12月25日、インボイスSEIBUドームで、「サントリー キッズ・スポーツアカデミー2006 in Tokyo」が開催された。サントリーが主催するこのイベントは、今回で5回目。サントリーが2004年に立ち上げた、次世代をになう子供たちの“夢”や“挑戦する気持ち”を応援する「キッズドリームプロジェクト」の一環として行われている。
現役の選手や元スポーツ選手などトップアスリートと触れ合いながら、スポーツを楽しむことが出来るこのイベント。今回も第1部(野球)と第2部(サッカー、ゴルフ、かけっこ塾、バレーボール、ラグビー、タグラグビー)に分かれて、7種目もの競技が用意され、朝から子供たちやコーチたちの元気いっぱいの声がドーム中に響きわたった。
まず午前中に開催された第1部は野球。宮本和知コーチや水野雄仁コーチをはじめ、7名の元プロ野球選手がコーチにあたり、アカデミーが行われた。ポジション別に分かれて行われたメニューで、ピッチャーは宮本コーチの指導をうけ、実際のマウンドに立って投球。小さい体をいっぱいに使って見事な投球を見せた後には、うれしそうな笑顔を見せた。
投げる、打つ、受けるといった基本動作をはじめ、楽しみながら野球の技術を学んだ。
サッカーのアカデミーが行われたのは、午後2時30分からスタートした第2部。コーチには井原正巳氏、中西哲生氏、浅野哲也氏、小倉隆史氏、そしてFC東京の普及部のコーチの皆さんがかけつけた。第2部には、バレーボール(サントリーサンバーズがコーチ)、ラグビー(サントリーサンゴリアスがコーチ)のほかにも、かけっこ塾には高野進氏、ゴルフには宮里藍コーチ、藤田幸希プロなど、日本のトップアスリートが顔をそろえた。
開会式では、コーチたちがひとりひとり紹介されてバックネット裏から登場。宮里プロと藤田プロがかわいいサンタクロース姿で登場し、クリスマスムードに気分が高まる。
開会式を終えてまずは、全員でウォーミングアップ。続いて行われたのは、各種目ごとのデモンストレーション。サッカーはセットプレーの数々を披露。FKの際に壁に立ったのは、背の高いバレーボールの選手たち。「見たことない!」と叫びながらもその壁をクリアしようと懸命なコーチたち。コーチたちのタジタジの表情に、子供たちも爆笑。楽しいムードでデモンストレーションが進められるうちに、子供たちは「早く自分もやりたい!」という表情に変わっていく。
気持ちが高まったところで、いよいよそれぞれの競技に分かれてレッスンがスタート。
サッカーは、FC東京の普及部のコーチたちが中心となり、いくつかのグループに分かれ、ひとつひとつの技術を教わっていく。ゲストコーチの4人は、それぞれのグループを回りながら、まんべんなく子供たちと触れ合っていく。
「楽しくスポーツをやることを覚えてほしい」とサンタ帽をかぶって大活躍した小倉隆史氏。「寒いときだからこそ、思いっきり体を動かしてほしい」と中西哲生氏はひとりひとりの子供とふれあいを大切にする様子。「一緒にやっていて楽しくて自然とこっちのテンションも高くなる」と言う浅野哲也氏はでんぐり返しをしながら次のグループに登場。そして「こういう機会に、スポーツの楽しさ、サッカーの楽しさを感じてほしい。これがそのきっかけになればいいですね」と言う井原正巳氏はやさしい目で子供たちを見つめる。最後に行われたゲームでは子供はもちろん、コーチたちも真剣な表情で思いっきりサッカーを楽しんだ。
それぞれの競技、コーチとなった方々の丁寧な指導の下、スポーツを満喫した子供たち。最後には元気な声で挨拶をして閉会。家までの帰りの電車内では、友達同士、そしてお父さんやお母さんにアカデミーでのことを楽しそうに話す様子があちらこちらで見られた。
12月25日に行われた今回の「サントリー キッズ・スポーツアカデミー」。子供たちにとっても大人にとっても、かけがえのないクリスマスプレゼントとなったことだろう。
以上
2006.12.26 Reported by 日々野真理
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