●A3チャンピオンズカップ2006
8月5日（土）19：30／国立／17,052人
千葉 2−2 大連実徳

得点者：30'　ゾォジエ、53'　阿部勇樹、57'　シュウティン、65'　巻誠一郎
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●阿部勇樹選手（千葉）：

「（ＰＫの場面は）もともと左側にボールを蹴ろうと思っていたんですが、相手のＧＫがそっちに動いてきたので、ぎりぎりのところで最初に考えていたよりも高めに蹴りました。でも、ＰＫ（の得点は）おまけみたいなものだと思います」

Ｑ：ハーフタイムには監督から厳しい指示もあったようだが？
「ボールを奪っても横、横というパスが多かったので、そう言われたのかもしれない。でも、監督に言われる前に自分たちで気づいて修正していかないといけない。相手の選手が大きくて強いといっても、体の強さを生かしたプレーをしてきてばかりではなかったので、うちはもっと戦い方を効率的にやるべきだった。後半の失点は相手に退場者が出ていて、うちのほうが１人多い状況だったので、あそこで失点してはいけなかったと思う。前がかりになっていたというのもあるけど、やってはいけないことだった」

Ｑ：今日は積極的にペナルティエリア内へ飛び出す羽生選手と佐藤選手がスタメンではなくて、工藤選手は彼らとは違うタイプなので、前半はそういうプレーがチームとしては少なかったようだが？
「工藤には工藤のよさがあるので、それをもっと引き出してあげればいいことだと思う。今日はサイドに広がっていて真ん中が空いていることが多かったので、逆にそこを使う攻撃もすべきだった」

●巻誠一郎選手（千葉）：

「相手はフィジカルが強いので、厳しい試合になることはわかっていた。ベンチで試合を見る時はいつも自分が出た時のことをイメージしているけれど、今日の相手はＤＦとＭＦの間が空いているように見えたので、僕はなるべく前のほうにいて中盤の選手に飛び出してきてもらって攻めることを意識してやりました。そのほうがチームの攻撃としては生きると思ったので。
（得点の場面は）ボールのトラップがいいところに行ったし、ＧＫの位置も見えて落ち着いてシュートできました。ただ、この１本はしっかりとした形で得点として決められたけど、その他の場面ではしっかりと決めることができなかった。特に３−２に勝ち越せる場面でシュートを決められなかったことは反省しています」

●岡本昌弘選手（千葉）：

「スタメンは今日、ホテルで監督から正式に聞きました。相手は大きい選手が多いので、クロスボールが入ってくる場面でしっかり対処して、みんなを助けられたらいいなと思っていました。普段どおり、守備陣と話しながらやることを意識していたけど、前半はやっぱり緊張していました。でも、試合をやっているうちにプレッシャーにも慣れました。でも、今日の失点は僕のせいです。連係面で課題が残りました」

Ｑ：月並みだが、自分のプレーを100点満点で評価すると？
「試合は引き分けだったので50点。試合に勝って、失点がゼロだったら100点です。やっぱり失点にはこだわっていきたいので」

Ｑ：巻選手がトラップした後、ＤＦにカットされたのでシュートまでいけなかったが、73分に巻選手を狙ったキックはとてもよかったが？
「巻さんを見たらフリーだったので狙いました」

●坂本將貴選手（千葉）：

「もっと前に飛び出していくプレーも必要だっただろうけど、それよりももっとダイレクトプレーが少なかった。一回、マリオ（・ハース）がファウルで相手に倒された場面はそういうダイレクトプレーができたんだけど…。相手は人に対しては強いかもしれないけど、Ｊリーグのチームのほうが動きは速いし、こまめに動いてくる。それを考えたら、やっぱりもう一工夫して攻めないといけなかったと思います。特に、前半は相手のＧＫと１対１になるような場面もあまり作れていなかった。失点はみんなミスからのカウンターで、パスミスはこのところの試合では多くなっていて課題としていたところだったので、とてももったいなかったですね」

●工藤浩平選手（千葉）：

「いつもどおりのサッカーをするようにということで、自分もそれを意識してやりました。ただ、チームとしてはリスタートがいつもよりも遅かったりして、もう少し落ち着いてやれればよかったと思います。暑さの問題もあったと思いますが…。相手は大きいけど、逆に中盤で速いパスを回すようにできればよかった。個人的には前線でタメを作って攻めるようにしたり、速攻ができる時はそうしたり、緩急をつけたかったんですが。失点に関してはそんなに相手に崩されたというわけではなかったので、もったいなかったと思います」

以上