7月26日(水) 2006 J1リーグ戦 第15節
川崎F 3 - 2 G大阪 (19:05/等々力/20,425人)
得点者:'25 遠藤保仁(G大阪)、'47 箕輪義信(川崎F)、'54 ジュニーニョ(川崎F)、'59 家長昭博(G大阪)、'77 マギヌン(川崎F)
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首位攻防戦を終えた記者会見場ということもあり、いつもと変わらぬ鋭い眼差しの関塚監督が苦笑する。記者からは「修羅場3という企画」についての質問が出ていた。
「ぼく自身は修羅場月間(4連戦の7月)だと思って自分の中では戦っていました」と受け答えすると、「力をつけている」次節大分戦について言及する事を忘れなかったが、それにしても強豪チームとの3連戦を2勝1敗で乗り切った安堵感がその笑顔からにじみ出ていた。
試合は圧倒的なガンバ大阪ペースでスタートする。分厚いブロックを作ったG大阪の選手たちが、川崎フロンターレゴール前で華麗なボール回しを見せる。どちらが先かを論じるのは難しいが「連戦の中で運動量的にきついところがあった」(谷口博之)川崎Fはトップ3人を残し全体的に押し込まれ、それと同時にG大阪が押し込むという構図で試合は進んだ。
前半25分に遠藤保仁がゴール前のフリーキックを直接ねじ込む。圧倒的なG大阪ペースに先制点。試合が雪崩現象を起こし、ワンサイドゲームになったとしてもそれは不思議ではなかった。スタジアムを訪れた全ての人が、G大阪の追加点を想像した。しかしここで川崎Fが踏みとどまる。
関塚監督はハーフタイムに「中盤の所のマークを意識していこう」(谷口)と指示。中村憲剛は「後半は後ろが同数でもいいから前から行く形に変えて、気持ちも後半の頭から入りました」と後半を振り返った。
後半立ち上がりの47分。川崎Fは中村の蹴った直接FKがクロスバーを直撃。その跳ね返りを箕輪義信が押し込んで同点にすると、14節までで36得点をあげてきた川崎Fと34得点のG大阪の壮絶な打ち合いが始まる。
54分。ジュニーニョが自ら得たPKを決めて川崎Fが逆転に成功すると、G大阪も59分に家長昭博がパンチのある左足のシュートを叩き込み、同点に追いつく。
白熱する試合は65分を境に川崎Fに傾きはじめた。谷口のドリブル突破から左サイドのマルコンへパス。そのマルコンからのクロスを不完全燃焼を続けてきたマギヌンがヘディングシュートした。その能力が疑問視されつつあった新加入選手が、その真価を発揮させるきっかけとなるプレーだった。
左右に流れるマギヌンに次々とパスが通りチャンスメイクしていたかと思うと次の局面ではゴール前に姿を現す。そんなプレーが続いていた77分にそのマギヌンが来日初ゴールをねじ込んだ。前半までのプレーぶりが嘘のような決勝ゴールとなった。
負けたくないG大阪がここから猛攻を仕掛けたが、川崎F守備陣は最後まで崩れず。激しい打ち合いとなった試合は3-2で決着し、川崎Fが首位に返り咲いている。
以上
2006.7.27 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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