今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第18節 磐田 vs 浦和 プレビュー】前田vs浦和DF陣、浦和強力2トップvs磐田DF陣、どう攻めてどう守るのか…。Jリーグの醍醐味を味わえる期待十分な一戦(07.06.29)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月30日(土)J1 第18節 磐田 vs 浦和(19:00KICK OFF/エコパ)
-ゲームサマリーはこちら-

-勝敗を予想して豪華賞品を手に入れろ! J1・J2グランプリ投票締切迫る!-
----------
■注目プレイヤー: 前田 遼一選手(磐田)
 (選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
----------

エースの復帰と共に上り調子になってきた磐田(5位)が、昨年王者の浦和(2位)をホームに迎える一戦。リーグ後半戦の初戦であり、中断前の最終戦という節目のゲームは、どちらにとっても大事な正念場となる。

 エース・前田が先発復帰してから3勝1分と負けがない磐田。ただ、ホームでは3試合勝利がなく、リーグ序盤はホームで強くアウェーで弱いという状況だったが、それが今は逆転した状態になっている(現在アウェーでは3連勝中)。その意味でも、中断前の最後で、熱い応援を続けてくれるサポーターのために何としてもホームで勝ちたいゲームだ。
 内容的にも、前田が入ったことによって自分たちの型が定まったというか、軸が1本通ったような印象がある。ボールを奪った瞬間からどこをどう経由して攻めていくのかというイメージが、以前よりも共有できている。そのため、決定機に至る場面が多くなり、5試合で5得点の前田だけでなく、太田や成岡も調子を上げてきたことがプラスして決定力も増してきた。
 そして、攻撃陣が点を取ってくれるという信頼感が高まったことで、守備陣にも冷静さが出てきてバランスの崩れが少なくなっている。菊地直哉の不祥事が起こってからは、選手たちが気持ちをひとつにして戦っているという部分も大きいだろう。全体的にカバーリングの意識が高まっているのも、その表われとも言える。

 対する浦和は、昨年東海遠征では3戦全敗だったが、前節で清水に完勝(日本平では10年ぶりのリーグ戦勝利)し、苦手意識が存在しないことを示した。ただ、今節はポンテが出場停止で、闘莉王も左膝のケガで欠場(治療のためにブラジルに帰国している)。A3チャンピオンズカップ出場も含めたハードスケジュールで疲労も蓄積しており、けっして万全な状態とは言えない。だが、ネネもケガで出場できない中、坪井、阿部、堀之内で強固な守りを築けることは清水戦で証明しており、「勝負強さ」という他チームにはないストロングポイントに陰りは見えていない。
 今節では、磐田が前田の1トップ気味で戦うことが多いため、阿部が左にズレて山田が下がり、4バックになる可能性もあるだろう。そのあたりも含めて、前田や太田といった磐田の武器をどう抑えるかという点が注目される。

 逆に磐田のほうは、相手が2トップの場合はそれぞれにストッパーをつけて田中が1人余るという形をとるため、3バック気味になる可能性が高い。ワシントンと田中達というJ有数の2トップに対して誰と誰をマークにつけてくるのか、アジウソン監督の采配にも注目したいところだ。
 また磐田は、相手が堅守を誇るチームであっても、はまったときはそれをしっかりと突き破る力があるので、その意味でも浦和との対戦は楽しみな部分。とくに、磐田が先制点を奪って浦和が追いかけ、打ち合いの展開になれば、非常に迫力のある攻防が見られるはずだ。試合をおもしろくするという意味では、ぜひそういう展開になってほしいが、このところ浦和は試合への入り方が良く、簡単には先制点を許さない。その意味では、スロースタート傾向のある磐田が、先制点を取れるかどうかも大きなポイントになるだろう。

 浦和サポーターが大挙押し寄せ、青と赤に塗り分けられるであろう静岡スタジアム・エコパ。どんな結果に終わったとしても、そこで繰り広げられるゲームは見どころたっぷりなものになるはず。収容人数にも余裕があるので、ぜひスタジアムに足を運んで、Jリーグの醍醐味を存分に味わってほしいゲームだ。


以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/19(金) 12:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)#19『現役選手が本音で語る!2025年のレフェリング総括!』