6月23日(土) 2007 J1リーグ戦 第17節
G大阪 6 - 2 F東京 (19:01/万博/15,640人)
得点者:'10 福西崇史(F東京)、'15 鈴木規郎(F東京)、'34 二川孝広(G大阪)、'49 マグノアウベス(G大阪)、'53 橋本英郎(G大阪)、'73 播戸竜二(G大阪)、'79 播戸竜二(G大阪)、'83 マグノアウベス(G大阪)
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■注目プレイヤー: 播戸 竜二選手(G大阪)
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G大阪にとってはまさかの展開だった。
ゲームキャプテンDF山口を出場停止で欠き、DF中澤を4バックの一角に初先発で起用する中、立ち上がりの連携不足をF東京に突かれて、立ち上がりから15分間でまさかの2失点。10分にはF東京・左サイドのMF鈴木規のクロスをMF福西に決められ、15分には左サイドライン側からMF梶山のFKをファーサイドでDF今野がシュートしたボールを、一度はG大阪のGK藤ヶ谷がはじくものの、そのこぼれ球をMF鈴木規に押し込まれてしまう。『負けなし記録』を更新中のホームスタジアムで今季初めて2点のビハインドを追う、まさかの展開。一瞬、万博の空気が凍り付くが、それもほんの一瞬のこと。ゴール裏のサポーターが「ここからだ!」と言わんばかりに、更に声を張り上げてG大阪を後押しする。
早い段階で2点を先行したF東京にとっては願ってもない立ち上がりだったと言えるだろう。実際、先に相手ゴールをこじあけたことで、しかも、攻撃力を誇るG大阪から2点を奪ったことで、以降の時間帯は徹底して守備に人数を割き、ゴール前に固い砦を築く。自陣でプレーする時間が多く、攻撃はカウンターでの仕掛けがほとんどになるが、2点のリードが心の余裕に繋がっているのだろう。落ち着いて試合を進めていく。
「負けられない」意地を見せるべく、G大阪の反撃の口火を切ったのはMF二川だった。34分、MF橋本のパスをゴール前中央、エリア外で受けると、相手DFが3枚ついてくるのを落ち着いて見極めながら、右に走ると見せかけて左に切り返す。それによって自ら作り出したコースを狙い通りにぶち抜き、ゴール右下隅へゴール。結局、前半はこの1点を奪うにとどまるが、後半も勢いは止まらない。
49分にはゴール前の混戦から、F東京DFに当たってゴールポスト左にこぼれたボールにFWマグノアウベスがすかさず詰めて同点! エースの13戦ぶりのゴールにチームも万博も勢いづくと、53分にはゴール前でそのマグノアウベスが相手DF3枚を引き連れて粘り、左のスペースへパス。そこにフリーで詰めたMF橋本が後ろから走り込んでゴールを叩き込む!『リーグリーダー』としてのプライドを見せつける中での逆転劇。万博はこの日最高潮の盛り上がりを見せる。
逆転された状況を受け、F東京は56分にMF川口に代えてMF石川を、63分にはMF伊野波に代えてMF栗澤を投入。前線にフレッシュな選手を据えて反撃に出ようとするが、G大阪の加速する攻撃になかなかラインを上げられず、攻撃の糸口を見い出せない。前半は勢いを見せた得意のサイド攻撃も形を潜め、なかなかフィニッシュまでの形を作りきれない状況だ。
そんな中G大阪は71分、FWバレーが右太ももの付け根を痛めて負傷交代。FW播戸を投入すると、そのFW播戸がいきなり、魅せる。カウンターからドリブルで前線に独走すると、DFとの1対1の状況を落ち着いて見極め、そのまま左足を振り抜く。前節では先発出場を果たしながらノーゴールに終わった悔しさを爆発させるかのようなゴール。“盛り上げ隊長”らしく、ベンチも、ピッチの選手も呼び寄せるかのようなパフォーマンスで西野監督のもとに駆け寄り、まさに全員で喜びを爆発させると、79分にも再び、FW播戸。更に83分にはそのFW播戸のパスをFWマグノアウベスが決めてF東京を突き放す。と、怒濤の攻撃を示す中で終わってみれば6-2の圧勝。強く、たくましい、逆転劇で勝点3を引き寄せた。
思えば、昨年10月のアウェイ戦では前半のうちに2点をリードしながら、後半立続けに3点を食らい、まさかの逆転負けを喫したG大阪。あの時とは全く逆の展開に、いや、それ以上の点差を見せつけての逆転勝利に、万歳三唱とサポーターによるたくさんの紙吹雪で歓喜に包まれた万博の熱気は、いつまでも冷めなかった。
以上
2007.06.24 Reported by 高村美砂
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