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【J2:第22節 C大阪 vs 山形 プレビュー】今季初、長居スタジアムでの試合となるC大阪。5位山形を相手に開花しつつある攻撃陣が3連勝へと導けるか!?(07.06.17)

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6月17日(日)J2 第22節 C大阪 vs 山形(16:00KICK OFF/長居)
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C大阪は6月に入り、福岡、徳島を下し、今季2度目の連勝を飾った。5月下旬から1週間に渡って行った兵庫・淡路島での強化合宿の成果が表われた格好だ。

その淡路合宿以降、クルピ監督が重点に置いているのは、「得点力のアップ」と「カウンターに備えた守備」。攻撃に関しては、サイド攻撃とセットプレーの練習に時間を割いた。その結果、福岡戦での2得点はセットプレーで稼ぎ、徳島戦で入れた4得点は、すべてサイドからのクロスを頭で決めたもの。「監督がやろうとしているサイド攻撃やセットプレーから点が取れているのは、戦術が浸透している証拠」とFW古橋。選手も日に日に自信を深めている。

サイド攻撃の中心となるのがMF苔口。淡路合宿でこれまでのFWから急きょコンバートされたばかりだが、「周りが結構フォローに来てくれているからドリブルで突破できる。その分、縦に行ったり、中へ切り込んだり、パターンも増えてきている」と、J屈指の俊足を遺憾なく発揮し、ドリブルで相手ディフェンダーを翻弄している。

さらに、これまでなかなかゴールを積み重ねられなかったFW陣の古橋、小松、森島康らが徳島戦で揃って得点。2試合で6得点と自慢の攻撃力がようやく開花しようとしている。また守備の安定も見逃せない。「中盤のバランスがよくなり間延びしなくなった」(クルピ監督)と相手のカウンターをことごとく跳ね返し、2試合連続無失点。攻守ともに上昇気流に乗っている。しかし、クルピ監督は「試合の中で不安定な部分がある。90分通して安定した試合運びができるよう修正の必要がある」と、決して気を緩めない。

 一方、ここ6試合で3分3敗と勝ち星がなく調子を落としている山形。0−0の引き分けを除き、5試合すべてに先制を許す苦しい展開が続く状況に樋口監督も「勝ち点を稼いでいたときは我慢しながら先取点を取り我々のリズムでゲームを進めていたのが、今はなかなか我慢が効かない」と嘆く。C大阪がこの2試合、開始10分以内に先取点を入れているだけに、立ち上がりは慎重に入る必要があるだろう。

 第1クール、C大阪は今回と同じように3連勝を懸けて山形に挑んだが、終盤に失点を喫し、敗北。浮上のキッカケを摘み取られた。それだけにGK吉田も「絶対にあの時の借りを返す」と意気込む。加えて試合会場は、今季初となる長居スタジアム。MF香川は「僕自身、長居スタジアムで試合をした経験がない。上にいくためにも絶対に負けられない」と気合十分。チーム状態を見ればC大阪の優位は動かないが、何が起こるかわからないのがサッカー。序盤の攻防が勝敗のカギを握るだろう。

以上
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