12月9日(土)J1・J2入れ替え戦 福岡 vs 神戸(16:00KICK OFF/博多球)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
★前節のハイライト&会見映像は【こちら】
----------
思うようにならなかった2006シーズン。結果が出ないことで様々な問題が表面化し、チームが壊れかけたこともあった。そんな思いを爆発させたいときも、誰かに責任転嫁したいときもあっただろう。しかし、すべては自分たちの手で起こしたこと。選手たちは苦しみや不条理に真正面から向き合うことで障害を乗り越えてきた。「いいチームになった」。布部陽功の一言が、これまでの選手たちの戦いの日々を物語る。そして迎える最終章。福岡は今シーズンの集大成を見せるべく博多の森のピッチに立つ。
戦うスタイルに変わりはない。高いラインとコンパクトなゾーン。中盤に形成した守備ブロックで相手の攻撃を受け止め、奪ったボールをシンプルに、そして素早く前線へと運ぶ。前線から始まる守備と、攻撃につながる守備。手堅い守備がすべての基本だ。チームを引っ張る布部陽功、久藤清一らのベテラン勢を中心に、全員で囲い込むようにしてボールを奪い、全員でボールを前に運ぶ。第1戦では攻撃の際の縦への力が見られなかったが、泣いても、笑っても、次が最終戦。チャンスには鋭く前へ出るはずだ。
勝ち点・得失点差が並んだときにアウェイゴールの数で勝敗を決するというレギュレーションが強調されているが、どちらが何点取るか決まっていない段階で論じるのは、あまり意味のないこと。自分たちのスタイルを取り戻したかった神戸にとっても、2戦トータルでの戦いを意識していた福岡にとっても、ある意味では計算道りの結果。現時点で互いの立場に少しの差もない。ひとつだけ言えることがあるとすれば、2戦トータルで争う入れ替え戦が、一発勝負に変わったということだけ。それは互いに望むところだろう。
福岡にとって必要なのは、今まで同様、自分たちのサッカーを貫き通すこと。そして謙虚に戦うことだ。選手とサポーターが大きな思いを背負っているのは神戸とて同じ。その重さに優劣はつけられない。「甘くはない。そうとう覚悟して戦わなければいけない」。試合前、千代反田充はそう話していたが、お互いに少しの油断、少しの気の緩みが勝負を決する。サッカーに対して真摯に。相手に対して謙虚に。しかし自分たちに対して自信を持って戦うことだ。2戦目もジリジリした展開になる可能性は高いが、重圧に耐えて戦いたい。
そんな厳しい戦いも、福岡にとっては大きなアドバンテージがある。それは戦い慣れた博多の森で戦えることだ。「博多の森の独特な雰囲気の中で勝ちにいきたい。博多の森はずっと戦ってきた場所。精神的にやりやすい」(布部陽功)。芝も含めて、すべてが戦い慣れた場所。多くのサポーターが後押ししてくれる場所。そして熱狂が渦巻く場所。あらゆるプレッシャーに襲われ、いつものプレーをすることさえ難しいほどの緊張感の中で、これほど力強い味方はいない。そのアドバンテージはアウェイゴールの比ではない。
今シーズン最後の戦い。そして最も重要な戦い。一体、いつになったら許してくれるのだろうと思っていたら、サッカーの神様はとうとう最後まで選手とサポーターを試し続けた。ならば、この1戦で答えを出そう。くじけそうになる心を「我慢と継続」を合言葉に支えてきた強い気持ちを示そう。どんなときも戦い続けた誇り見せよう。それが博多の森の熱狂を呼び、勝利を引き寄せる。最後の90分。その先には必ず望んだ結果が待っている。
以上
2006.12.08 Reported by 中倉一志
★神戸プレビューは【こちら】
J’s GOALニュース
一覧へ【J1・J2入れ替え戦 福岡 vs 神戸 福岡プレビュー】博多の森はわれらが聖地。何より大きなアドバンテージを得て最後の戦いに臨む。(06.12.08)















