★各クラブ監督・選手の今年の目標は!? 「今年の“Will Be”教えてください!」
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【今季のみどころ】
これまで主力としてプレーしてきた複数の選手がチームを去り、「変化」を余儀なくされたC大阪。しかもJ2での戦いとあって、厳しさは例年以上になるなかで、「J1に上がりたいという思いを誰よりも強く持っている監督」(西村昭宏GM)として招かれたのが、都並敏史監督だ。’05年は仙台で、’06年は東京Vを(コーチとして)指導、J2のサッカーを熟知しているといえる。
今季、チームは大きく若返った。フィールドプレーヤーで30歳超の選手はキャプテンを務める森島寛晃のみ。ともに副キャプテンになった古橋達弥や江添建次郎ら中堅層を除くと、後は20歳前後の選手が大半を占めている。都並監督は、「経験のある選手が抜けたことで、安定感が減るのは当然のこと。しかし、その反面チームが変われるチャンスでもある」と話す。特定の選手に頼りきるのではなく、「チーム全員が一体となって、献身的な気持ちを持って戦う」(都並監督)スタイルが目標だ。
都並監督は、キャンプ、プレシーズンマッチを通じて4-4-2のシステムを採用。「4バックは攻撃的な部分もあるが、一番ディフェンスを安定させるやり方でもある」との考え方で、左右のサイドバックには、「攻」より「守」を要求している。バックラインに入る選手が日本人だけになったことで、コミュニケーションはスムーズになるはずで、どれだけ失点を少なくするかが鍵になる。また、中盤の布陣は、ダブルボランチ+攻撃的MF2人のボックス型と、ボランチ1人+左右の攻撃的MF+トップ下のダイヤモンド型の2つのパターンを併用。その攻撃陣では、「よりゴールに近い、本来のポジションでプレーさせてもらっている」と話す古橋に期待が集まる。彼を軸に、ベテランの森島寛晃や若い苔口卓也や森島康仁、さらに新外国籍選手のキム・シンヨンらがうまく絡むことができれば、J2屈指の攻撃陣になるはずだ。
伸び盛りの若い選手が持てる力を発揮すれば、チーム力は飛躍的に上がる。その反面、一度つまずくと立て直しに苦労することも予想される。今まで以上に開幕ダッシュが重要だ。
【注目の新戦力】
●MF 7アレー
●FW 10キム シンヨン
●DF 3阪田章裕
チーム浮沈の鍵を握るのが、ボランチのアレーだ。前所属のサンパウロでチームメイトだったセザール・サンパイオのアドバイスを受けて来日を決めたアレーは、身長は176?とそれほど大柄ではないものの、タイトなマークで相手の攻撃をストップするプレーが持ち味。本人は、「ボールを奪ってからのビルドアップも見てほしい。パスのクオリティについても自信がある」と話す。ボランチは昨シーズン最後まで選手を固定できず、不振の原因ともなったポジションだけに、アレーがフィットし力を発揮できるか否か、注目される。
また、攻撃陣では韓国人ストライカーのキム・シンヨンに期待が集まる。プレースタイルは、前線で動き回ってチャンスメイクをしつつ、自分もゴール前に飛び出してゴールを狙うというもの。残念ながら、2月19日の練習試合で負傷し開幕には間に合わない見込みだが、苔口、森島康仁、柿谷曜一朗らが各年代の代表メンバーに選出されることは確実なため、早期の復帰と活躍が待たれる。
新人選手では、DFの阪田章裕に注目したい。ヘディングが非常に強く、身体能力も高い。ポジションはセンターバックのほかサイドバックもこなせるとあって、都並監督がどこで起用するか、楽しみだ。
【開幕時の布陣予想】
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ラインを統率するのは、副キャプテンに指名された江添。大学時代は主に4バックでプレーしており、戸惑いはないと話す。センターバックのコンビを組むのは、前田が有力だが、札幌から戻った千葉やルーキーの阪田、鹿島から期限付き移籍してきた羽田もいる。右サイドバックを務めるのは、東京Vから移籍してきたスペシャリスト・柳沢。左サイドバックはルーキーの阪田もしくは、ベテランの山崎。GKは練習試合やプレシーズンマッチごとにメンバーが変わったポジション。予想は難しいが、昨シーズンまでの経験を考えるなら吉田が最有力か?
ボランチは新戦力のアレーと成長著しい2年目の宮本のコンビ。攻撃的MFは右に森島寛晃、左のゼ・カルロス。今年35歳になる森島寛晃はキャプテンに指名されるとともに、元気に先発メンバー入りしそう。また、昨シーズンより一つ前のポジションでプレーするゼ・カルロスは、本領発揮となるか。2トップは都並監督が絶賛する古橋が軸になる。パートナー候補はU-22日本代表の苔口、森島康仁に加えて、小松もおり多彩な顔ぶれ。負傷のため開幕には間に合わないが、韓国人ストライカーの金信泳もいる。
Reported by 横井 素子
※布陣予想は2月28日時点のものです
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