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【ヤマザキナビスコカップ 甲府 vs 鹿島 プレビュー】Dグループ1位・2位の直接対決!甲府は、好調鹿島のゴールを何度こじ開ける事ができるか(07.05.23)

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5月23日(水)ヤマザキナビスコカップ 甲府 vs 鹿島(19:00KICK OFF/小瀬)
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ナビスコカップDグループ1位と2位が決勝トーナメント進出を賭けて対決する第6節。1位・甲府は勝点10、2位・鹿島は勝点9で、お互いに勝てば文句なく1位通過が決まる。ただ、3位の新潟が勝点8で迫っているので、引き分ければ2位通過も危うくなる可能性がある。両チームともに勝つことだけを考えて戦うことが出来るだけに、熱く痺れるような内容が期待できる。

甲府は攻撃の核となる茂原岳人を出場停止で欠く。茂原は、技術、戦術、身体のバランスが高い位置で保たれている甲府では数少ない選手。代わりの選手は、これまでの交代のやり方を見れば山崎光太郎、宇留野純あたりが有力と思われる。ただ、茂原がいない3トップでは鈴木健太への期待という負担は大きくなる。中央の須藤大輔は鹿島のセンターバックから厳しいプレスを受けるために、質の高いポストプレーを高い割合で行うことは難しくなるはず。そうなると、鈴木健太にはキープ力も発揮してもらわないと攻撃の形(タメ)が作りにくくなる。3トップにある程度ボールが収まらなければ、甲府は苦しい戦いを強いられるだけに、鈴木健太、須藤が強さと質を発揮してくれることを期待したい。

鹿島は、で4月7日(第5節)からリーグ戦第8節を除いて6勝3分と、結果が出てきた。中盤に野沢拓也が戻ってから攻守において安定感が増してきたのが白星先行の理由だろう。ボールの収まり所、出所の双方で野沢のパフォーマンスの高さが光る。また、マルキーニョスを軸とした攻撃陣は、シュートチャンスの数で下回っても結果は残せるようになって来た。鼻骨骨折の内田篤人の動向が気になるが、甲府戦はほぼベストの布陣で勝点3を狙いに行くことが出来そうだ。

守備がよくなりつつある甲府にとって、ポゼッションできるという内容を早く結果に繋げたい。前日練習では、狙いを絞ったクロスやセットプレー、ゴール前のコンビネーションのトレーニングを繰り返し行っていた。現状では外国籍選手に前線で頼ることは出来ないので、これまで同様にプレーの精度を高めてゴール前で勝負するしかない。甲府サポーターには、ゴール前でのパスワークやコンビネーションを、期待を込めて見つめてほしい。新潟対名古屋の結果次第では、引き分けでも1位通過の可能性があるが、大木監督は「自分たちでコントロールできないことは気にしない。自分たちが出来ることだけに集中していく」と、鹿島に勝って自力でクラブ初の決勝トーナメント進出を決めることだけを考える。

現在のクラブ予想では、23日の入場者予想は約8000人。平日のナイトゲームなので集客は難しいが、クラブ初のナビスコカップ決勝トーナメント進出の瞬間をホーム・小瀬で目撃してほしい。立ち上がりはお互いに様子見の状態で、徐々にヒートアップして行く展開になりそうだ。強烈な個を持つチームに対して、「フィジカルでアドバンテージが取れなくても勝てる」という、日本サッカーの進むべき道を照らすような内容で勝利したい。そして、タイトルの話が出来る幸せを楽しみたい。


以上

2007.05.22 Reported by 松尾潤
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■注目プレイヤー: 鈴木 健太選手(甲府)
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