9月8日(金)J2 第38節 湘南 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/平塚)
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思えば菅野監督の初陣は鳥栖戦だった。6月11日の第21節、上田前監督からバトンを受け継いだ指揮官のもと、湘南はアウェイゲームに臨んだ。結果は前半、エースの新居辰基に2ゴールを許し、0−2で敗れている。
「守備において、前半は集中力の欠ける瞬間があった。後半は吹っ切れ、思い切ったポゼッションと動き出しでスムーズにゴールへ向かうことができた。得点はできなかったが、ゴールを予感させるに足る攻撃も要所で見られたと思う」この日の試合後、菅野監督はチームの課題を洗い出し、質を高めていく考えを示唆した。
その後、湘南は2試合を経て連敗を脱し、監督交代以来、前節までの15試合で6勝7敗2分と、ほぼ五分の成績を残している。こと第3クールにかぎれば、2試合を残して5勝4敗1分、積み上げた勝点「16」と、5位で終えた第1クールに匹敵する数字である。いまだ3連勝こそ手にしていないが、3試合ごとに2勝1敗、あるいは1勝1敗1分のペースを刻んでいるに等しい。
ただしハーフタイムを介して色を変える表情が、完全に払拭されたわけではない。たとえば前節の柏戦、試合開始から襲い掛かる首位チームの厳しいプレッシャーに対し、前半は大半の時間帯を相手に譲ったものの、粘り強いチームディフェンスと繋ぐサッカーでリズムを奪い返し、ロスタイムには相手ゴールも脅かした。しかし後半早々にマークの隙を突かれセットプレーから失点すると、ポゼッションを高めて流れを手繰り寄せながらゴールには届かず、逆に攻守の素早い切り替えから追加点を許したのだった。
試合後のロッカールームで、指揮官は選手たちにこう話したという。
「0−0だった前半と0−4の後半、どちらの顔が我々のチームなのか。本当の力が解るのは、つぎの鳥栖戦だ」
劣勢を強いられた前半をスコアレスで凌ぎ、先制を許したのちにはペースも握っただけに、悔やまれる敗戦だった。今節は柏戦の修正を図り、強い気持ちをもってピッチに臨む。
一方の鳥栖は前節、東京Vを直接対決で下し、5位に浮上した。20ゴールで得点ランクトップを快走する新居の負傷離脱による影響は計り知れないが、攻撃の手綱を捌く中盤の尹晶煥と運動量豊富なFW鈴木孝明を軸に、チームが一枚岩となっている印象を受ける。前線からのプレッシャーは厳しく、持ち前の攻撃力も鋭い。4位・仙台の尻尾も捉えているため、今節は勝って一気に上位陣との勝点差を縮めたいところだろう。
連勝で波に乗る相手を、湘南はいかに迎え撃つか。「たしかに柏にはパスワークの巧さや勢いを感じたが、トータルでみたときにうちもけっして悪くなかった。鳥栖戦では、相手のサッカーをさせないよう闘いたい」今節に向け、菅野監督はあらためて力を込めた。自らの初陣を含め今シーズン2戦とも敗れ、ゴールさえ一度も割れていない相手に対し、湘南が3ヶ月の進化を見せつける。試合開始から終了まで、後手を踏むわけにはいかない。
以上
2006.09.07 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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