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【2002FIFAワールドカップTM記念事業 大分 vs. 上海申花 】不動の3バックを中心に守りが機能した大分。ゾーンで攻守を行う上海申花。開幕までの準備期間にもかかわらず、随所に持ち味を見せてくれたプレシーズンマッチ(07.02.12)

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●2002 FIFAワールドカップTM記念事業 プレシーズンマッチ
2/12(月・祝)/15:00/7,164人/九州石油ドーム
大分トリニータ 1-0 上海申花
・得点者:25' セルジーニョ(大分)
●試合結果の詳細は「大分トリニータ公式サイト」
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両チームともシーズン開幕までの調整期間。連携や戦術などの細かなところは今から作っていく時期の試合、選手としては、イメージどおりのプレーができなかったかもしれない。それでも、大分にとっては異国の地でリーグ制覇をねらう強豪の上海申花に負けるわけには行かない。上海申花もACLに中国代表として出場するプライドがある。大分にとっては、国際試合となった2007年のJリーグプレシーズン国内初マッチは、『2002FIFAワールドカップTM記念事業』として中国の上海申花を招いて、九石ドームで15時に始まった。

大分は不動の3バック上本・三木・深谷が最終ラインに陣取った。阿吽の呼吸は2007年も健在だった。グアムでのフィジカル中心のキャンプが開けたばかりとはいえ、この3人では連携に何の支障もない。終わってみるとシュートは3本しか打たれていない。「細かな修正点は、まだまだこれから…」と大分・シャムスカ監督は試合後に語ったが、この被シュート3本には訳がある。
昨季までの同じ3-5-2ではあるが、左MFの根本の役割に変化が見えた。相手にボールが渡ったときには、根本がFWの位置まで上がり、高い位置からプレッシャーをかけていく。前線からのプレスが利けば、DFラインは高い位置を保つことができる。相手にすれば、FWと攻めるゴールの距離が開くことになる。
逆に味方がボールを保持すると、根本は低い位置でボールを受けに入る。少ないDFのパスコースを中盤で多くするためである。わずかではあるが、大分の攻守ラインが昨季よりも高くなっていた。この結果が、被シュート3本となって現れていた。

対する上海申花は4-3-3のラインを寸分の狂いなく上下させて攻守を行うチームだった。横ライン同士の距離を一定に保つことにより、スペースを狭くしパス回しを行いにくくさせる。相手がパスやトラップでミスをすると、すかさず選手が寄ってきてボールを奪う。3FWのマルチネスとローニーの連携がうまく取れると攻撃力はもっと上がるに違いない。3本しかシュートを打っていないのは、この時期だからと言ってもいいのではないだろうか。
また、スターティングメンバーの中にMF3人、DF1人の中国代表が入っていた。中国のチームらしく、体の寄せと空中での強さは、大分より勝っていた。シーズンが始まるまでには、もっとパフォーマンスが良くなるに違いないので、ACLが楽しみである。

そんな両チームの戦いで勝敗を分けたのは、前半25分の大分の得点だった。中央でボールを受けたセルジーニョが高松にボールをはたくと、後ろで待ち構えたアウグストにダイレクトで落とした。セルジーニョはそのままゴールに向かって走っていたので、アウグストは浮き球で送った。GKと1対1となったセルジーニョは、落ち着いて右足でネットを揺らし決勝点を挙げた。
組織的なラインを引いている上海申花は、DF背後に出されるとカバーがいない。大分の連携に弱点を突かれた一瞬の出来事だった。早いリスタートからジュニオール マラニョンがボールを入れたことも功を奏した。90分のゲームの中で、今季の大分の大きな武器となる連携かもしれない。

「日本の代表として戦った」試合後の大分・シャムスカ監督のコメントである。最高のパフォーマンスができるチーム状態ではない中でも、勝負を行うからには負けて言い訳ではない。上海申花も同じような状態の中で、身体を張って戦った。
お互いにハーフタイムでメンバーを代えることもなく、今の状態の中でベストの戦いをしてくれた。肌寒い2月のスタジアムが、少しだけ熱くなったような気がする。今季の両チームの活躍に期待が持てそうな予感がしたのは私だけではないだろう。

サッカーの試合の目的は「勝つこと」
プレーの目的は「点を取ること」
今日の試合を見て再認識できた。


以上

2007.02.12 Reported by サカクラ ゲン
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