8月26日(土)J2 第36節 神戸 vs 東京V(19:00KICK OFF/神戸ユ)
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第2クール終盤から第3クール序盤にかけ、上位陣がコンスタントに白星を挙げられていないこともあって争いは激化。首位・柏は勝ち点62、2、3位の神戸、横浜FCの勝ち点が60、4位仙台が勝ち点54で、5位の東京Vが勝ち点49。場合によっては1試合で順位が入れ替わる僅差の戦いが続いている。といってもまだまだ先は長く、バクスター監督も「今、順位は関係ない。今日明日の1、2位ではなく、シーズンの終わりの結果が大事。サムライが成果を追究してきたように、勝ち負けではなく、バトルの最後にどちらが立っているか。生きているか、だ」と全く意識していない様子。その言葉通り、今はただ、そのバトルの最後に生き残るための戦いを続けるのみだ。
さて、前節アウェイでの鳥栖戦では1−0で辛勝し、約2か月ぶりの3連勝を飾った神戸。苦しい試合になっても何とか白星に繋げていることが、現在上り調子にあるチームを支えている大きな要素だと考えれば、手堅く得た貴重な勝ち点3だったと言えるだろう。だが、一方で「前半攻めていた時間帯に点を取る事が出来ればもっと楽な展開になった(DF北本)」という反省も。それをもとに、また、東京Vのチームスタイルを考慮した上で「ヴェルディは攻撃はしっかりしているが守備に関してはもろさもある。しっかり先に点を取る事でゲームを楽に運びたい」とDF北本の言葉。今季、過去2度(第11節、第23節)の対戦と同じく先にゴールを得ることでゲームの主導権を握りたい。
その東京V戦は、神戸のMFホルヴィが出場停止に。同カードでの第1クールでは2つのゴールを叩き込み、第2クールでも1点目の相手のオウンゴールを誘うスルーパスを送り込むなど、効果的な働きを見せていたホルヴィだけに、欠場は残念だが『層の厚さ』にも考慮しながらチーム作りを進めてきた神戸に不安の色は伺えない。前節もボランチとして先発出場を果たし、「DFラインとの連携と両サイドが攻め上がった時のカバーをしっかりと行いながら攻守のバランスを取りたい。相手は中盤で繋いでくるという印象があるが、決定的なパスを送り込ませないようにしないと」と警戒を強めるMF丹羽をはじめ、先発が濃厚なMF田中らが、しっかりと役割に徹したパフォーマンスで攻守を支えてくれるだろう。
対する東京Vは、一時期、札幌や愛媛、湘南などから取りこぼす試合が続いて順位をさげていたが、前節の首位・柏戦では攻撃が爆発をみせ4−1と快勝。これにはラモス監督でさえも「首位を走る柏に、まさか4−1で勝てるとは思わなかった」と驚きを隠せなかったが、一方で「はじめから厳しい試合になるとは思っていたが、自信を持って戦えばこういう試合が出来る」と自信も。
メンバーの入れ替わりが頻繁なのは気になるものの、バクスター監督が「相手のプレーの基礎は変わらない。かなりの選手を中盤において、そこから走って攻める、あるいは、バックラインの近くにボールをおさめ、そこからの突破もある」と話すように、基本となるサッカーに変化は見られないだけに、その“スタイル”をいかに出させないかがポイントになるだろう。そのためには「脅威になりうるエリアに入らせるのを防ぎ、相手のプレッシャーがないスペースでいかに有効にプレーできるか(バクスター監督)」「東京Vの中盤での繋ぎをいかにおさえられるか(MF三浦)」がカギ。1stディフェンダーがしっかりとプレッシャーにいくことをさぼらず、ボールを奪ってからの素早い突破からゴールまで運ぶこと。その上で、前線を預かる選手たちが、チャンスを結果に繋げられるかに注目したい。
一昨日の24日にはバクスター監督が、家庭の事情により37節の横浜FC戦をもってスウェーデンに帰国することが発表された神戸。信念を持ったチーム作りを行い、コンスタントな結果を出せるようになった矢先のニュースだけに残念ではあるが、「プライベートなことなので話したくないこともあるだろうが、監督はそれを包み隠さず僕たちをファミリーだと思って話してくれた。その気持ちに応えたいし、正直不安もあるけれど、そこをチームワークで乗り切りたいと思う。最初はうまくいかない中で我慢して積み上げてきたものが今の神戸にはある。それは今後を戦っていく上でも十分なものだとも思う。だからこそ、それを崩さず、互いが確認し合いながら全員がしっかりとまとまってやっていく」とMF三浦キャプテン。その三浦を中心に、ようやく掴んだ手応えを大きな武器として、神戸は全員でこの荒波を乗りこえる決意だ。
以上
2006.08.25 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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