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【J1:第31節 名古屋 vs 浦和 レポート】詰めかけた浦和サポーターを黙らせたヨンセンのゴール。首位浦和の勢いを止めた名古屋が3連勝。(06.11.18)

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11月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第31節
名古屋 1 - 0 浦和 (14:04/豊田ス/32,109人)
得点者:'79 ヨンセン(名古屋)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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ゴール裏は、両チームサポーターで埋め尽くされ、試合開始前からスタンドに火花が散る。そんな中で始まった首位・浦和との対戦。名古屋は4-3-3のシステムで、ヨンセン・玉田・杉本の3トップ。それに対し浦和は「名古屋がワイドでほぼフラットな3トップだったため、DFを4人にした」(ブッフバルト監督)4バックの布陣に変更。序盤から、名古屋の3トップを封じて流れをつかむと、山田の突破で浦和がまずチャンスを作る。

名古屋は、立ち上がりこそ浦和の攻勢に見舞われるが、山田の突破を辛うじて阻止。そこから徐々に落ち着きを取り戻し、小さいながらもチャンスを見いだしていく。しかし、両チームとも決定的なチャンスは少ない。その数少ない決定的なチャンスが先に訪れたのは浦和だった。前半20分すぎにワシントンがゴール前でフリーになり、シュートを放つ。これはポストに当たって跳ね返った。
その後のセカンドボールでもゴール前での防戦を余儀なくされた名古屋だが、これも何とかしのぐ。その後も浦和有利の展開ながら、名古屋はその隙をついて攻撃を仕掛け、本田のFKの場面も作るが、ゴールにはつながらなかった。我慢の展開を強いられる名古屋が守りきった形で終わった前半。勝負は後半へと持ち込まれた。

後半も序盤から押し気味に試合を進める浦和。ポンテを中心に攻撃の手を強めてきたが、名古屋もスピラールを中心に抑え、決定的な仕事はさせない。逆にカウンターで杉本を走らせ、ゴール前に詰めていたヨンセンを狙うが、浦和GK山岸の前に防がれてしまう。
その後すぐにFKから浦和がチャンスを作り、ポンテがシュートを放つも楢崎が指先で止め、その後のピンチも守り抜く。さらに浦和の攻撃は緩まず、自陣で展開する時間帯が続く名古屋。10分の間に3本のFKで立て続けにチャンスを迎える浦和。誰の目から見ても、浦和のほうがゴールに近い試合展開だった。山田のオフサイドギリギリの突破で、名古屋GK楢崎と1対1になり、この試合最大の決定機を迎えた場面もあったが、楢崎のファインセーブでなかなかゴールネットを揺らせない。このあたりから、運は名古屋に味方しているかに思えた。

そんな展開の中、名古屋ベンチが動く。63分、藤田に代えて、より守備的な吉村を投入。そうして守備のオーガナイズを保つと、さらに玉田に代えて渡邊を投入し、4-5-1へと守備重視でカウンター狙いのシステムに変更。そこで浦和も、攻撃のテンポを変えようと山田に代えて小野を投入。しかし、それでも名古屋のDFを破りきれず、ゴールネットを揺らせない。
そして、試合を決定づける瞬間が訪れた。79分。浦和に攻め込まれ、大ピンチを迎えた名古屋。それを抑えて、逆にカウンターを仕掛ける。一度は阻まれたものの、浦和DFがクリアしたボールを本田が中央でキープ。ドリブルからゴール前に上げると、浦和DFの前に頭を出したヨンセンにドンピシャで当たり、ゴールネットを揺らす。なんと、先制したのは名古屋だった。

残り10分で名古屋に先制を許した浦和は、猛攻を仕掛ける。が、名古屋も水際で必死の守備。杉本に代えて須藤を投入し「オーガナイズした守備というより、ファイトで守った守備」(フェルフォーセン監督)で、ロスタイムのピンチも凌いだ名古屋が1点を守りきった。

「浦和は今日負けたが、2006年のチャンピオンになると思う。そのチームに勝ったと言える。これはチームにとってもクラブにとっても良い結果だった」と、試合後に語った名古屋・フェルフォーセン監督。「2年前と同じシチュエーションだから、そのイメージで戦いたい」と試合前に言っていた楢崎も「(今日の勝利は)ハマったという感じ。浦和相手にこの結果は喜んでいい」と、この大金星にはうれしさを隠さなかった。ただ、「今日はうちに運があった」(フェルフォーセン監督)、「今日はあの1点だけだった」(浦和・長谷部)という言葉も聞き逃してはならない。
それほど、今日は浦和優勢の展開だった。しかし、名古屋の集中力とオーガナイズされた守備が浦和に勝っていたと言えるのも確か。「この勝利を無駄にしないように」と楢崎も言っている。「強いチームには強い」という『汚名』を今シーズン中に払拭するためにも、残り3戦、C大阪、福岡、京都の下位チームとの戦いこそが、本当の力を試される試合だということを忘れてはならない。

以上

2006.11.18 Reported by 茂木 美佐子
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