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【A3チャンピオンズカップ2006:蔚山現代 vs G大阪 レポート】ガンバ大阪が、まさかの大敗。(06.08.06)

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●A3チャンピオンズカップ2006
8月5日(土)17:00/国立/13,688人
蔚山現代 6−0 G大阪

得点者:24' キムヨンサム、34' レアンドロ、46' イ チョンス、74' イ チョンス、82' レアンドロ、84' イ チョンス
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 まさに、完敗だった。
 試合後、西野監督は「コメントが見つからない。選手にとってもショッキングだったと思う」と半ば呆然とした表情で試合と振り返り、6点を放り込まれたG大阪最後の砦、GK藤ケ谷は「結果が全て」だと声を絞り出した。

 「0−6というスコアほどの力の差は感じなかった。ただ試合の入り方、ゲームの展開は全くガンバの流れではなかったと思う」・・・西野監督の言葉にあるように、前半を見る限りは力の差はなかったといえるだろう。立ち上がりから落ち着いて試合に入り、ペースを握っていた時間帯も実際にあった。ただ、点が奪えない。18分、左サイドMF家長のクロスにあわせたFWマグノ アウベスのヘディングシュートは枠をとらえられず。23分、FW前田のシュートがバーを叩く。蔚山現代のMFキム・ヨンサムが挙げた先制点はその直後の24分のことだった。それでも前半は五分の戦いを続けていたと言える。もちろん、今ひとつ相手の堅守を崩しきれず、点を奪いきれない時間帯が続いたG大阪に対し、蔚山現代は効果的なカウンター攻撃を仕掛ける中、FWレアンドロがMFイ・サンホのクロスに頭であわせて0−2にしたという部分で、スコアに差は出たが、内容には大差はなく、選手にも当然、「まだ取り返せる」という思いがあったはずだ。40分にはMF橋本が左肩を負傷したためMF明神と交代するというアクシデントにも見舞われたものの、42分にMF家長に代えてFW播戸を投入したのも、西野監督の点を取りにいけというメッセージだったと言える。

 だが、後半立ち上がりから、試合は思わぬ方向へと動いていく。そのきっかけは、前半は体調悪もあって、ベンチスタートとなっていた蔚山現代のMFイ・チョンスがピッチに立ったこと。
 彼が前線に加わったことで、蔚山現代のカウンター攻撃はより迫力を増していく。縦へ速いパスが通ると、それを受けたMFイ・チョンスがダイナミックにドリブルで仕掛けて前線をかき回し、時には相棒のFWレアンドロへスルーパスを、時には自らシュートを放ってG大阪ゴールを脅かす。しかも、46分にゴールを挙げて0-3、74分にFWレアンドロのパスを受けて更に2ゴール目を決め0-4と、時間の経過とともにスコアを増やしながら、だ。

 これに対しG大阪は目に見えて意気消沈していくばかり。「点を取らなければ」という焦りからか攻勢に出ようとはするものの、中盤でのミスが増えてボールを失い、カウンターを仕掛けられるという繰り返し。攻撃の組み立ても、ボールが足元に入るため、流動的なムービングサッカーは実現できず。両サイドも効果的に使えずに、苦し紛れに中に切れ込んでは簡単に蔚山現代DFに弾き返され、そこからまたカウンターを食らい・・・という悪循環。その間にも蔚山現代は82分にはMFイ・チョンスのアシストでFWレアンドロが決め、84分にはMFイ・チョンスがハットトリック達成となる3ゴール目を決めて0−6とスコアを伸ばし試合終了。過去には何度か『大敗』の歴史があるとはいえ、MF遠藤が「僕にとっては初めて」だと言ったことからも分かるように、近年のG大阪にはなかった、歴史的大敗を喫して、G大阪のA3第2戦が幕を閉じた。

 それにしても心配なのは、今季は『堅守』を誇っていた守備を崩壊され、自慢の『攻撃』が全く通用しなかったという現実。また「Jリーグにおいては、技術、戦術、体力的に見てもバランスよく戦えていると感じていた(西野監督)」はずのものが、アジアのチームを相手には通用しなかったこと。そして、何より、その2つが選手たちの胸にスコア以上に、どんなダメージを落としたのか、ということ。

 『完敗』・・・突きつけられた現実をどう乗り越えていくのか。「スコア以上の差は感じられなかった(西野監督)」にも関わらず、なぜ、それほどまでの差がついてしまったのか。今のG大阪にとって、その答えに真っ向から向き合うことが、次の戦いへの最大の武器になる。

以上

2006.08.05 Reported by 高村 美砂
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