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【J1:第17節 甲府 vs 大分 プレビュー】中位の尻尾を掴むために勝利が必要な甲府と大分。ホーム・甲府は、サポーターのパワーを自信に変えて再び前進を開始することが出来るか!?(07.06.22)

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6月23日(土)J1 第17節 甲府 vs 大分(19:00KICK OFF/小瀬)
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■注目プレイヤー: 石原 克哉選手(甲府)
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現在、勝ち点14で17位の甲府は、リーグ戦4連敗でジワジワ滲み出て来る不安や不満をひっくり返すような勝利を摘み取りたい。一方、大分も勝ち点16の15位で下位に喘いでいるが、抜け出すきっかけにしたい。両チーム共に、下位から中位の勝ち点差が開いていないうちに流れを変えたい状況下にある。リーグ戦中断までの今節を含めた2試合は、そのための前半戦最後のチャンスとなる。

3トップの左で徹底マークに苦しんでいる茂原を中央で使うことに言及したかった今節だが、茂原の出場停止は今節に対する講釈の一つと希望を萎えさせた。大分にとっては素晴らしいニュースということになるが、甲府は彼の不在をチーム力で乗り切るモチベーションに変えるだけの自信はまだ失っていない。ただ、同じような失点シーンを繰り返し見せられたことで、ゴール裏が凹んでいることは事実。負け続けてきたチームが、「中2日で何を変えることが出来るのか?」という不安もある。
この不安に対する答えの一つは、新しい血の投入ではないだろうか。第2次大木体制3年目の今シーズンは、宮崎キャンプからチャンスを与えられる選手はこれまでに比べて少なかった。大木監督には「集大成」という気持ちがあるのではないかと推測するが、外国籍選手が期待した活躍が出来ていないために、いまはそれどころではない。「誰が出てもやれる」のではれば、ここまで溜めてきたものを発揮するチャンスを与えるべき選手はいる。「俺を出せ」という積極性をイマイチ感じられないのが残念だが、GKの桜井はチャンスを与えられればリーダーシップを発揮してくれそうな期待が持てる。フィールドプレーヤーなら國吉、長谷川、池端、奈須の名前が頭に浮かぶ。大木監督が――ベンチに座ることさえ許されないことが多かった彼らに――チャンスを与える判断を下すのかどうか、興味を持って先発発表を待ちたい。

大分も外国籍選手のケガや期待外れのパフォーマンスで、開幕からシャムスカ監督の魔法の杖は折れたまま。また、中盤が間延びして対戦相手に活躍のスペースを与えることが少なくなかった。ナビスコカップを含めて3〜4節ごとに1勝はするのだが、リーグ戦での連勝はない。先発メンバーも日替わり定食で、3−5−2とレシピはほぼ決まっているものの、未だ具材は模索中だ。
ただ、ここ数節の甲府をスカウティングすれば、どうすればいいのかは分かりやすい。前線からの連動したプレスでボールを奪う回数を増やすことが出来れば、甲府のDFラインを嫌というほど自分のゴールに向けて走らせることが出来る。ただ、梅崎が戻ってからは中盤でタメが出来ているので、サイドを起点とした攻撃が機能している。前者を選択しない戦い方でも、チャンスは作ることが出来るので、決定力さえ微笑んでくれれば勝機は十分にある。今節は、左サイドの根本、FW・高松の出場が微妙だが、梅崎や前田の中央からの突破も甲府のDFラインの大きな脅威となるだろう。FIFAU-20ワールドカップ代表に選ばれたDF・福本、MF・梅崎、森重が今節でチームを離れることになるが、彼らが安心してカナダで戦えるように勝利で送り出したい。

負けが続けばいろいろ言いたくもなるが、甲府はロバに導かれた獅子の集団ではない。采配に1%の疑問もないとは言わないが、大木監督の方向性は甲府がプライドと共に生きるための道であることには疑問はない。J1にしがみつくことを求めるのであれば、今持っているプライドの形は変えなければならないだろう。どちらにしても、それはサポーターが求め、決めること。「狂喜したJ1昇格」。「ビッグクラブのG大阪、鹿島、横浜FMに勝利した喜び」。「勝利という結果だけでなく、Jリーグで誰もやっていない面白いサッカーを自分たちのチームがやっているというプライド」。そして、「やれば出来る」という、死ぬまで役立つ教訓とガッツを大木武と選手たちはサッカーを通じて教えてくれた。「スモールフィールドに特化して、ボールを奪い返すチーム力を高める」、「限界ギリギリまで遣り通す」など、立ち戻るべきと感じる点はあるが、今となっては瑣末なこと。

第15節の千葉戦では、フクアリの記者席が甲府サポーターのゴール裏に近く、石原の同点ゴールに涙する女性サポーターの姿や全身全霊で声を張り上げるサポーターを目の当りにして、心を揺さ振られた。ホーム・小瀬では、そのパワーはフクアリの何倍にもなる。ミスをした選手が萎縮するのではなく、もう1回チャレンジ出来る勇気を与えるパワーを送り、一体となって勝利を掴み取りたい。

以上

2007.06.22 Reported by 松尾潤
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