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【J2:第18節 愛媛 vs 鳥栖 レポート】ホームでの今季2勝目が遠い愛媛に対して、勝ち続けることで進化をつづける鳥栖は今節の勝利でJ2通算100勝を達成!(07.05.26)

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5月26日(土) 2007 J2リーグ戦 第18節
愛媛 0 - 2 鳥栖 (14:04/愛媛陸/3,069人)
得点者:'67 レオナルド(鳥栖)、'87 藤田祥史(鳥栖)

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タイムアップのホイッスルと同時に、くっきりと明暗が分かれた両チームの選手たち。愛媛はホームでは4試合連続無得点での4連敗、その一方で歓喜に満ちた鳥栖はJ2通算100勝を達成してメモリアルマッチとなった。

ただ、67分まで、勝負はどちらに転んでもおかしくない展開だった。
愛媛は序盤、前節の京都戦でゴールを奪ったボランチ青野とFW田中のホットラインで鳥栖のゴールに迫る。そして右サイドからはMF赤井、DF森脇のオーバーラップからチャンスメイク。しかし、鳥栖は岸野監督が「我慢が続いたがシュートチャンスを作らせないようにした」と振り返ったように、DF柴小屋らがペナルティエリア内で粘り強く守った。

すると、次第に試合の流れは鳥栖に傾く。21分には中央からボランチ高橋がFW藤田にくさびを入れると、こぼれ球をレオナルドが拾ってシュート。さらに23分には高橋からゴール前でフリーになったMF高地、藤田と続けてシュートを放ったが、ここは愛媛も粘り強く守って難を逃れた。
後半に入ると鳥栖のシュートが愛媛のゴールマウスをとらえ始める。後半開始直後には藤田がロングボールに追いつくと、DF南を振り切ってシュート。愛媛のGK佐藤がこれを防いだが、続く49分に今度はレオナルドが南を振り切ると、シュートはポストを直撃。「あれだけチャンスがあって決められないのは鳥栖らしい」と岸野監督は自嘲気味にコメントしたが、救われた愛媛としては失ったリズムを取り戻すチャンスだった。

しかし、後半に訪れた2度のチャンスをふいにした愛媛。56分に青野が左サイドをえぐると、ファーサイドの田中へクロス。DFを越えてきたところを右足であわせたものの、シュートはゴールの右へ。その2分後には「チームに勢いを付けたくて、チャンスには前に出た」という左サイドバック・星野のクロスに飛び込んだのは赤井。しかしこのシュートもクロスバーを越える。後半、愛媛のシュートはこの2本だけ。

途中出場のMF廣瀬のドリブルで再び鳥栖に流れが移ると、67分にはその廣瀬の突破から得たフリーキックをレオナルドが直接ネットに突き刺し先制。後は「バランスを自分たちで失ってしまった」と愛媛・望月監督が悔やんだように、前がかりになったところを今度は柴小屋のクリア1本で藤田がDFの背後を突いて追加点。その後、愛媛は反撃できないままにタイムアップを迎えた。

この結果、連勝を3に伸ばした鳥栖は7勝3分7敗と勝星を五分に戻すとともに、勝点も24と上位グループも射程圏内にとらえた。岸野監督は「追加点を取れたことが大きかった」と最後まで攻撃へのチャレンジを続けた選手たちの成長を称えたが、守備でも2試合連続無失点。結果と内容が伴った快勝に、アウェイ連戦となる次節の水戸戦(6/2)にも弾みがつきそうだ。

一方で愛媛の苦悩は続く。試合後の選手のコメントを聞いていると「得点が奪えないからしっかり守る」のか、「勝点3を取るために先制点を奪いにいく」のか少なからず「迷い」も感じられた。もちろん、そのどちらも勝点を取るために通る道筋。しかし、今季唯一のホームゲームの勝利(4/21京都戦)では、攻守にわたって奮闘したDF金守の姿があった。そして今日の試合では、初めて左サイドバックに入った星野が90分持たなくとも何とか局面を打開しようと攻撃参加のトライを続けた。
一朝一夕に愛媛は鳥栖のポゼッションサッカーに追いつくことは出来ない。必死で守り、ここぞという時には猛然と攻め上がる。90分間綺麗なサッカーをする必要はないし、ましてや「大人しい」サッカーをする必要はない。

今の愛媛に失うものはない。
「走れ走れ愛媛…俺らは立ち止まらない」
ゴール裏から聞こえてくる声援に、サポーターの求めるサッカーがある。
もっと泥臭くても、走り続ける愛媛のサッカーをサポーターはいつまでも待ち続けているはずだ。


以上

2007.05.26 Reported by 近藤義博
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