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【第86回天皇杯:水戸 vs 静岡】前田秀樹監督(水戸)記者会見コメント(06.10.08)

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第86回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
水戸 0-1 静岡(1,016人/ひたちなか)
得点者:'50 河村優(静岡)
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●前田秀樹監督(水戸):

「本当に恥ずかしい。一発勝負なのでこういう試合は往々にあるが、思い切りがなかった。1点取れば難しくない展開だった。最初のチャンスで西野がシュートを打たなかったように、チーム全体に自信がない。それが1つ1つのプレーに出ている。秋田は最初は思い切りのよさが感じられたが、チーム全体でリーグで点が取れない部分での自信のなさが出てしまった。ここが大きなポイントだった。そして、相手より走れないことにははじまらない。ウチのボランチは走れなかった。点に絡むことを要求したが、足元足元でもらいたがり、下がってしまい、攻撃に厚みができなかった。サイドの選手がおらず、小椋をボランチで使いたかったがサイドで使わざるを得なかった。今のウチのきつい台所事情。それとウチが優勢に立ち、ポゼッションしないといけなかったが、それができなかった。アンデルソンとのコンビネーションが難しく、みんながバラバラになってしまった。攻撃がしっくりいかなかった。それで守備もきちんとできていなかった。怖かったカウンターでやられてしまった。攻撃している時が危険だと思ったが、その通り見事なコントロールでやられてしまった。悪い時は悪い状況がでてしまう。一発勝負によくあること。でも、この辛さを一番分かっているのは選手たち。なんとか乗り越えていくしかない」

Q:天皇杯でアマチュア相手の敗戦はショックが大きいが、どうやって立て直していくか?
「とにかく一戦一戦大切に戦っている。天皇杯やリーグ戦は関係なく、とにかく目の前の試合を戦うことで選手たちが成長していくことを願っている。その延長だと思っている。だから、この状況で自分たちで何が足りないかを分かってもらいたい。それがないとプロとしてダメ。ただ、今の状態ではこの試合は大変難しかった。選手自身がピリッとしていなかった。とにかく相手より走り勝つことが最低条件だったが、相手と変わらなかった。そして、入れるところを入れないと勝てない。最後のところの精度を高くすることが課題。それができないと点は取れない。相手を押し込めるが、精度が低く、それが結果に出てしまった」

Q:サブに木村純哉を入れた意図は?
「彼はユースから入ってきて、攻撃センスがある。3、4点入れてチャンスがあれば、サイドではなく、ボランチで使いたかった。残念なことに余裕がなかった」

Q:敗戦の失望の大きいサポーターに伝えることは?
「こういうゲームをやってしまって申し訳ない。もっとできたと思われるようではサポーターは逃げてしまう。プロとしてやらなくてはいけないことがある。選手の中で諦めムード的なところがあった。迷いなのか…。選手たちに厳しく言っているが、落ち込む選手もいる。あまり言わない方がいい場合もある。気分よくプレーさせてあげたいが、それが甘えになってはいけない。選手も落ちこんでいるので、なんとかしなければいけないと思っている。どん底から這い上がるのは難しい。ただ、こういう状況だからこそ頑張りが必要。サポーターには本当に申し訳ない。4回戦でJ1を食いたかったが、逆の立場になってしまった。この現状を受け止めて、選手たちがたくましくなるのを待つしかない。これからですよ! これから這い上がっていかないと!」

以上
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