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【第86回天皇杯:水戸 vs 静岡 プレビュー】静岡の挑戦を受けて立つ水戸。勝って悪い流れを断ち切りたい。木村純哉にデビューの可能性。(06.10.08)

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●第86回 天皇杯全日本サッカー選手権大会
水戸 vs 静岡
10月8日(日)13:00/ひたちなか
-スコアボード速報は【こちら】-
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天皇杯3回戦、水戸ホーリーホックが対戦する相手は東海リーグ1部の静岡FC。水戸よりも2部下のリーグで戦っている相手なだけに実力差はあると考えられる。水戸としては力の差を見せつけて勝利をおさめたいところだ。だが、「一発勝負は何が起こるか分からない」と前田監督が言うように、そう簡単にはいかないだろう。「相手は水戸を食ってやろうという気持ちで来るはず」と時崎も警戒しており、失うもののない静岡は玉砕覚悟でかかってくるはず。それを水戸がしっかりといなすことができるか。やや不安が残るのも事実である。

長友耕一郎(元福岡)や下司隆士(元鳥栖)、そして元水戸の河村優らが組み立てる静岡の攻撃は鋭い。リーグ戦では豊富な財政を誇る岐阜FCの後塵を拝することとなったが、2回戦でJFL・アルテ高崎を破っており、その実力は侮れないのである。そして、「資料がないんだよ」と前田監督が嘆くように試合のビデオなどが水戸の手元になく、相手がどんなサッカーをしてくるか、どんな選手がいるか分からない状態だという。決して楽な試合にはならないであろう。加えて、元日本代表・三浦泰年総監督がいかなる戦略で来るかを考えると実に不気味な相手なのである。

だが、相手がどうであれ、水戸にとって絶対に勝たなくてはいけない一戦であることには変わりない。リーグ戦では5連敗中。最近10戦で2勝8敗と調子を落としており、「サポーターも厳しい目で見る」(時崎)一戦だからこそ、求められているものは「勝利」だけなのである。時崎が「この試合をしっかり勝ってリスタートしたい」と語るように、チーム全体にこの一戦に対する思いは強い。椎原もこう語っている。「相手が格下とかは言ってられない。とにかく泥臭くてもいいから勝って、リーグ戦につなげたい」と。

第3クール以降の水戸はリーグ序盤の「堅守速攻」だけのチームから脱却し、「堅守」に「展開力」を加えたサッカーを身につけようとしている。だが、第4クール以降は流れが悪く、試行錯誤という大きな「壁」にぶち当たってしまい、袋小路に入ってしまっているような状態。「やっていることは間違いない」と椎原は言うものの、勝利から遠ざかっていることで自信を失ってしまっているのが現状だ。だからこそ、この状況から脱するためにも、この試合でどんな内容であろうと勝って、自信を取り戻さなければならないのである。

「相手の勢いを受けて立つよりもアグレッシブに戦ってねじ伏せたい。体を張って、チーム全体に勢いを伝えたい」と時崎は鼻息を荒くする。天皇杯3回戦、あくまでカップ戦だが、水戸にとってはリーグ戦につながる大きな一戦。サポーターにもぜひ、相手をなめるような気持ちではなく、リーグ戦の一戦のような気持ちで来てほしい。この試合は必ず今後につながる試合となることだろう。

そして、この試合では大きなサプライズがあるかもしれない。木曜日の練習での紅白戦で水戸ユース出身の木村純哉が3本中2本でレギュラー組の右サイドバックとしてプレー。プロデビューを果たす可能性が高いのだ。「まだ出すか分からない」と前田監督は言葉を濁すものの、「チームの発奮材料として期待している。彼の存在がいい刺激になると思う」と悪いチームの流れを変えるカンフル剤としての出場を示唆した。本人も「絶対にこのチャンスを逃したくない」と鋭い視線で語る。そして、「静岡FC戦は絶対に負けられない。相手に何もさせないくらいのプレーをしたい。相手よりも強い気持ちを持って戦いたい」と頼もしい言葉を並べた。

水戸にとって歴史的な試合となるかもしれないこの一戦、見逃すわけにはいかない。

以上

2006.10.07 Reported by 佐藤拓也
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