9月2日(土)J2 第37節 柏 vs 湘南(19:00KICK OFF/柏)
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「ぶっちぎりで(J1に)上がるのは諦めたよ」と石崎監督が笑いながら、且つしみじみと口にしたのは、第28節の神戸戦(7/16@柏)という上位対決を3-0で快勝した試合後だった。ちょうど勝ちと負けの試合を繰り返すという不安定な波を脱するきっかけとなった試合で「苦労するから楽しい。苦労して降格した分、苦労してあがらないとね」と悟り言い聞かせて、そこから4戦負けなしに繋がった。
しかし第33節の鳥栖戦(8/12@柏)で5失点という今季最多失点をしてしまって以来、ここ4試合で10失点(2勝2敗)と、再び、その不安定な波が押し寄せてきた柏。前節の愛媛戦(8/26@柏)のキックオフ前には数時間の暫定2位も味わったが「原点に戻って(石崎監督)」3-1という結果で首位を奪取出来た。
ただ「今は苦しい試合が続いているがそれを糧として強いチームにしていきたい」と石崎監督が会見でコメントすれば、選手達も「守備でも良くないところがあった。修正していかないといけない(GK南)」。「ディフェンスから入っていくつもりが、結構やられてしまった(FW北嶋)」。「サイドも使えていない。全然まだ(MF平山)」などと首位持続に安堵する様子はなく、今節に向けて気を引き締めなおす姿勢が見られる。第1クールでの痛い3連敗の経験をも、再び原点に戻り振り返る事が出来たことで、地に足がついているのかもしれない。
そんな今節の対戦は、現在9位という湘南。柏と1-1と引分けてスタートした今季の開幕戦相手だ。『不安定の波』というならば、ここ11試合、2連勝後に敗戦する、という波を繰り返してしまっていた湘南だが、四国でのアウェイ2連戦を1勝1敗、そしてホームに戻った前節の草津戦(8/26@平塚)は2-1での勝利。先制しつつも同点にされるが最後まで攻めの意識を忘れずにいたことで、オウンゴールを誘い「苦しみながらの勝利(菅野監督)」ではあったが、第3クールの中での勝点は柏と同数の16となる勝点3を得ている。
ケガ人を抱えつつも、切磋琢磨のポジション争いでチームの活性化に繋げ「チームがひとつになろうという気持ちが強く(MF北島)」、方向性がまとまり出した印象がある第3クールの湘南。また「勝てたが危ないシーンも減らさなければ勝ち続けられない(GK伊藤)」「試合の中での波をなくしたい(MF尾亦)」と柏と同じく冷静に捉えているのは、第16節から第23節までの痛い8連敗という経験が糧となっているからだろう。
今節までに、両チームは共に1週間の準備期間があった。そこで柏は27日(vs大宮/1-0)に、湘南は30日(vs大阪経済大/12-0)に練習試合が組まれていた。28日のオフ明けの練習後に石崎監督は「練習試合は公式戦ではないから、結果よりもいかにチームでの戦い方に自らがチャレンジ出来るかだと、わしは思う」と話し、練習試合で好評価だったサイドの2選手や前線2、3選手らの名前をあげた。
J2記念すべき5000ゴール目をあげた湘南のMFアジエルや、チームで得点数トップのMF佐藤悠らの対応として、MFリカルジーニョが停止明けで戻ってくる材料のほかに「90分間を、16人でいかに戦うかだと思う」とも強調する。2位の神戸は勝点2でピタリとつけている。「采配は的中しているし、外したらわしの責任」と選手のチャレンジを信頼する石崎監督。監督自身が課す『苦労』をいかに楽しむ1戦にするのか。第3クール残り3試合で勝点9獲得を目指す首位チームが今後安定した『波』をおこすことができるか。まずはホーム2連勝を期待する1戦である。
以上
2006.9.1 Reported by 脇本カオル
J’s GOALニュース
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