9月2日(土)J2 第37節 横浜FC vs 神戸(19:00KICK OFF/三ツ沢)
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今回対戦する両チームが、一番最近黒星を喫したのはもう2ヶ月近く前の7月のこと。そしてその時の相手も、両チーム同じく、首位の柏だった。今節は、第2クールを締めくくる柏との試合(第26節)勝ち星を逃し以降は9戦負けなしの横浜FCと、ここ7試合負けなし・4連勝の神戸の、2位と3位の直接対決となる。
現在、両チームとも勝点は63。そして得失点差も共に+20とお互い譲らない状態だが、神戸がこれまでに51得点あげているところから(横浜FCは38得点・18失点)、2位・神戸、3位・横浜FCという状況になっている。
横浜FCは仙台・札幌と中2日のアウェイでの連戦を1勝1分とし、着実に勝点を積み重ねて戻ってきた。「2勝するのが最高だったが、最低限の結果は出せた」と話すのはGK・菅野。先週水曜に仙台で試合を行い、そのまま北海道へ移動。そして中2日で試合というハードなスケジュールの中でのコンディションを考えれば、この結果は十分と言ってしまってはいけないのかもしれないが、「最低限」以上のものであるに違いない。
前節・札幌との対戦では、前半苦しい立ち上がりで、相手に試合を優勢に進めさせてしまった。しかし後半、札幌の攻撃に歯止めをかけ、自らの攻撃の糸口を見出して上手く流れを引き寄せ、アレモンのゴールで逆転に成功。見事に勝点3を手に入れた。試合後、高木監督は「今このポジション(順位)にいる中で、選手には『負けられない』というプレッシャーがあったと思う。これからはゲームをエンジョイできる。要は勝てばドンドン上にいける。皆が頑張っているからこういう位置をキープできているという喜びを感じながら戦っていけると思う。それがプレッシャーよりも大きくなってくれればいい」、こんな事を話している。
第3クールも終盤となり、周囲でも『昇格争い』の話題が少しずつ出し始めているのをよそ目に、横浜FCのメンバーはいつも通りの雰囲気の中、練習に取り組んでいる。上位を走るチームだが、ピリピリしたムードも全くなく、和やかな空気が漂う。夏休み最終日でもあった31日の練習では、多くのファンが練習を見守った。見学に訪れた サッカー部に所属するという相模原市の中学生5人組は「他のチームと違って、ファンサービスがすごくいい!選手を近くに感じられる!」と、初めて横浜FCの練習見学に来たものの、このチームの雰囲気にはすっかり虜になってしまった様子。そして、この日はなんと横浜FCがJ2に上がる頃からずっとチームを応援しているという奄美大島から見学に来たという男性も。「開幕直後は、シーズン終わるくらいまで最下位でいるんじゃないかと思っていました。ずっと応援してきて、今はなんだか夢を見ている様な気分です。強くなってくれるのは嬉しいですが、このアットホームな雰囲気はいつまでも崩して欲しくないですね」ファンのそんな言葉からも、穏やかな雰囲気に包まれていることを感じることが出来る。
この日の練習では、新たなベテラン選手・小村徳男(広島からレンタル移籍)も合流。「突然の移籍だったので、とりあえず体一つで昨日こっちに来た」と話す小村は「また横浜という地に来たことに関しては、運命的なものを感じるというか・・・。J1昇格へ向け、いい位置にいるので、少しでも力になれれば。役に立てるように頑張りたい」とコメント。登録も終え、神戸戦からでも出場は可能だ。高木監督はそれについての明言は避けたが「彼の今まで培ってきたもの全てを出して欲しい。彼の一番の魅力は点が取れるCBであるということ。これからはセットプレーも勝つための大きな要因となってくる」と大きな期待を寄せた。
2位を走る神戸にとって、この試合がバクスター「監督」が指揮を執る最後のゲーム。監督に勝利をプレゼントしたい、そんな強い気持ちを持って、いつも以上のモチベーションを持って乗り込んでくるに違いない。
前節、東京ヴェルディと戦った神戸は、横浜FCの札幌戦同様、前半は苦戦。ハーフタイムでの修正が功を奏しファンを興奮させた劇的な逆転勝利は、チームに7年ぶりの4連勝という結果をもたらした。
ただ、今節は丹羽と近藤の二人を出場停止で欠くことになる。今年7ゴールを上げている近藤を欠くその穴をどう埋めるか。また、横浜FCにとっては、三浦淳・朴などといった「神戸」の代名詞でもある選手らをどう止めるかが勝負を分けるポイントにもなりそうだ。
試合前日の練習では、選手全員がリラックスした様子でボールを蹴っていた横浜FC。降りしきる雨の中での練習だったにも関わらず、全体練習が終わってからも、普段より多くの選手がグラウンドに残って各々練習する様子は「もっとボールを触っていたい、サッカーが楽しい、もっと楽しみたい」そんな気持ちが強く現れている様にも感じた。
明日の2位・3位の直接対決に、周囲の注目もかなり集まることが予想されるが、プレッシャーを感じている様子はほとんどない。
高木監督は、今のチームの順位や他のチームの動向について「全く気にならないし、気にしていない」と話し、「こういう時でも、うちのチームはリラックスして楽しみながら、しめるところはシッカリしめる…という方が合っている。選手たちには、勇気を持ってプレーするように、気持的な部分で負けないように…」と言葉を残した。
神戸にも在籍していたことがある崔成勇は「自分に厳しく、チームの勝利の為に頑張るだけ。康造(朴)も調子がいいみたいだし、チームも調子がいいと言っていたが、僕も負けないように頑張ります」と神戸戦に向けた意気込みを語った。菅野も「どんなチームが相手であろうと関係ない。強豪との3連戦というより、第3クール最後の3連戦という意味で捉えて、それで相手がどうとかでなく、僕達は相手に合わせられるようなビッグチームじゃない。とにかく自分達のプレーを。そう考えた方が良い結果に繋がると思う」と話した。
お互いにこれが大事な一戦になることは間違いない。しかし、考え方によっては、ここで勝っても負けても、まだ丸々1クール残っている。
バクスター監督に勝利を捧げ、5連勝でこの良い波をキープできることが出来るか。
横浜FCは勝利で自信を更なるものにすることが出来るか。
明日の三ツ沢からは目が離せない。
以上
2006.09.01 Reported by 浅野 有香
J’s GOALニュース
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