5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
千葉 1 - 2 G大阪 (19:04/フクアリ/14,405人)
得点者:'22 新居辰基(千葉)、'67 明神智和(G大阪)、'89 遠藤保仁(G大阪)
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1−1のスコアで迎えた87分、ペナルティエリア前で千葉のMF下村東美がG大阪のMF二川孝広を倒してしまい、G大阪に直接FKが与えられる。89分、「集中した」というMF遠藤保仁が蹴ったボールは、千葉の選手5人の壁を越え、右のサイドネットに突き刺さった。ここぞというセットプレーでの逆転ゴール。G大阪の底力が発揮された瞬間だった。
ロスタイムの3分間、千葉は必死に得点を狙って攻めたが、そのまま試合終了。16位という順位を考えれば、勝点を1でも取る『結果』が欲しかった。だが、『結果』は得られなかったが、この日の千葉は横パスが減り、ゴール前に迫る展開がスピーディーになっていた。試合後の選手が口々に語ったように、その要因の一つは、今季の主なシステムの1トップ2シャドーではなくFW巻誠一郎とFW新居辰基の2トップで臨んだことにあった。
互角の攻め合いながらも、前半は前線で起点となる選手が2人いるため、スペースを使うパス回しができた千葉が優勢だった。左ウイングバックのMF山岸智への効果的なサイドチェンジのパスも目立った。G大阪の2トップにシュートは打たれたが、DF斎藤大輔がリベロを務める千葉の3バックとダブルボランチが奮闘。それに応えるように、22分、千葉に待望の先制点が生まれた。ペナルティエリア左サイドで、G大阪の選手にユニホームを引っ張られながらも粘った下村が羽生へパス。羽生のクロスボールをファーサイドで巻がヘッドで折り返し、これを胸でトラップした新居が右足のボレーシュートで決めた。
G大阪は後半から右サイドバックのDF青木良太に代えてMF家長昭博を入れ、ダブルボランチのMF橋本英郎を右サイドバックに変更。遠藤がボランチ気味に下がり、前へ仕掛けるパワーとスピード、サイドの守備を強化した。これが奏功して、次第にG大阪が主導権を握り、決定機を作り出す。67分、DF山口智のロングパスを受けたDF安田理大がクロスボールを上げる。千葉の斎藤のクリアボールを羽生が胸で下村に渡そうとするが、G大阪のMF明神智和がインターセプト。ドリブルで持ち込み、左足のグラウンダーシュートでゴール右隅に決めた。相手のわずかな隙を逃さない明神のしたたかさが光った。
千葉は60分、「交代は相手が形を変えてきたからだとコーチに言われた」新居に代えてMF工藤浩平、同点とされた直後の69分には前半に接触プレーで左膝を痛めていた巻に代えてFW黒部光昭を入れた。さらに、83分には疲れの見えたMF水野晃樹に代えてFW青木孝太を入れ、ゴールを奪いにかかったが、後半の決定機は一度もモノにできなかった。
先制の『1点』は取れたが、G大阪が抜け目なく奪った『2点目』に手が届かなかった千葉。決定力不足の課題は残るが、首位のG大阪に引けをとらない攻守は随所で見せた。特に、ゴールに向かう素早い攻撃の復活の兆しは好材料だ。次節は2週間後の6月9日。27日発表の日本代表招集選手は不在期間があるが、それまでに負傷選手は一日も早く回復し、みんなで千葉らしいスピーディーな攻撃と粘り強い守備を完全復活させてほしい。
以上
2007.05.27 Reported by 赤沼圭子
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■注目プレイヤー: 新居 辰基選手(千葉)
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