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【J2:第31節 徳島 vs 横浜FC レポート】横浜FCが挙げた開始早々の2ゴールで勝負あり。徳島は連敗脱出への覇気が感じられず、泥沼の7連敗。(06.07.30)

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7月29日(土) 2006 J2リーグ戦 第31節
徳島 0 - 2 横浜FC (19:04/鳴門/6,154人)
得点者:'11 城彰二(横浜FC)、'13 アレモン(横浜FC)
−ダイジェスト映像は【こちら】
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前半開始からわずかの時間でこの一戦の勝負は決まってしまったと言っていいだろう。鉄壁の守備を誇る横浜FC相手に早々2点のリードを許せば、爆発的な攻撃力があるとは言えない徳島にとってそれをひっくり返すことは至難の業。そして…やはり残念ながら徳島はそれを現実のものとすることはできなかった。

立ち上がりから徳島には何か集中しきれていないような雰囲気が漂っていた。そして、それはいきなりプレーにも表れてしまい、横浜FC・アレモンにフリーでシュートを許すなど早くからヒヤリとする場面を招く。連敗中であることが負の意識を生むのか、選手たちには迷いと、おそらくそこから来ている連係プレーのちぐはぐさが明らかに見て取れた。

すると、その徳島の様子を見透かしたかのように横浜FCが積極性を増して仕掛ける。まず11分、右サイドからのセンタリングを逆サイドに詰めていた城がしっかりと押し込んだ。そして続く13分には、自陣深い所で奪ったボールを一気に前線へフィード。抜け出たアレモンが徳島GK・高橋と1対1になり落ち着いてゴールへと流し込んだ。
横浜FCのたたみ掛ける見事な連続ゴール。徳島は気持ちを立て直す時間さえ与えてもらえず、開始からわずか13分で2点のリードを与えてしまった。

ただ、いずれのシーンも、徳島の守備に大きな問題があったことは見過ごせない。
1点目は、簡単にセンタリングを上げさせてしまっただけでなく、中央のディフェンス陣も全員がボールウォッチャーになってしまっていた。それによって、逆サイドへ回りこんだ城を誰も捕まえられずに失点。
また2点目には、アレモンのマークに付いていたDF天羽の、長い縦パスへの対応にマズさが見られた。インターセプトを狙ってアレモンの前に入り込もうとしたのは分かるが、ゴールまでの距離、さらには自分の後ろにカバーリングがいないことを考えれば別の対処方法を選択すべきだったはず。ボールこそキープされても、そこで粘り強く時間をかせぎ、味方の帰陣を待つことが先決であったように思われる。
しかし、これも6連敗中という意識がもたらす影響なのだろうか。失点シーンをはじめ、それ以外でも、徳島にはたびたびプレーの判断に狂いが生じていた。連敗というプレッシャーが、落ち着いたプレーと冷静な判断までもを選手から奪っているのだろう。

加えて、徳島には攻撃においての工夫も全くといっていいほど見られなかった。チャンスらしいチャンスを一度として作れなかった前半に比べ後半は時折惜しい場面を作ったが、それでも組み立ての最後はサイドからのクロスボールに終始。その結果、ゴール前で待ち受ける横浜FCの強固なディフェンスラインにことごとく跳ね返されてしまった。
攻撃のアクセントとなっていたジョルジーニョを出場停止で欠いたことは痛かったが、それでもピッチ上の選手たちには打開策を見つけるべくあらゆる手段にトライしてもらいたかった。

今節の敗戦でとうとう7連敗となってしまった徳島。次節また連敗脱出を懸けて戦うことになる。
しかし、敢えて今厳しい言い方をさせてもらうなら、チーム全員が何よりもっと覇気を持って戦わなければ次節もこの泥沼を抜け出すことはできないだろう。

以上

2006.07.29 Reported by 松下英樹
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