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【AFCユース選手権インド2006:大会展望】7大会連続の世界切符をかけ、いよいよ29日、初戦に挑むU-19日本代表!(06.10.29)

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●AFCユース選手権インド2006 グループリーグ グループC 第1戦
10/29(日)19:30キックオフ(日本時間)/スリーカンテーラヴァ スタジアム
U-19日本代表 vs U-19北朝鮮代表
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大会の登録メンバー入りをかけたサバイバルレースが終了し、チームのためにひとつになる時が来た。
「現地に入って緊張感は増しています」とキャプテンを務める福元(大分)も、いつもよりは若干緊迫感のある面持ちで話す。この大会の常連国でありアジアの強豪国として、さらにFIFAワールドユース選手権(次大会よりFIFA U-20ワールドカップに名称変更)の常連国としてU-19日本代表の選手たちにかかるプレッシャーは小さくない。現地入りしてわかることだが、地元メディアも関係者もなぜか日本に寄せる期待が高い(もちろん社交辞令もあるだろうが)。「タフグループ」と吉田監督はグループリーグの組み合わせについて冗談半分に英語混じりで、もう仕方がないというように笑いながら話したが、北朝鮮、タジキスタン、イランと同組のグループCを勝ち上がるのは正直言って簡単ではない。実力者ぞろいのグループだ。
ここではそのグループCを勝ち抜き、世界切符獲得を目的として戦う我らがU-19日本代表を取り巻く環境を整理し、大会展望をしておきたい。

■大会の歴史
第35回を迎えるAFCユース選手権だが、日本はこの大会に実に1988年以来9大会連続出場中。この大会の上位国が出場できるFIFAワールドユース選手権(FIFA U-20ワールドカップ)には95年カタール大会以来6大会連続で出場中である。
その9大会の概略は以下のとおり。
開催国優勝・準優勝日本の成績主なJリーグ選手
04マレーシア韓国・中国3位平山相太、カレン・ロバート、増嶋竜也
02カタール韓国・日本2位川島永嗣、坂田大輔、今野泰幸、小林大悟
00イランイラク・日本2位森崎和幸、森崎浩司、前田遼一、那須大亮
98タイ韓国・日本2位小野伸二、本山雅志、播戸竜二
96韓国韓国・中国4位柳沢敦、戸田和幸、山口智、宮本恒靖
94インドネシアシリア・日本2位中田英寿、松田直樹、田中誠
92UAEサウジアラビア・韓国3位川口能活、服部年宏、伊東輝悦、城彰二
90インドネシア韓国・北朝鮮5位田坂和昭、名良橋晃、藤田俊哉、名波浩
88カタールイラク・シリア7位中村忠、三浦文丈


前回大会は、全国高校選手権で注目された国見高、市立船橋高出身メンバーが主力となり、この世代としては知名度の高いメンバーがそろった。また、その年Jリーグ新人王を獲得した森本が当時16歳ながら飛び級で、平山がアテネ五輪終了後から参加するなど注目を集める要素には事欠かなかった。が、結果は4大会連続の決勝進出もならず、3位決定戦もPK戦の末の勝利(決勝トーナメントはすべてPK戦だった)と、非常に厳しい戦いとなってしまった。

■今大会グループリーグ展望
今大会予選では北朝鮮とチャイニーズ・タイペイを下して本大会出場を決めた。が、ここで下したはずの北朝鮮はプレーオフに回り、対戦相手のミャンマーが棄権したことで、本大会出場権を獲得。そしてまたしても日本は彼らと同じ組に入ることになってしまった。今回、U-19日本代表は初戦の相手となる北朝鮮をかなり警戒している。その理由というのは…。

北朝鮮がAFCユース選手権に出場するは実に16年ぶり。90年ジャカルタ(インドネシア)大会で2位となり、翌年のワールドユース選手権ではブラジルに敗れるもののベスト8入りしている。ちなみに前回、前々回はエントリーするも不参加。だが、AFC U-17選手権では、04年(優勝中国、日本は北朝鮮とは引き分けるもののグループリーグ敗退)、06年(優勝日本)と2大会連続で2位となっており、着々と強化を進めている。88年生まれが主力となって戦った04年大会のメンバーを中心に戦った05年のU−17世界選手権ペルー大会では、90年に続いてブラジルに敗れたもののベスト8という結果を出した。エースのチェ・ミョンホは4試合で3ゴールを挙げ、この年のアジア最優秀ユースプレーヤーにも輝いている。

そして、その栄光の余波を持って臨んだのが、05年11月末に熊本で行われた今大会の予選だった。だが日本は、チェ・ミョンホにはシュートを1本も打たせることなく試合を終えている。北朝鮮はテクニックに長け、細かいパス回しを得意とするチームとの前情報を得て臨んだ試合だったが、ふたを開けてみればロングボールから日本DF陣と相手FWのフィジカル勝負という予想外の展開。日本は苦しめられた末に、85分の安田理大(G大阪)のゴールで1-0で勝利して振り切った。
今大会直前の9月に行われたAFC U−17選手権では、決勝で日本と北朝鮮が対戦。北朝鮮は2点を先行するも4点を返されて、日本に優勝を譲っており、もちろんメンバーは違うものの、心情的にはこの大会をリベンジ戦という側面も持ちながらやってくるだろう。大会最終メンバーは本日のミーティングで明らかになるが、北朝鮮はU-17からの飛び級選手がいるかも知れないとのこと。日本としては、最終的な対策を今夜スタッフ会議で練るという。
実績十分の北朝鮮との初戦は、何よりも大事な試合となる。イヤな相手ではあるが、ここを越えれば大きな前進であることも間違いない。

その北朝鮮の次に待ち受けるのがタジキスタン。今季、タジキスタンのアジアにおける活躍は目覚しく、代表は第1回AFCチャレンジカップで優勝、AFC U-17選手権でも初出場ながら3位となり世界への切符を得ている。ただ、U-19代表チームの詳しい情報がないと日本チームのスタッフは困惑気味。AFCホームページによれば、代表経験者を2名、イブラギム・ラビモフとMFのカミール・サイドフを含むという。もしかしたらU-17代表からの飛び級組もいるかも知れず決して侮れない相手だ。

グループリーグ最終戦はイランとの対戦。イランはこの大会4回の優勝を誇る伝統国。このチームの軸は04年AFC U-17選手権でベスト4に入ったチームだが、そこに今年のU-17代表からの新戦力を加えた構成だという。注目株は五輪世代のチームにも招集されているというGKアリレザ・ハギギ。だが、アルベルト・オリヴェイラ監督は就任わずか6週間と日が浅いことは懸念事項かもしれない。
ちなみに、今年2月に日本が優勝したカタール国際大会ではドイツ、韓国、スイスと同じ組でグループリーグで敗退している。AFCユース選手権でも、02年は予選敗退、04年は本大会に駒を進めたもののグループリーグ敗退と、このところU-19世代の成績が振るわないイランだが、そろそろ本領を発揮したいところだろう。

グループリーグを無事勝ち抜けると待ち受けるのは、さらなる難関。1位通過ならばD組2位と、2位通過ならばD組1位との対決が待っている。グループDの構成はイラク、ベトナム、マレーシア、サウジアラビア。下馬評の高いサウジアラビア、イラクあたりとの対戦となるだろうか。特にサウジアラビアには約2ヶ月前に日本代表が惜敗している記憶も新しく、厳しい戦いは容易に想像できる。それだけに日本としてはグループリーグをぜひ1位で通過したいところだ。

難関を勝ち抜いての世界切符獲得は、目標ではない。この大会に出場する目的だ。まずはそれを達成すべく、戦いは始まる。


以上

2006.10.28 Reported by 了戒美子

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AFCユース選手権 インド2006 組み合わせ
★ウェブサイトJ's GOALでは、U-19日本代表戦を速報予定です。お楽しみに!
・10/31(火)21:30キックオフ(日本時間)U-19日本 vs U-19タジキスタン
・11/02(木)18:30キックオフ(日本時間)U-19日本 vs U-19イラン
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