8月23日(水)J2 第35節 愛媛 vs 湘南(19:00KICK OFF/愛媛陸)
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J初の連勝を飾り、勢いを持って神戸に乗り込んだ前節の愛媛。しかし、望月監督が「野球で言えば、高校野球とプロ野球の差があった」と試合後に振り返ったように、その試合内容は完敗。「組織的な攻撃では神戸の方が1枚上で、後半は圧倒された」と語ったのはDF金守。神戸と対戦するまでは4試合負けなしだった愛媛とはいえ、チームの総合力ではまだまだ上位と差があることを実感したゲームとなった。
しかしその神戸戦を前向きにとらえれば、全く勝機が見出せなかったゲームでもなかった。前半には神戸のミスを突き、FW江後の突破やカウンターからのサイド攻撃など愛媛のサッカーが見られる時間帯もあった。上位陣に対しても、効果的な攻撃を仕掛ける回数や精度が上がっていることはこの試合でも確かに感じられた。
ただ、やはり問題は後半の試合展開。メンバー交代に対応できずに押し込まれ、ボールを奪っても前線でタメをつくれないバタバタした展開を繰り返してしまった。神戸戦以前に負け無しで切り抜けた4試合では、苦しい時間帯を耐え抜いて粘り強く追いつき、勝ち越す試合運びもできていた。第3クールに入って調子を上げ、結果を出せるようになってきた愛媛だけに、この湘南戦でそのサッカーを再現できればチームとして更に成長を遂げることができるはず。「この試合で勝って、勝点で湘南に近づきたい」とMFの井上が意気込むように、順位の面でも中位をうかがうには重要な試合だ。
逆に湘南にとっては、前節に続いて敗れるようなこととなればせっかく上向きのチーム状況に水を差しかねない。仮に愛媛に敗れるようなことがあれば、いよいよ下位グループに引きずり込まれてしまう。そうならないためにも、アウェイとはいえ受け身にならない戦いができるかどうかがポイントになるだろう。快勝を収めた札幌戦、東京V戦のように前線からしっかりボールを追いかけて試合の主導権を握ることができるか。ホーム愛媛の勢いに飲まれるようなことがあれば、前回の対戦のような結果(第20節、1対3の敗戦)が繰り返されるかもしれない。
湘南、愛媛とも調子を上げながら前節はつまずき、今節は仕切りなおしとなる大事な一戦。ただ、ホームの愛媛にも頭の痛い問題がある。「神戸対策ができていれば・・・」と前節を振り返った望月監督のコメントにも表れていたが、それは練習環境のことだ。現在、愛媛では全国中学総体が開催中。このためホームグラウンドがあり、通常の練習で利用している愛媛県総合運動公園が先週は1回しか使えなかった。今週に入ってもその状況は変わらず、今回は大事な前日練習も試合会場のピッチで行うことができなかった。
このように、J初シーズンの愛媛にとってはピッチの外でも思い通りにいかないことは多い。しかし、それでもスタジアムに駆けつけてくれるサポーターのためにできることはひとつ。それは、試合で結果を出し続けることだけ。そして、愛媛でプロサッカーの歴史をつくるために、戦い続けるだけだ。
以上
2006.08.22 Reported by 近藤 義博
J’s GOALニュース
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