●A3チャンピオンズカップ2006
8月2日（水）19：35／国立／11,066人
蔚山現代 2−3 千葉

得点者：21' 中島浩司、24' チェサンク、42' イチョンス、43' 巻誠一郎、44' 羽生直剛
----------

●キム　ジュンナム監督(蔚山現代）：
「まず、千葉のすごくいいプレーを見ることができました。ＭＦの試合運びもすごくよかったと思います。前半は失点して戸惑ったりもしましたが、すぐにリズムを取り戻して、２つのゴールを入れて、一時はリードすることができました。前半の最後に集中力が欠けてしまって、守備のミスなどが原因で２つのゴールを許してしまいました。とても難しい試合だったと思います。後半の機動力で集中すれば、その失点を挽回することができると思いましたが、千葉のほうがもっといい試合をしていたので、このような結果になってしまいました。前半のＭＦの間隔も失点の原因ではないかと思います。そして、付け加えれば、うちのＧＫの調子が後半になってきてから徐々に上がってきたのではないかなと思いました」

Ｑ：蔚山現代が前半で３失点してしまうというのは前例がないようなことだと思うが、昨年よりも守備力に欠けている点があるのではないか。千葉のほうがいい試合を見せてくれたとのことだが、蔚山現代の守備のミスが起こって、このような結果になってしまったのは、今大会に向けての準備不足なのか、それとも単なる守備の
問題なのか？

「チームには選手の入れ替えがあるが、もちろんいい選手をチームに入れることができればいちばんいいが、そうではない場合も時々はあります。今シーズンの序盤からＭＦの選手の問題がずっとつきまとっていましたが、今はだんだんよくなっていると思います。今日は１６番の選手（イ　サンホ）と３番の選手（パク　ビョン
ギュ）ですが、負傷のために長い間休んでいました。最近になってから試合に出場することができたのですが、そういう点もうちが抱えている問題ではないかと思います。このような部分は試合を重ねて経験を積んでいけば、だんだんよくなっていくのではないかと思います。今日の試合はいい試合をしてくれたと思いますし、もっと努力を重ねていけば、だんだんいい結果になると思います」

Ｑ：前半はイ　チョンス選手、チェ　サンク選手、イ　ジョンミン選手のサイドでの動きがよかったと思いますが、後半に入ってスタミナに問題があって、相手の選手についていけなかったところがあったのではないか。原因は過密日程で多くの試合をこなしていることで、体力面に影響が出たのではないかというか。それから、次の試合ではスタメンの選手の変更について教えていただきたい。

「今日の試合では選手たちが心理的にプレッシャーを感じていたと思います。すごくいい調子でも２点入れられてしまうと、また落ち込んでしまう部分もあると思います。そして、そのなかでチームを勝利を導くために力を発揮しなければいけないんですが、体力的な問題もあったのではないかと思います。選手たちはカップ戦の日程をこなしてきたので、若干の影響もあったのではないかと思います。でも、今日の試合はいいプレーを見せてくれたと思います。今日の試合のいい経験を通じて、成長することができればいいと思います」

Ｑ：昨年、Ｋリーグで優勝することができたことは監督もマシャド選手の貢献がすごく大きいとおっしゃっていた。今年の前半からのマシャド選手の不振が試合の結果につながってしまっているといえると思う。マシャド選手の回復についてはどう思っているか。

「最近、マシャド選手は調子がよくなくて、ＰＫを２回失敗するなどして、まったくゴールが取れない時期に入ってしまっているが、このような難しい状況のなかでも努力を惜しまず、トレーニングを積んでいることが、ゴールを取ることができる決定力につながっていくと思います。私たちもマシャド選手によくなると励ましているところです」

以上