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浦和・記者会見でのブッフバルト監督コメント(06.12.04)

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本日、埼玉スタジアム2002にて浦和レッズの記者会見が行われました。
その席でのブッフバルト監督のコメントは以下の通りです。

●ブッフバルト監督(浦和):

「まず最初に、過去3年間私を信頼して任せてくれたクラブに感謝したい。レッズから私を信頼してチームを任せようとしたオファーにも感謝をしたいです。そうは言っても、私の判断としてはここでいったんブレイクしたいということです。

理由はいくつもありますが、1つはすでに報道されている通り、プライベートなことです。もう1つは、1つのクラブで指導者として3年間結果を出しながら指導することの意味を改めて真剣に考えてみたという点です。

レッズが第2の故郷というのは今も続いています。就任した時は犬飼社長に森GMだったわけですが、この3年間、いろいろな意味で発展しました。日本代表選手を複数送り込み、成績もよくなりました。こうして私が監督として3年間やった後、クラブはどう発展していくのだろうという疑問が沸いてきたのです。

この決断に至るまでにはかなりの時間がかかりました。9月にクラブから来季もやってほしいというオファーをいただきましたが、このまま私がクラブを去っても大丈夫かと悩みました。来季はACLもありますし、監督として、人間としてこれに挑んでみたいという気持ちもありました。そういうオファーをいただき、いろいろ考えた結果がこの決定です。
今の浦和はそこにあるべきポジションにいます。チームとしてもよくなり、コーチ陣も素晴らしく、日本代表選手も数多くいます。クラブを取り巻く環境も世界に通用するものを整えていただきました。今後もつねに優勝を争えるクラブになったと思います。

本当に難しかったけれど、これだけ仕事をしていて楽しいチームで結果を出すことができ、いい環境も整えていただきました。そして日本で最高のサポーターもいます。そういうクラブをやめることは本当に心が痛みます。しかしやめるなら今の時期しかない。選手が揃い、将来を担う若手もいて、ゲルト・エンゲルスや池田太、土田といったコーチ陣も揃っているからこそ、やめるなら今だと思うのです。クラブが素晴らしい財産を発展させていける方向をとってくれることを私は希望します。

この後、質問されると思いますが、やめて何をするかという点についてです。まず最初にやりたいのは休むこと。そして他の世界のトップクラブの状況を見たいと思います。アメリカにも行きたい。ユルゲン・クリンスマンのところを訪ね、ドイツワールドカップで彼の下でコンディショニングを担当したコーチに話を聞いてみたいです。レッズでの3年間を分析し、何がよくて何が悪かったのか、次にはどこを改善するかというのを、まずは見極めたいです。どの監督にもそういう時間は必要。監督自身、成長していかなければいけないと思います。

これ以外にも感謝しなければいけない人は沢山います。メディカルスタッフだったり、選手だったり、コーチだったり、我々を陰から支えてくれた人だったり…。今ここで全ての感謝は表せません。我々には天皇杯という次なる目標もあります。それに集中しなければいけません。

年を取って私が日本に再び来た時、びっくりされる方がいるかもしれませんが、ここは私の第2の故郷。だからビックリしないでください。この場で1つだけ言わせていただきたいのは、サポーターのみなさんへの感謝です。3年半の現役生活、そして3年間の監督生活を本当に支えてくれたレッズサポーターのみなさんには心から感謝を申し上げたい。あと、メディアのみなさんにも心よりお礼を申し上げたいです。ドイツの新聞報道が出た時はまだクラブと去就について話していた最中でした。ドイツに帰る気持ちが傾いてはいましたが、チームにとって大事な時なのでリーグ戦に集中させてほしいとお願いしました。それを快く受け入れてくれたことは感謝しています」

Q:次回、監督をやるとしたら、レッズに戻ってくる考えはあるのか?
「これだけの結果が出て、環境の素晴らしさを知っているクラブは、監督として一番働きたいところ。私は心が通っているところで働きたい。もちろんレッズはそういうところだし、そういうお話があれば前向きに考えさせてもらいたいと思います。でもこの質問は時期尚早です。今、やめるといったばかりなんですから。早すぎるのではないですか」

Q:9月にクラブからオファーがあって、いろいろ考えたということだが、最初から今年を区切りにしたいと思っていたのか?
「時期のことだが、年が変わる時は自分の将来について考えるのは当たり前のことです。来季はACLがあり、新しい挑戦をしてみたい気持ちがありましたが、やめることを決めたのは、ある程度の時期としか言いようがないですね。私は直感で物事を決めるのではなく、自分で決定したことの影響を踏まえて判断します。今回はリーグ戦を制したことより、クラブを取り巻く環境ができているかどうかで決めました。逆にレッズが16位に低迷していたなら、私はこの席にはおらず、クビになっていたでしょう」

Q:勝者のメンタリティをどう選手たちに植えつけたのか?優勝にいたるターニングポイントがあったとすればいつか?
「メンタリティの件ですが、これを植えつけるというのは一方通行ではいけない。選手も耳を傾けてくれないとできないことです。だからこそ選手を集中させることが大事です。何のためにそのことが大事なのかを個人個人に理解してもらうことが大切なんです。2、3の言葉では全ては理解できません。長い時間が必要です。そのために選手1人1人と話をしたりもしました。その場で私が伝えたのは、個人より大切なのがチームということ。チームが成功を収めることで、個人も結果を得られる。それを理解してもらうことが大切でした。

よかったと思うのは、チームとして戦うというメンタリティをレッズの選手たちが持っていることです。チームとして1つの考えを持つためには、選手個々がそれを理解しなければいけません。彼らは自分の役割をしっかりと把握して、それがチームのためになるかを考えた。その結果としてチーム全体が勝者のメンタリティを持ったのです。次の監督が誰になるかは分かりませんが、選手たちがそういうことの重要性を理解していると強く思います。

ターニングポイントについては、3年間を通してみるとなかったと思います。というのも、最初から成果が出ていたから。1年目はリーグ戦に関してはチャンピオンシップをPK戦で落としました。ヤマザキナビスコカップも同様にPK戦で落としました。天皇杯も3位。あと一歩のところで落としたことが逆によかったのかなと思います。初めての年で全てがうまく行ったら、気持ちが浮わつき、過信してしまったかもしれません。あと一歩でタイトルを取れなかったことがうまく左右したんだと思います。それでも1年目はセカンドステージ優勝で星を1つ獲りました。他は運に恵まれず落としました。

2年目はチームの中心だったエメルソンや山瀬を欠くことになりました。しかしそういう選手が抜けた後でも天皇杯を勝ち取ることができました。そして3年目は必要な補強を行いました。各ポイントとなる選手を獲り、彼らがレッズになじんだことが大きかったと思います。これによってリーグ戦タイトルを獲ることができました。この3年間、1つ1つの目標を達成するために、どれだけ辛くて厳しかったよく分かっています。だからターニングポイントというのはありません」

Q:3年間監督を務めて、指導者として一番大切なことは何だと思いましたか?
「数多くあると思いますが、まず大切なのはサッカーの知識を持つこと。プロの世界の知識を持つことです。指導者ライセンスを取る時、フィットネスに関することは学べると思いますが、やはり監督というのは人間と接している。人間との触れ合いが一番大切なんです。選手が何を必要としているか、どんな話し方をしたらいいか、どうしたら心を1つにできるかということをひっくるめて、どう選手と触れ合うか。いかに彼らの心を理解するかが大きなポイントなんです」

Q:今後、クリンスマンと一緒に仕事をする可能性はあるか?代表レベルの監督に興味を持っているのか?
「クリンスマンとは子供の頃からの親友ですし、お互いによく理解しあっていると思います。が、今は一緒に仕事をする話はありません。代表のお話についても、私はまだ新米の監督です。監督を初めて3年しか経っていません。今、来年、5年後と考えることは全く違うでしょう。もしかして代表監督をやっているかもしれませんが、今の目標や予定には入っていません。

レッズは非常にいいチームになりましたが、レッズと代表の間にはまだまだ素晴らしいクラブがあります。だから、まず3年間を分析したい。その後、どこかで監督をやることをじっくり考えたいです。今はまだ具体的には考えていませんが」

Q:充電期間はどのくらいか?来季、欧州のどこかで指揮を採るつもりはあるか?
「充電や分析期間がどれくらいかというのは難しいですね。この3年は相当長いですから。ひょっとしたら1ヶ月で終わるかもしれないし、2週間集中すれば大まかな分析はできるかもしれません。でもどのくらい必要かといわれると難しいですね。

もう1つの質問ですが、今はいろんな電話とか軽い質問はきています。でも私のテーマには全く入っていません。やめてもレッズとは密接な関係でいられると思います。今、この質問に答えられることは全くありません」

以上
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