5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
F東京 0 - 1 名古屋 (15:04/味スタ/22,679人)
得点者:'32 ヨンセン(名古屋)
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昨日の雨が嘘だったかのように、味の素スタジアムのピッチには燦々と太陽の光が照りつけた。まだ暑さに慣れていない5月末の気温27度の消耗戦。F東京は0−1で名古屋に敗れた。
決定機を確実に決め、F東京の良さを消して守りきる――。名古屋フェルフォーセン監督が巧妙に紡ぎだしたゲーム展開で1点を守り抜いた。逆に「我々はホームだったし、もう少しアグレッシブに行きたかった」(原監督)F東京は、前半に思わぬ落とし穴があった。
勝負は前半で決まった。F東京は、ナビスコカップで2得点を奪った赤嶺をベンチに置き、1トップにワンチョぺ、右サイドに梶山を据える新布陣でスタートした。だが、そのワンチョぺがブレーキ。運動量が少なく、なかなかクサビでボールが収まらない状況が続く。そのためF東京は、横パスやバックパスが多くなり、攻撃のテンポを上げることが出来ない。左サイドのリチェーリも、DFを引き連れてくる横パスでは先にスペースを消されてドリブル突破をすることが出来なかった。徐々に試合の流れは名古屋に傾いていった。
前半32分、ヨンセンが「40パーセントは本田のゴール」と話す、2人の息の合った先制弾で名古屋が試合を動かす。カウンターから杉本がドリブルで駆け上がり本田に繋ぐ。ボールを受けた本田は、ボックス内へ侵入するヨンセンにタイミングを合わせてスルーパスを送る。ヨンセンがそのボールを左足で振りぬき、ゴールネットを揺らした。その後も、F東京は決定機を作れぬまま、シュート数3本で前半を終える。
F東京の原監督は後半、ワンチョぺに代えて石川を投入する。ルーカスを1トップ、右サイドに代わった石川、トップ下梶山の形で反撃に出る。後半6分、左サイドのリチェーリからのボールを受けてルーカスが反転シュートも、名古屋GK楢崎の右手に阻まれる。
F東京は終盤、選手を入れ替えてリズムを変えようとするが、それに合わせて名古屋フェルフォーセン監督が動く。5バック気味の3−5−2にシステムを変更し、守備に厚みを加えて逃げ切りを図った。両サイドの深い位置のスペースを埋められたF東京は、サイドからのクロスが減り、アーリークロスやロングボールが多くなる。名古屋はマイボールにするとリスクを負わず、確実に繋いで時間を使っていく。得点を期待されて後半18分からピッチに立った赤嶺も、持ち味のクロスに飛び込む得意の形に持っていけず。アウェーで定石どおりの戦い方に徹した名古屋が勝利の笛を聞いた。一方のF東京は、ナビスコカップを含めての連勝が3でストップした。
「レギュラー争いは激しくなってきているし、僕もポジションを失わないようにしたい」と鈴木規が話すように、F東京は1つのポジションに複数の選手が競合するようになってきた。チーム力は上がってきている。「後は、新しく入ってきた選手の見極めが必要」と原監督。ワンチョペを使うのなら、福西をうまくいかすためにはどうすればいいかをはっきりさせたい。次節、清水戦(6/10@日本平)までの2週間。この短い中断期間を有意義に使いたい。まだシーズンは半分以上残っているが、降格圏の17位(暫定)横浜FCとの勝点差は4に迫った。それだけに、もう悠長なことは言っていられない。
以上
2007.05.26 Reported by 馬場康平
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