今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第20節 大宮 vs 川崎F レポート】真夏の夜の悪夢!大宮がJ1昇格以来最多失点の1−5で川崎Fに敗れる。(06.08.27)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月26日(土) 2006 J1リーグ戦 第20節
大宮 1 - 5 川崎F (18:03/熊谷陸/9,076人)
得点者:'10 中村憲剛(川崎F)、'34 マギヌン(川崎F)、'36 ジュニーニョ(川崎F)、'59 ジュニーニョ(川崎F)、'69 中村憲剛(川崎F)、'83 片岡洋介(大宮)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
----------

まるで、手のつけられない試合になってしまった。いつも通り立ち上がりの失点に気をつけながら慎重に立ち上がったはずだった。しかし、そのたち上がりの10分、自分たちのミスからの失点。立て直しかけた時間帯に再びミスから、そしてカウンターから失点が相次ぐ。終わってみれば5−1と三浦監督就任以来最多失点を川崎F相手に食らっての敗戦を喫した。

大宮は、センターバック一枚が欠けたことがここまで響くとは思わなかった。前節でほお骨などを骨折したセンターバック土屋のポジションに入ったのは片岡。前日の時点で「土屋の穴は痛いけど、いくつか選択肢はあるから」と話していた三浦監督。片岡は従来センターバックの選手ながら今季はボランチでの起用のみ。平岡という選択肢もあったが今季ボランチでの活躍めざましくポジションを確保している片岡をセンターバックに入れ、4-1-4-1の1ボランチには斉藤を、その前にはディビッドソン純マーカスと小林慶行を並べた。

この先発起用に対し、三浦監督は「自分の起用に他の選択肢があったかもしれない」と試合後の会見で淡々としたいつもの口調で、敢えて責任を問われた訳ではないが、自分から非を認めた。「このチームは組織で守っているように見えて土屋さんとトニーニョの能力で助けられている部分が多かった」と吉原。「まあ言っても仕方のないことだしそれはそれで前進しなきゃいけないんだけど」と言いながらも土屋の影響は小さくなかったということが結果として現れてしまった。
 
ただ、それだけが敗因ではない。7分、本人も悔やんだが吉原がフリーで得たシュートチャンスを外す。10分、相手中村のシュートは、体勢を崩された斉藤が味方へ預けようとしたボールを我那覇にかっさらわれたものから。先の横浜FM戦を見てもそうだが、先制さえさせなければ後半に勝負をかけられるという戦いを身につけている大宮にとっては痛い先制点を献上した。ここからしばらくは持ちこたえ、30分台、再びチャンスに恵まれる。前節シュートのなかった小林大のミドルシュートはGKの正面ながらファンブルを誘う勢いを持ったものだったし、直後吉原のシュートは第9節以来の先発となったディビッドソン純マーカスが中盤から通したスルーパスによるもの。しかし、そんな得点の兆しが見えかけるが、34分マギヌンに、36分は中村のスルーパスに抜け出したジュニーニョに決められ3−0に。前半だけで3−0と、厳しい後半を迎える。

後半、「一旦落ち着かせて」から試合を進めようという意図の下、斉藤に代え西村を投入。片岡を一枚あげ左サイドバックで先発した冨田をセンターに、西村を左サイドバックに入れる。そして落ち着きを見せ始めた58分、「攻撃的な交代を」と波戸を下げ森田を投入する。ここでは久永を右サイドバックに下げ、4-4-2に。森田と吉原の2トップを形成するも、その直後の59分、交代が行われたばかりの右サイドから、最後は中央をジュニーニョ一人に持ち込まれ決められる。「これで試合が決まった」と三浦監督が振り返った決定的な得点だった。その後大宮は久永に代え三上を投入。この試合の意図を、次戦への伏線を張ることに変更したかのような守備陣の交代を行い試合を終了へ向かわせる。その後は互いに1点ずつをとり最終的には5−1。完敗だった。

「実力の差」「うちはしっかり7位を目指さなくてはいけないチーム」「きっちり下位から星をひろわないと」など、と選手たちの口から出てくるコメントは逆に地に足ついたものに思えた。「やっぱりうちは守備のチームだから、まずはそこをきちんとしないと勝てない」と小林慶。「立ち上がりはずっとテーマだから」と久永。守って後半勝負をかけるためには先制点を与えない戦いを続けなくてはならない。順位は8位で変わらず、7位大分との勝ち点差は3、9位磐田との差は1となった。

一方の川崎Fは3位で変わらず。大宮の選手たちが「戦い方が上手い」と感嘆の声を漏らしたが、クオリティの高い前線だけでなく中盤が攻守にチームを引き締め、大宮との実力差は歴然だった。

大宮は次戦もホーム。11戦連続勝ち星のない福岡を迎える。この試合を終えれば1週間強の中断に入るため、8月の4連戦の最後を勝利で締めくくりたいものだ。

以上

2006.08.27 Reported by 了戒美子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着