9月9日(土) 2006 J2リーグ戦 第38節
仙台 2 - 0 柏 (19:05/ユアスタ/15,757人)
得点者:'59 梁勇基(仙台)、'69 ボルジェス(仙台)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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●ジョエルサンタナ監督(仙台):
「いい戦いがあったゲームだ。そしてそのゲームで、ベガルタは賢くゲームが出来たと思う。
まず第一に、戦いとハートを選手たちが見せてくれた。そして計画通り、練習していたことの効果を出した。ビッグチームに対する、疑いの余地のない勝利だったと思う。我々の夢は、これで持ち続けることが出来る。ガッツ、戦い、決断力、そういうものが必要なゲームだと予測していたが、その通りだった。戦術的な規律も必要なゲームだったが、一人一人が自分の役割をこなしてくれた。特にセットプレーで多かったつまらないミスが、今日はなかった。
ここ2週間、ずっと悪夢が続いていた。少なくとも今晩は、私もサポーターの方々もゆっくり寝られると思う。
でもこれからも今日と同じように責任感を持って、まずアウェーの徳島戦(9/13)、楽なゲームにはならないと思うが、そこで勝たなければいけない。中3日しかなくて、今日は累積警告によって次のゲームに出られない選手も出た。しかしそれは今日あった出来事を述べているだけだ。私のスピリット、サポーターのスピリットが選手たちに伝われば(先に述べたことは)些細なことだ。あまり気にしないでもいい。
我々は今日、楽しいし、幸せだ。しかしここで浮かれてはいけない。しっかり地に足をつけて、我々の目標を達成するためにはさらにチームを上げていかなければならないことは、みんなわかっている。
1人少ない状況から勝利に持って行った。そういう姿を見ると、今までの仙台よりさらに高いパフォーマンスに持っていくことが出来ると感じた。練習やゲームで何週間も私が繰り返し話していることが、事実であるとこれで証明された。
今日の勝利は50%が選手のおかげ。残りの50%がサポーターの方々のおかげだ。こういう仙台が難しい状況の中でも、たくさんスタジアムに来てくれた。
今週の練習後の会見でも『ベガルタにとって難しい状況ではあるが、白旗を上げるか』という質問があり、その時私は『こういうクラブ、こういうサポーターである、我々は最後まで戦い続ける』と言った。これからは徳島戦に向けて、準備を進めていきたいと思う」
Q:前半から選手たちは確かにハートを見せていたが、少しハートが空回りしていて、むしろ後半の方が落ちついてプレーできていたように見えたが、前半と後半で何が違ったのか?
「非常にタフなゲームだった。こういうゲームでは『勝つ』という気持ちをまず見せないといけない。プレーの面でも、戦いの面でも、何が何でもそういう部分を見せていかないといけない。そしてベガルタは、最初から最後まで戦いながらも、常にプレーを求めていた。相手を削りに行ったり、ファールで止めたりして時間稼ぎをするようなことは、選手たちは一度もやろうとしなかった。今日のゲームで何が違ったかというと、ベガルタは常にプレーしようとしているが、相手チームは常にそれを止めようとしてくる。そこでベガルタは、今日は戦った。戦いの部分があったということが、いつもとの違いだ。
そしておっしゃったように、実際に後半に入ってから、チームは少し落ち着いた。でも我々が勇敢にプレーして押し込み、相手が引き始めたからというのもある。だからこそ、より落ち着いたプレーが出来るようになった。
そしてフランサ、ディエゴ、リカルジ‐ニョといった質の高い選手が揃ったチームと対戦する時、我々は彼らに敬意は払うけれど恐れてはいないという姿を、相手にではなくサポーターに見せなくてはいけないという状況だった。それが出来たと思う。
そして今日対戦したチームは非常に素晴らしいチームで、今季のJ1昇格の大候補である。でもレイソルには今シーズン、運もある。運があるチームというのは、負けたときも不利にならない。今日は神戸も横浜FCも引き分けた。これは他のチームの事をコメントしているだけであって、彼らのチームに対して何かあるわけではない。
ただ我々には何かが乗りうつって憑りついていたと思うが、それを取り除くことが出来たと思う。これでクリスタルの城に我々が行けるのかということだが、少なくとも今日の試合で、笑顔を取り戻すことが出来た。今までとても恥ずかしい思いをしていたので。
そして今日は誇りを感じている。特に選手たちに対して。サポーターのことは、特に今ここで触れなくても、彼らが素晴らしい存在であり続けていることは、皆さんもおわかりかと思う。今日も雨の中、子供から年配の男性女性まで、いろいろな年代層の方々が見に来てくれたが、彼らが幸せな気分になって家に帰ることができるようにしたことが、我々にとって誇りだ。これからも戦いは続く」
(質問が出ないので、自ら語り始める)
「重要なのは、勝つことだけではない。その勝利でみんなを納得させることだ。そしてこうした難しい状況で難しいゲームに挑んだ時、我々はしっかり責任を認識し、立ち上がりから最後の瞬間まで一瞬も集中を切らさないで、全員が意欲的に戦ってくれたと思う」
Q:柏との過去2戦、ディエゴ選手にやられていたが、柏と対戦したほかのチームが、ディエゴ選手にマンマークをつけてきたのに対して、仙台はどのような対策をもってきたのか?
「まずいつものゲームと今日で何が違ったかというと、ディエゴがベンチに挨拶に来なかったということだ。過去2回はベンチまで挨拶に来たが、それで点を取られた。もし今日も来たら、ひっ捕まえてオーブンの中に突っ込んでやろうとでも思っていたのだが(笑)来なかった。まぁ、これはジョークだ。
ディエゴは非常に力強い選手だ。そして彼はボールを持ったら、ターゲットを探してプレーするタイプの選手だ。
今日の我々は、マンツーマンではプレーしなかった。片方のサイドに行ったら千葉が、もう片方のサイドに行ったら熊林がという感じにしていた。近くにいる選手が寄せるというふうにマークしていた。そうすることで彼がターンして考えてパスをする時間をなくさせた。そして我々は、汚いマークではなく、しっかりしたマークで彼を止めることができたと思う。
その後、非常に質の高いボールタッチを持つフランサが入った時は心配になったが、ディエゴやフランサにボールが渡るには、その前にリカルジーニョがボールに触り、そこを経由しないといけないことはわかっていた。そして柏は、そのプレーがやりやすいように、リカルジーニョを少し深い位置においていたが、それを予想していた我々は、彼がプレーできないようにマークした。
そして今日は、我々の城の番人であるカルテット、木谷、丸山、千葉、熊林が、城を守るという彼らの仕事を完璧にこなしてくれた。相手にチャンスを与えないということが今日はできた」
(質問が出尽くした後)
「いや、ずっとここにいたいんですけど(笑)。(おもむろに)オバンダイゴザイマェ。(なにやら手元の紙を通訳と眺めながら)まだ日本語が下手なので申し訳ないんですけど、必ずもっと上手くなるので。
(日本語で)ミンナデ、J1に、イキマショウ」
以上















