8月30日(水) 2006 J1リーグ戦 第21節
G大阪 3 - 0 新潟 (19:03/万博/13,979人)
得点者:'17 マグノアウベス(G大阪)、'41 播戸竜二(G大阪)、'72 マグノアウベス(G大阪)
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「内容的には狙い通りとは言えない。両チームとも疲労はある中で、ガンバは運動量もかなり落ちていたし、主導権もとられていた。ゲーム自体もコントロールされていたと思う」
試合後、ガンバ大阪の西野監督が振り返ったように、3-0というスコアに見るほどのワンサイドゲームではなかったといえるだろう。
G大阪は試合の入り方もさほど良くなく、先に攻勢に出たのは新潟だったし、ボールを支配し、先にゲームの主導権を握ったのも新潟だった。ただ『試合巧者』ということで見るなら、明らかにG大阪が新潟を上回っていたと言える。リズムが感じられない時間帯を守備でしのぎつつ、17分にはFWマグノアウベスがFW播戸のスルーパスにあわせて飛び出し、2度新潟GK北野に阻まれながらも先制点を挙げ、41分にはMF遠藤のフリーキックにFW播戸がニアで頭であわせて加点。「今はしっかり守ろう、今は攻めようというという意思統一をしっかり持って戦るようになっている」とは、試合後のDF宮本の言葉だが、G大阪はいい時間帯も、悪い時間帯もまさに共通理解のもので試合を運び、効率よく得点を重ねていく。そして、次第にゲームそのものも支配して前半を終える。
対する新潟はといえば、リズムをとった時間帯で得点ができず、2点のビハインドを追いかける後半。「アグレッシブにいこう」との鈴木監督の言葉どおりに、ボールを奪ってからの鋭いカウンターで前線へとボールを送り込む。特に元G大阪のMF松下の果敢な右サイドからの攻撃は、いつゴールが入ってもおかしくないというような勢いを示す。ただ、DF宮本を中心に築かれたG大阪の守備が鉄壁を崩しきれず、ゴールが遠い。しかも、前半同様攻めている時間帯に点を奪えず、DF三田に代えてFW矢野を投入した直後の72分、逆にG大阪のFWマグノアウベスにこの日2点目となる追加点を許してしまう。
3点のビハインド。アウェイゲーム。新潟にとっては苦しい展開となるが、それでも新潟の前への姿勢は崩れず。相変わらずのサイドを使った展開から、ゴールを目指すが相手を脅かす決定打がない。84分のFW矢野のシュートはあわやゴールかと思われたがポストに嫌われ、ゴールネットを揺らせない。というように、後半だけを見れば、また、実際にG大阪のシュート数5に対し、新潟の放ったシュートは10本だったことからも分かるように、新潟が攻勢に試合を進めたのは事実だが、裏を返せば、序盤から攻守が大崩れもせずにコンスタントに点を重ね、後手にまわった後半も、83分には今季初先発で疲れの見えたDF入江に代えてDF實好を投入するなどして、攻められた時間帯もしっかりと守り抜いたという意味では、やはり、G大阪の試合。連戦の疲れもある中、状況に応じた「勝ち方」を備えたG大阪が3試合ぶりの完封勝利で首位の座を奪回した。
以上
2006.08.31 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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