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【J1:第19節 F東京 vs 福岡 レポート】国立劇場を彩った「Mr.東京」の初ゴール、F東京がひとり少ない福岡を一蹴。(06.08.24)

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8月23日(水) 2006 J1リーグ戦 第19節
F東京 5 - 1 福岡 (19:04/国立/18,533人)
得点者:'35 藤山竜仁(F東京)、'52 オウンゴ−ル(福岡)、'64 赤嶺真吾(F東京)、'66 石川直宏(F東京)、'76 伊野波雅彦(F東京)、'89 阿部吉朗(F東京)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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 夏は終わらないとばかりに蒸し暑い日が続く東京だが、この日の国立競技場は多少の涼しさを感じさせる中キックオフを迎えた。両ゴール裏からはそんなことはお構いなしとばかりに試合前から熱い声援が飛んだが、過密日程により疲労が蓄積している選手にとっては、若干の恵みにはなったかもしれない。

 試合が開始して間もなく、ピッチ上で展開されるサッカーは両チームの現状を如実に示すものとなった。前節の千葉戦での逆転勝利により上昇気流に乗ったホームのF東京は、好調を維持する2トップのルーカス、赤嶺真吾を起点に、石川直宏、川口信男らが積極的な攻撃を見せて両サイドを制圧。さらに中央からも、試合を重ねるごとに安定感を増してきているベテランMF浅利悟という相棒を得たことで自由を享受した梶山陽平が、盛んにボールサイドに顔を出しチームにアクセントを与えていく。

 これに対し、福岡守備陣はF東京の選手たちを捕まえ切れず、序盤から苦しい展開に。試合後に川勝良一監督が「今のチームの状態でひとり退場者を出したことは選手に相当負担になった」と力なく語ったように、劣勢のなか22分には2枚目のイエローカードを提示された薮田光教が退場処分となり、結局これが試合を決定付けることとなった。また、攻撃面に目を移しても、カウンター時の攻守の切り替えに遅さが目立つなど、今の福岡はまさに少し前までF東京が歩んでいた道を進んでいるようだった。

 迎えた35分、この試合の主役となる男が念願のJ1初ゴールを記録する。JFLの東京ガス時代からF東京一筋でこの世界を生き抜いてきた藤山竜仁のシュートが、相手に当たりながらもゴールに吸い込まれると、F東京サポーターは「初ゴール! 初ゴール!」のコールでチーム最古参選手となる背番号8を祝福。その後も藤山がボールを持つたびに拍手が送られるなど、スタジアムの雰囲気は最高潮のまま、前半終了のホイッスルを迎えた。

 後半、F東京は「3−4−2」(川勝監督)とシステムを変更した福岡に対して守備面で混乱をきたしてしまい、U-21日本代表の中村北斗にその隙を突かれオウンゴールから同点に追い付かれてしまう。しかし、F東京の選手たちはこれにまったく動じるところを見せず、極めて冷静に守備を修正していく。そして、狡猾に相手のスタミナを徐々に削り取っていくF東京を前に、福岡の限界はすぐそこまで来ていた。

 64分の赤嶺の気迫溢れる2戦連発弾で口火を切ったF東京は、立て続けにこちらも2戦連発となる石川の豪快なシュートで追加点を挙げる。その後もセットプレーから、伊野波雅彦がJ1初ゴールを頭で決め、そして前節決勝弾を叩き込んだ阿部吉朗も鼻骨骨折をものともせずに豪快なヘッドで加点。ゴール後恒例の『東京ブギウギ』が次々と歌い上げられるなか、スタジアムはいつしか、ゴール裏も、バックスタンドも、メインスタンドも一体となった、えも言われぬ雰囲気に包まれていた。

 結局25分余りの間に4ゴールという爆発を見せ、倉又寿雄新監督のもと2試合で9得点を記録することとなったF東京。約5カ月ぶりのホーム戦勝利をサポーターにプレゼントすることに成功したチームにあって、特筆すべきは藤山、浅利、川口ら、ベテラン勢のがんばりだろう。『倉又再生工場』でポジションをつかむことになった藤山をはじめ、彼らが左サイドで形成するトライアングルは、右サイドで溌剌と躍動する石川、徳永悠平のコンビとはまた違った輝きを放っている。「まだ2連勝なので、あんまりまた皆のことをおだてないようにして下さい」と笑いながら語った川口の言葉にも、経験の重みを感じさせてくれた。

 また、会見後に記者から拍手を受けることとなった倉又監督の采配も、驚異的な当たりをみせている。今節途中出場させた伊野波雅彦(1ゴール)、阿部吉朗(1ゴール)、馬場憂太(1アシスト)がそれぞれ勝利に貢献。また、就任初戦となった千葉戦でも途中出場した小澤竜己がフィットしていないとみるや、わずか6分で交代させ、途中出場の阿部の劇的な逆転弾を演出してもみせた。ただ、今節は数的優位に恵まれたこともあり、次節の好調清水戦で倉又東京の真価が問われることになりそうだ。

 その一方で、福岡の川勝監督は苦境を抜け出すことはできなかった。退場者が出る不運があったことも事実だが、チームはついに未勝利記録を更新。試合後の会見でも、悔しさを滲ませながら苦しい胸の内を明かしていた。「サポーターにはいつも応援してもらっているので、それに応えられるように修正していきたいと思う」と自身が語ったように、故障者など厳しいチーム事情を乗り越え、次節ホームの千葉戦こそはサポーターに勝利をプレゼントしたいところだ。

以上

2006.08.24 Reported by 平松 順二(ISM)
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