8月20日（日） 2006 J1リーグ戦 第18節
広島 0 - 1 大分　（18:05／広島ビ／10,145人）
得点者：'16 松橋章太（大分）
----------

●シャムスカ監督（大分）：

「今日のゲームは、広島が再生をかけて、意気込みを持って闘ってくることはわかっていた。最初から大変なゲームになる、と予感していた。広島は素晴らしい選手がそろっているし、これからどんどん順位をあげていく可能性を持った危険なチームだ。特に、Jリーグでももっとも素晴らしい2トップがいる。そういう相手に、ウチの選手たちは本当に頑張って、勝利のためにやってくれた。
技術的には、決してほめられたゲームとは言えない。しかし、ファイティング・スピリットのあるグループだ、ということは証明できた。後半は、一人少ない状態でスタートした。そのスコアを維持することが大変なゲームだったわけだから。
あと、この場をかりて、選手に力を与えてくれたサポーターに感謝したい」

Q：頭を使ってプレーしろ、とハーフタイムに言われていたが、その意味は？
「後半は一人足りない状況だった。そこで焦って前に出て行ってはいけない。焦らず、コミュニケーションをとりながら、やっていく必要がある。11対11の状況であれば、速いカウンターも決まるが、そうではない状況だった。そこで、例えばFWは前線でキープするなど、選手全員がアタマを使ってプレーしないといけない」

Q：広島の2トップに対する対策は?
「ウェズレイは中盤でポジションを引いてスペースをあけてくる。佐藤寿は、斜めに走る動きが危険。そこの対応をするのが三木だったのだが、彼は前半の終わりに退場してしまった。ただ、大切なのは、状況を把握して、それに向かって対応することだ。
彼らへの対策は、ほとんどできたと言っていい。しかし、それでもなお、彼らは危険だった。チャンスをいくつもつくってきた」

Q：松橋の評価は。
「去年よりも成長している。彼は今、乗っている。ゴール前でも落ち着きが出てきたし、彼は自信を持つためのトレーニングをやっている。斜めの動きもあるし、スピードもある。
ただ、後半は彼と梅崎を代えないといけなかった。彼らは、攻撃と守備、二つの役割をこなすために運動量を一段と増やさないといけなかった。だから、ハーフタイムの時には、彼らをどこかで交代させないといけない、と決めていた」

以上