10月7日(土)J1 第26節 甲府 vs 広島(18:00KICK OFF/小瀬)
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勝点31で12位の甲府と27点で15位の広島の対戦。両チーム共に残留の可能性が高く、順位争いにも強烈な興味を惹かせる力はない。しかし、下位グループの上位と中位グループの下位チームは安心していると、数年後には残留争いの真っ只中に陥るのが過去の教訓。現在のJ1下位3チームは例外だが、過去にJ2に降格したクラブは下位の上から中位の下の時に効果的な対策を取れていなかった。この意味でも、甲府と広島は現在の順位に安心することなく、少しでも上を目指さないと、早ければ1年後にしっぺ返しを受けることになりかねない。
前節(第25節)、首位・G大阪を3−2で倒した甲府。4点目を取れなかったことは、リードしては追いつかれる激闘の末に3−3(第25節)で川崎Fと引き分けた広島と共通する課題なのかもしれない。監督のコメントを見ても両チームの目指すサッカー共通項は少なくないことを感じる。1点を取られれば負けるサッカーではなく、3点取られれば4点取るサッカーだ。この意味では、お互いに考え方はマッチアップする。広島は残留の危険性が高くなるにつれて、より攻撃的に戦ってくることが予想されるので、今節は点の取り合いという様相になるかもしれない。4−3−3の甲府と3−5−2の広島。受けに回ればどちらも守りきれないマッチアップになりそうな対戦だ。
また、広島には日本代表の佐藤(寿)、駒野がいる。なかでも佐藤はJリーグの得点ランキング4位(15点)と好調。タイミングよくスピードを活かす佐藤を相手に、甲府のディフェンダーがどんなプレーを見せるのかハラハラしながら注目したい。また、中盤の柏木陽介にも注目して欲しい。U-19日本代表でもある柏木は広島の将来だけでなく、日本の将来を担う可能性のあるミッドフィルダー。攻守に渡ってチームに貢献できる柏木は甲府の中盤にとって怖い存在になる。また、前線に飛び出してくるだけに、フリーにしない守備意識が甲府には必要になるだろう。
広島を迎え撃つ甲府の先発メンバーに大きな変更はないだろう。藤田やビジュがG大阪との激闘で傷んでいるが、出場できないほどのダメージではない模様だ。大きな問題はなく、プレーの質を高めていくことが勝点3に繋がる。ただ、ゴールランキングを見るとバレーの11ゴールが突出しているだけで、追随する選手がない。3ゴールが4人、2ゴールが1人、1ゴールが6人と、ゴールを決めている選手の数は少なくないが、最低もうひとり柱になるFWが出てきて欲しい。長谷川は一番の候補だが、なかなか出番を奪い取ることが出来ていない。前節もベンチには入ったものの、出場のチャンスはなかった。広島戦でベンチ入りを果たすかどうかは判らないが、長谷川の活躍はリーグ戦のラストスパートや天皇杯を戦う上で、欠かせないと考えている。長谷川は(FWとしての)守備の判断や按配に課題があるからチャンスをなかなかもらえないようだが、小柄ながら前を向いて勝負できる魅力的なFW。攻撃力を活かすためにも守備の課題を改善してチャンスを掴んで欲しい。この意味で参考になるのは山崎の動きだ。必要ならばかなり深い位置まで相手をマークして下がる山崎。自身の得点は1ゴール(リーグ戦)だが、チームへの貢献度は高い。守備の課題を改善した長谷川がFWのポジション争いに参戦することができれば、甲府は4点目が取れるチームに近づくはずだ。
以上
2006.10.06 Reported by 松尾 潤
J’s GOALニュース
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