9月27日(水) 2006 J2リーグ戦 第42節
愛媛 2 - 2 山形 (19:04/愛媛陸/5,521人)
得点者:'44 原竜太(山形)、'52 永冨裕也(愛媛)、'79 田中俊也(愛媛)、'89 原竜太(山形)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
----------
愛媛にとって、3度目となるロスタイムの悲劇が訪れた。しかし、3度目というのも山形戦(13・27・42節)だけに限った話。「らしいというか…」と望月監督も漏らしてしまったが、終盤に失点を繰り返して勝点を失う愛媛の悪い癖が出てしまった今日のゲーム。「今日は選手というよりも自分の采配ミス」と望月監督は選手をかばったが、ロスタイムの失点という局所だけでなく、90分の大局でゲームを支配したのは山形の方。
愛媛がこれまでのリアクションサッカーから一歩進めて、今目指しているのはポゼッションサッカー。それを前半からピッチ上で表現したのは山形だった。中盤での厳しいプレスと、ボールを保持した後のすばやい攻撃。「愛媛のディフェンスラインと中盤の間に起点を作り、愛媛が中に絞ったところでサイドバックが駆け上がる」という山形・樋口監督の狙い通りのゲーム内容が展開された。前半ロスタイム、サイド攻撃からMF秋葉のクロスにFW原が決めたゴールはその象徴的なシーン。ポゼッションをしながら数的優位を作り、スピードアップしてゴールを狙う。今日の山形のサッカーは、まさに望月監督が目指すサッカーで次々とチャンスをつくった。
しかし、山形としては支配しながらも勝ちきれなかったゲーム。「この時期は内容よりも結果」と樋口監督も悔やんだが、山形にとしても今日はロスタイムに追いついた喜びよりも勝点2を失った痛みの方が大きいだろう。しかし、「プロとして可能性のある限り信じてやるだけ」というFW原の言葉に代表されるように、まだ選手の心は折れていない。その気持ちと今日のサッカーがあれば、まだまだ山形のシーズンは終わらないだろう。
一方で「第4クールに入って、逆転できるようになったのは成長したところ」と一定の評価を下したのは望月監督。試合の主導権を山形に握られ、前半のロスタイムに先制されながらも後半に逆転できたことは愛媛にとって今日の救いだった。MF菅沼がボールを奪い、最後はFW永冨のJ初ゴールを引き出した1点目、自陣からボールを運んで山形のミスを突いたFW田中の2点目。数少ないチャンスではあったが、目指すサッカーの片鱗を見せた点では、確かに成長の跡もあったといえる。
しかし、その輝きも90分の中ではほんの一瞬。今日も前節の水戸戦と同様に、ボールを保持してもディフェンスラインからのビルドアップに苦しんだ。確かに水戸戦とは違い、ロングボールやFWにクサビのボールを入れようという意図は見られたが、精度を欠いて効果は上がらず。山形に主導権を握られて受身にまわったこともあり、本来の持ち味であるボールのないところでの運動量も少なかった。そのことがチームの連動性を失わせ、さらなる悪循環を招いた。
そして内容、結果ともに、今回も新しいチャレンジが実を結ぶことはなかった。第3クールまでは着実にステップアップを果たしてきた愛媛。シーズンを戦う中で豊富な運動量をベースにチーム全体での守備を確立し、カウンターからサイド攻撃という武器も身につけてきた。確かにどのステップでも、一朝一夕に結果を出せたわけではない。しかし、ここ数試合のゲーム内容を見る限り、今取り組んでいるポゼッションサッカーをチームの上積みにするにはこれまで以上に時間がかかりそうだ。第4クールもこれまでと同じように、それぞれの試合で授業料(勝点)を払って学ぶという、望月愛媛の我慢の時期は続くことになりそうだ。
以上
2006.09.28 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第42節 愛媛 vs 山形 レポート】ポゼッションサッカーの内容では愛媛を上回った山形。しかし、結果は両チーム痛み分けのドローに。(06.09.28)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















