが、ここまで日本と同じく2勝で決勝トーナメント進出を決めている。しかし、チャイニーズ・タイペイ戦、ベトナム戦、ともに2−0というスコアで勝利、なでしこジャパンがそれぞれに大量得点を挙げたのに比べてみると、これまでアジアの頂点にいた中国とは少し様子が違うようだ。昨年行われた東アジアサッカー大会も同様だったが、世代交代の途中という感が否めない。しかし、「日本の選手にはないパワーとか高さ、身体能力というところも含めて、一人ひとりが日本の選手よりもフィジカル的には勝っているなという風には思いました」と大橋監督が語るように、フィジカルの強さを持つ中国の選手とのゴール前での1対1には、かなり注意が必要だろう。4−4−2のシステムでサイドを起点としてくる中国に対し、いかにその攻撃の芽を早い段階でつんでいくかがポイントとなる。
「準決勝が非常に大切なゲームになってくると思うので、そのひとつ前のゲームということで若干試したい選手もいますが、勝利を目指してやりたいと思います」と語る大橋監督。中国戦ではまずは、『勝利してグループリーグトップで通過』、更には『ワールドカップ行きがかかる準決勝にむけての確認』といったことも大切になってくるだろう。
ここまでグループリーグで4得点をあげてきた澤は、「中国戦に勝って1位通過で決勝トーナメントに進みたい。優勝したいっていう気持ちが強くなってきたけど、まずは目の前の試合に1試合1試合集中してのぞみたい」とし、かつて1度しか勝ったことのない中国が相手とあり「まだ1回しか勝っていないけど、チャンスがあれば勝てると思う」と目を輝かせた。「中国に対しての勝利」ということを自信につなげ、ワールドカップ行きがかかる準決勝にむけてはずみをつけたいところだ。
いよいよ、ここからが本番ともいえる「なでしこジャパン」の戦いに期待をしたい。
以上
2006.07.22 Reported by 日々野真理
----------
★AFC女子アジアカップ オーストラリア2006
【グループ分け】
グループA:中国、日本、ベトナム、チャイニーズ・タイペイ
グループB:朝鮮民主主義人民共和国、韓国、オーストラリア、タイ、ミャンマー
【グループA 順位表】
1位:日本(2勝)
2位:中国(2勝)
3位:チャイニーズ・タイペイ(2敗)
4位:ベトナム(2敗)
【なでしこジャパン 今後の試合スケジュール】
7月23日(日)14:00 vs中国
7月27日(木)16:00 Aグループ 1位 対 Bグループ2位
19:00 Bグループ 1位 対 Aグループ2位
7月30日(日)12:00 3/4位決定戦
15:00 決勝戦
※会場:Hindmarsh Stadium
J’s GOALニュース
一覧へ【AFC女子アジアカップ オーストラリア2006:なでしこジャパンvs中国女子代表プレビュー】グループリーグ最終戦。かつて1度しか勝利したことがない中国相手とはいえ、勝利で1位通過を狙いたい。(06.07.23)















