11月18日(土) 2006 J2リーグ戦 第49節
柏 2 - 1 仙台 (14:04/柏/10,654人)
得点者:'37 ボルジェス(仙台)、'39 ディエゴ(柏)、'84 蔵川洋平(柏)
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「今は敗者としての会見を開いていますが、勝者としての会見を開いていてもおかしくないゲームでした」と、悔しさを会見の長さに代えるかのように言葉にした、仙台サンタナ監督。
柏同様に『J1昇格』を目指して今季をスタートした仙台にとって、圏内を狙うには残り1試合も負けられない状況だった今節は「非常に素晴らしいゲームでした。素晴らしいスペクタクルになったと思います」と開口一番に表現された両サポーターも最後まで心の休まらない、ハラハラし続けた試合展開だった。
柏はケガから復帰した石川を加えた岡山、小林祐三の3バックに、前節と同じ鈴木達、山下の2トップでスタート。ベンチには2ヶ月のリハビリを経て今週の水曜から練習に参加していた李忠成が、前節の神戸戦でも素晴らしいスーパーサブぶりを魅せたフランサと共に控えていた。
対する仙台は「練習で20分ほどしか試していなかった」という千葉が右サイド最終ラインに、そして木谷、丸山、磯崎の4バック。トップ下にはロペス、2トップはボルジェス、中島という4-4-2の布陣でチアゴはベンチからスタートとなった。
前半は、「中へ中へと入ってしまいチャンスが作れなかった(蔵川)」と言うように、どちらもフィニッシュまでなかなか持ち込めない互角な内容で進んでいった。
そんな中、先制したのは仙台だった。前半37分CK左MF熊林からのニアをJ2得点ランキング1位のFWボルジェスがヘディングで決めて今季ゴール数を26とした。このところ「失点シーンがカウンターやセットプレーからという事で、ここを課題に今週のトレーニングで取り組んできた(石崎監督)」柏にとってはガックリ肩を落とす姿が見られたほど「ダメージは大きかった(DF岡山)」。がしかし、その2分後に得たPKを仙台サポーターの大きな声量のプレッシャーの中、ディエゴがしっかりと決めて1-1の同点に。「前半の内に追いつけたのは大きかった(鈴木達)」と今節の1つ目のポイントを乗り越えた柏は、前々節(vs横浜FC)、前節(vs神戸)と同じく後半開始には振り出しに戻して気を引き締めた。
後半に入り、引いて守るイメージの強さに増して今節は「勝ちに来たという強い気持ちを見せた(サンタナ監督)」攻撃に勢いづく仙台に対して、柏は18分フランサを山下に代えて投入する。柏のチームとサポーターの期待も膨らんだところに訪れたのは仙台のPK。後半25分、キッカーはFWボルジェス。曇り空の下、日立台全体が集中して見守る中、見事にセーブしたのは柏の守護神・南だった。「今日は(南)雄太のお陰。うちの2〜3年語り継がれるべき分岐点となるプレーだった」とDF岡山が讃えた2つ目のポイントシーンに、柏サポーターから今日一番の大きな大きな拍手が贈られた。その後、仙台の選手たちに疲れが見られた後半39分。右CKをクリアされたこぼれ球を思い切り振り切った蔵川のミドルシュートがゴールマウスに突き刺さり2-1。残る6分も集中を切らさず「点を取りに行った(MF山根)」柏が勝点3を得た。これにより神戸に勝利し首位に返り咲いた横浜FC(勝点86)に続き柏は2位(勝点85)に順位を上げた。
ホーム戦での勝利に、定番の「勝利ダンス」の後初披露以降2度目となる「J1へみんなで帰ろう!」ソングが、サポーターと『一心同体』で歌われた。3位以内が確定し残り3試合への意気込みも強まる中、掴んだ『自信』に手応えを噛み締める表情が日立台に広がっていた。
この敗戦によって昇格の可能性が消えた仙台だが「今シーズンあまりチームが見せてこなかった、ベガルタサポーターの望んでいた(サンタナ監督)」「戦う姿勢が見られた(菅井)」試合だった。
一方「レイソルの方に今日は運が傾いたと思います(サンタナ監督)」という『運』に加え、前節の神戸戦で見せた『粘り』や『成長』がホンモノであることを証明したい柏。次節の山形戦に向けて、期待が膨らむ柏の『タフネス』さを見せた1戦だった。
以上
2006.11.18 Reported by 脇本 カオル
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