11月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第31節
川崎F 2 - 1 福岡 (14:04/等々力/12,871人)
得点者:'59 我那覇和樹(川崎F)、'80 田中佑昌(福岡)、'88 谷口博之(川崎F)
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立ち上がりからペースを握ったのは、残留争いの渦中にある福岡だった。前線は布部陽功の1トップ。中村北斗をトップ下に据えた5枚の中盤が川崎Fの攻撃性を封じ込めた。難しい前半について関塚隆監督は「ぼくの予想と違って22番の中村選手がトップで出てきたのと、それによって8番のボランチのホベルトが先発してきた。この辺の所を様子を見ないとどういう形になるのか(わからない)という所があった」と振り返っており、手探り状態の立ち上がりだった事を明かしている。そうした中で、特に試合を通して出色の働きを見せたのがホベルトだった。「(マークに)来てましたね」と中村憲剛が振り返るが、そのハードマークによって川崎Fのキープレーヤーは良さを封じられてしまった。
川崎Fが自分たちの良さを出せない中「(福岡の)一番の強みは左サイド、14番の古賀くんと3番のアレックスなので、ここをどういう風に抑えながら仕掛けていくのか」(関塚監督)と事前のスカウティングの予想通りに福岡は左サイドからの攻撃を多用。その対処方法として関塚監督は森勇介に「いつもよりは自重しろ」とミーティングで伝えていたという。ただ、事前の予想以上に古賀は前に残っており、予想とは違う入り方を見せた福岡に対し川崎Fはとまどいも含めてペースを握られる形となる。
そういう意味では、苦しんだ前半ではあったが「25〜30分くらいになってからだんだん全体のポジショニングとか連携が取れる」(関塚監督)ようになって川崎Fはハーフタイムを迎えた。ただし、後半も事態が劇的に好転する事はなく試合は推移。選手交代によって流れを変えようとしていた58分に、黒津勝がラインの裏へと抜け出した。
「自分がフリーになっていて、その前から目が合っていたし、ガナさん(我那覇)も見てくれていた」と黒津。つまりフォワード同士の連携によって、福岡の高いラインの裏へ飛び出していったのである。カバーに入った千代反田充だが、黒津のスピードに追いつくことができず、たまらずPKエリアの中で倒してしまった。千代反田にイエローカードが提示され、川崎FにPKが与えられたこの場面。我那覇がきっちりと決めて川崎Fが待望の先制点を手にする。
負けられない福岡は、ここから意地を見せて反撃に出ると、72分に投入されていた田中佑昌がその8分後に同点ゴールを叩き込む。勢いに乗る福岡は、それからの時間帯も守ることなく逆転ゴールを目指したが、試合終了間際の88分に谷口博之に決勝のミドルシュートを叩き込まれ万事休す。
悪条件が重なった川崎Fだったが、中村憲が「今日はスタジアムの空気がよかった。結果論になっちゃいますが、空気に一体感を感じました。サポーターに感謝です」と語るように前節の悪夢を払拭すべく奮起したサポーターの後押しもあって川崎Fが勝ち点を3つ上乗せすることに成功。他会場の結果と合わせてスタジアムの盛り上がりは最高潮に達していた。
以上
2006.11.18 Reported by 江藤 高志
J’s GOALニュース
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