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【AFCチャンピオンズリーグ 浦和vsシドニー:レポート】「最低限のノルマ」浦和、苦しみながらもスコアレスドローで決勝Tへ (07.05.24)

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●AFCチャンピオンズリーグ 予選リーグ グループE
5月23日(水)/19:30/埼玉
浦和 vs シドニー
-試合速報はこちら-(TV放送:19:25〜BS朝日にて生中継)
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 ACLグループリーグ最終節。E組の浦和はホームで苦しみながらも勝点1差の2位シドニーFC(オーストラリア)と引き分け、首位をキープ。2勝4分けの勝点10として、F組の川崎Fに続き、なんとか決勝トーナメントへの切符を手にした。

 ホームアドバンテージに加え、引き分け以上で準々決勝進出が決まるものの、負ければ一転してアジア制覇の目標は絶たれる。川崎Fに先を越されたプレッシャーも否定はできない。優位な状況で大事な一戦を迎えた浦和だが、その姿勢からはまったく余裕を感じることはできなかった。

 あっぷあっぷ。そんな言葉がぴったりな展開が序盤から続いた。開始15分こそ、一進一退となったものの、その後は完全にシドニーのペース。「少しナーバスになっていた。通常ではありえないミスでボールを失う場面が多かった」とオジェック監督も振り返ったとおり、ミスが出て、自陣で耐える時間が続いた。

 相手の3トップ気味の布陣に対し、3-5-2の両サイド、相馬、山田が引っ張られる形で5バック気味になり、押し込まれ、サイドからのクロスにピンチを招くシーンが目立った。

 もちろん、浦和にもチャンスがなかったわけではない。しかし、最大の決定機ともいえた16分の小野のボレーは惜しくもクロスバーの上へ。山田→ワシントン→鈴木→ポンテ→相馬と渡り、最後は左クロスに小野が飛び込んだものの「決めなきゃいけなかった」シュートはゴールマウス越えてラインを割った。   
 そして、前半終了間際にはワシントンのポストからポンテがゴール右スミを丁寧にねらったミドルでシドニーゴールを脅かしたが、相手GKの攻守に阻まれた。

 後半、出足のよさを見せた浦和が、先に仕掛ける。48分、ワシントンが粘ってキープしたボールを小野が左足ミドル。52分にはポンテ、小野、ワシントンが絡んだカウンターから好機を迎えたが、いずれもシュートを枠に飛ばすことはできず。すると、流れは再びシドニーへ。
 終盤はロングボールを多用し、前がかりになるシドニーに対し、浦和が凌ぐ展開。あとがないシドニーは、体格のよさと縦へのスピードを前面に出した単純ながらもパワフルな攻撃でチャンスを窺う。

 しかし、守備の要・闘莉王を不在で欠くなか、浦和も相馬に代えて長谷部を投入し、最終ラインを4バックにするなど、柔軟に対処し、最終ラインを死守。カウンターの芽だけは残して、84分には永井、88分には岡野を投入し、最後は総力戦となる格好で、シドニーを封じ込めた。

 内容はともかくとして「素直に決勝トーナメント進出を決めたことを喜びたい」と話すオジェック監督の表情には、安堵感がたっぷりと漂っていた。そして、「どっちに転んでもおかしくないゲームだった。引き分けは妥当」との鈴木の言葉からは苦しさが窺えた。
 何とか「最低限の目標は達成できた」ものの、その足取りは重く、不恰好を晒す形となった。だが、それでも「結果的には残った」。そこにこそ、浦和の地力があると思いたい。

以上

2007.05.24 Reported by 栗原まさお
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