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【AFC女子アジアカップオーストラリア2006:なでしこジャパン vs オーストラリア女子代表レポート】「決戦」で勝利をあげられなかったなでしこジャパン。気持ちを切り替えて3位決定戦にのぞむ。(06.07.28)

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●AFC女子アジアカップオーストラリア2006 準決勝
7月27日(木)16:00(日本時間)/Hindmarsh Stadium
なでしこジャパン 0-2 オーストラリア女子代表

得点者:10' MUNOZ,Caitlin、45' PETERS,Joanne
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「正直、悔いの残る試合です」
試合後の記者の取材を受けるミックスゾーンで、澤は悔しい表情を見せた。その後ろを多くの選手が悔しそうに、下を向いて通り過ぎていく。「2−0の敗戦」・・・これが決戦の日に、なでしこジャパンに突きつけられた結果だった。

7月27日、いよいよ今大会で一番大切とされていた決戦の日がやってきた。AFC女子アジアカップオーストラリア2006準決勝、なでしこジャパンが地元オーストラリアと「FIFAワールドカップ中国大会」出場権をかけて戦った。キックオフのおよそ1時間半前に会場に着いた選手たちは、両チームともひとりひとりがピッチの状態を入念にチェックした。その表情にはかなり緊張感が漂っていたように思える。それもそのはず、この試合で「決まる」からだ。

ここ数日の暖かさから比べるとかなり冷え込み、選手がアップを始める頃には曇り空からわずかに雨が落ちはめた。しかし、午後4時(日本時間)のキックオフ時には一転、空は晴れ渡り、夕日がまぶしいほどになっていた。いよいよキックオフ。日本は、GK福元、DF右から安藤、磯崎、下小鶴、矢野、MFは中岡のワンボランチ、右に宮間、左に柳田、トップ下に澤、そしてFWには永里と大野のツートップ。一方のオーストラリアは予想されていた4−3−3とは違い、4人のDFに、澤に4番のALAGICHがマンマークにつく。怪我で出場が危ぶまれていたFWの12番のGILLはベンチスタート、その右足にはテーピングが巻かれていた。オーストラリアはFWに16番のMUNOZと8番のWALSHが並ぶ。2列目の10番PETERSと14番のMCCALLUMは、流動的にそのポジショニングを代えていく。

オーストラリアの守備が組織的になっていることは、この大会を通してはっきりとしていたが、チームとしての変貌ぶりは想像以上だった。常に、ゴール前には十分な人数がそろい、攻撃となると、スピードのある攻めで日本ゴールを脅かす。全体がしっかりと規律を持った動きをするという印象だ。日本の2失点は、いずれもCKから。10分、CKからゴール前で混戦となり、15番SHIPARDがミドルシュートを放つと、それが16番MUNOZにあたり、コースがかわりそのままゴールへ、「反応できなかった」(磯崎)。そして、追加点は前半終了間際の45分、CKからいったんはGK福元が防いだかに見えたがファンブル、こぼれ球が15番SHIPARDにわたり、右に出したボールを10番PETERSが右足でゴール右隅に決める。「オーストラリアのセットプレーについては警戒して練習もしてきたのですが、残念です」と大橋監督。

2点のビハインドで前半を折り返したなでしこジャパン。後半に入り、大橋監督は、宮間に代えて阪口を、中岡に代えて酒井を投入。3−5−2に変更した。早い時間にどうしても1点とってなんとか追い上げたいが実らず、後半30分には、安藤に代えて大谷を投入。両サイドはかなり高い位置にポジションをとり、4枚が前線に並ぶような形になり攻撃をしかけるもオーストラリアの固い守備を破ることは出来ず、試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

いち早くワールドカップ行きを決めたオーストラリアの歓喜の輪を前に永里と大野はこみ上げる涙をこらえることが出来なかった。そして、「100パーセントの力が出せなかった」と澤。この状況に、自分たちがどうチームをまとめていくか、澤、酒井、磯崎は試合後に話し合ったという。「気持ちをうまく切りかえさせるムードにしないと」とキャプテンの磯崎。「気持ちを切り替えて次にのぞみたい」と大橋監督。「気持ちを切り替える」・・・まずは残された2日間で、何より一番大事なことだろう。

続いて行われた準決勝の2試合目、北朝鮮vs中国は1−0で中国の勝利となり、(中国を除いた上位2チームがこの大会で、ワールドカップ出場を決めることとなるため)なでしこジャパンはワールドカップ進出をかけて、北朝鮮と戦うこととなった。中国vs北朝鮮を観戦した大橋監督は「北朝鮮とはいずれ戦うつもりだったし、その準備はしています」と語り、どこかほっとした表情を見せてスタジアムを後にした。日本はオーストラリアとの試合で「決める」ことは出来なかったが、次の試合にのぞみをつなぐこととなった。
決戦の日は、3日後、30日に持ち越された。

以上

2006.07.27 Reported by 日々野真理

【なでしこジャパン 今後の試合スケジュール】
7月30日(日)12:00 3/4位決定戦 なでしこジャパン vs 朝鮮民主主義人民共和国
※会場:Hindmarsh Stadium
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