9月23日(土) 2006 J2リーグ戦 第41節
湘南 1 - 6 札幌 (14:04/平塚/5,156人)
得点者:'6 石原直樹(湘南)、'51 大塚真司(札幌)、'69 フッキ(札幌)、'77 相川進也(札幌)、'81 フッキ(札幌)、'89 フッキ(札幌)、'89 フッキ(札幌)
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ともに前後半の6分という、まるで合わせ鏡のような両者の1点目だったが、相手に与えたダメージはまったく別物だったようだ。
試合開始から、湘南は佐藤悠介の控える左サイドを中心に、積極的に仕掛けていく。無論、攻撃だけではない。コンパクトに構えたラインは機能的で、前線からの厳しいディフェンスを糸口に、攻撃への素早い転換を実現していた。
主導権をゴールに結ぶのは前半6分のことだ。佐藤が中盤でボールをキープし、左サイドを駆け上がった尾亦弘友希へパスを通す。ドリブルでインへ切れ込んだ尾亦が北島義生へ預ける隙に、DFの裏を狙っていたのは石原直樹だった。北島のパスを受けた石原に十分な角度は用意されていなかったが、ファーサイドのポスト際へ落ち着いてシュートを送ったのである。
だが、「相手のいいかたちからの失点だったので、よしとしなければいけない。全体的にはうちも悪くなかった」と、柳下監督が試合後に振り返ったように、札幌は早々の失点にもすぐに前を向く。湘南の先制点から僅か1分後には、フッキがドリブル突破を試みファウルを誘い、フリーキックを得ている。流れは次第に札幌へと傾き、14分には関隆倫が、20分にはフッキがスタンドを沸かせるシュートを放ち、さらに25分にもフッキが長いフリーキックを枠に飛ばした。39分には、それまでなかなかボールに絡めなかった砂川誠が、右サイドを抉ってクロスを入れ、石井謙伍のシュートを引き出している。
対する湘南は、伊藤友彦がファインセーブを見せ、佐藤が最終ラインまで戻り守備に奮闘するなど、最後の砦を死守する。また北島は中盤を締め、相手の攻撃を摘み取り、切り替えの起点にもなった。攻撃ではアジエルのチャンスメイクや石原の動き出し、そして前節からFWとしてスタメンに抜擢されている永里源気の動きも絡め、応戦する。ただ湘南のシュート数5に対し、札幌は8と、前半の激しい綱引きのなかゴールに迫っていたのは、リードを許した札幌のほうだった。「前半10分ぐらいまでしか我々のサッカーができなかった」という菅野監督の述懐は、劣勢にも湘南が粘り強く守り抜いた証左でもあった。
しかし後半、その守備が決壊する。51分、札幌は右サイドでフリーキックを得ると、芳賀博信が送ったボールに大塚真司が反応、ヘディングシュートを決めた。「早い時間に失点し、焦りが出てしまったと思う」尾亦が吐露したとおり、後半開始6分の同点弾に、湘南はにわかにペースを崩した。フッキをはじめとする札幌攻撃陣の躍動に、ラインも下がる。それでも拮抗は続いたものの、65分、ボールを持った相手のボランチに対し、プレッシャーを緩めた僅かな瞬間に、石井に代わって入っていた相川進也がDFラインの裏を盗る。相川の鮮やかなシュートは惜しくもオフサイドに泡と化したが、湘南の動揺を拡げるには十分だったのかもしれない。それから4分後の69分、中盤の砂川から前線の相川へと素早くパスが渡ると、駆け上がったフッキがパスを受け、追いすがるDFを尻目にゴール左隅へ追加点を突き刺した。
その後は、札幌のゴールショーだった。77分に相川がミドルを決め、続いてフッキがロスタイムまでにPKとフリーキック、ドリブルシュートと、3発を沈めた。記録上、札幌の後半のシュート15本に対し、湘南が放ったシュートは、1点を追う75分、アジエルのサイドネットを揺らした1本だけである。永里に代わって入った長身のフラビオにはハイボールが供給されず、こちらも途中出場の加藤望のフリーキックも、惜しくもゴールには届かなかった。
快勝した札幌は、順位の変動こそないものの、上をいく東京Vと鳥栖の尻尾を完全に捉えている。フッキの得点王も、にわかに現実味を帯びてきた。次節から山形、横浜FC、神戸と厳しい戦いが続くが、今節の、特に後半の姿勢で上位陣と対峙したいところだ。
一方の湘南は、これで5試合、勝ち星を得ていないことになる。さまざまな要素が蔦のように絡み合い、結果は招かれる。受け止めるべきは全身で受け止め、いま一度、足元を見つめ直し、あらためて気持ちを高め4日後に臨みたい。「もっと入るかと思った」などと、相手選手に言われたまま引き下がるわけにはいかない。
以上
2006.09.23 Reported by 隈元 大吾
J’s GOALニュース
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