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【J1:第18節 名古屋 vs 甲府 プレビュー】連敗を止め、中位以上に返り咲きたい名古屋。中盤を支配し、甲府の前線の動きを制して先制するのが勝負のポイントか(07.06.29)

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6月30日(土)J1 第18節 名古屋 vs 甲府(13:00KICK OFF/瑞穂陸)
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■注目プレイヤー: 藤田 俊哉選手(名古屋)
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名古屋はここ6試合、浦和、川崎F、G大阪、清水、鹿島と、自分たちより上位チームとの対戦が続き、下位のF東京には白星を挙げたものの、現在の成績は7勝1分9敗と負け越し。順位も11位へと大幅に落としてしまった。しかも前節の鹿島戦では、決定的なシュートが6本ありながらわずか1ゴールで黒星を喫し、「魔のカシマスタジアム」での連敗が21、リーグ戦も3連敗となってしまう。韓国代表に招集されている金正友を欠いていたとはいえ、彼が不在の公式戦もこれで4戦4敗だ。

 負のスパイラルにはまっているかのようにも見え名古屋だが、そんなジンクスも、この試合でかき消してくれるに違いない。カギは中盤にある。まず、守備の鉄人・吉村が、金の代わりにボランチに復活。金がいなくても勝てるという意気込みを持ち、中盤で相手の攻撃を食い止める。そして、これまでボランチとして攻守のバランスを取っていた藤田が1つ前・トップ下のポジションに入っている。本来の攻撃的なプレーを発揮できる位置に入った藤田は、前線でチャンスを作り、自らもゴールを狙うシーンが増えている。現に前節・鹿島戦でも惜しいシュートを演出している。この試合でJリーグ通算100ゴール目を決め、それを口火にチームの連敗阻止という結果をも導き出すことへの期待は大きい。3トップという攻撃的布陣の甲府に対して、DFラインの裏へ抜ける2列目の藤田と山口の役割は大きくなることは間違いないからだ。

 また、アジアカップ代表メンバー入りへ生き残りをかけた先の合宿では、オシム・イズムを注入され、またひとつ自信をつけてきた本田が、最後のアピールとなるこの試合で躍動するはず。ゴールが期待される藤田とは「あ・うん」の呼吸ができている。本田自身のスーパーFKはもちろん、藤田のゴールを演出するチャンスメーカーとなることにも期待大だ。決定力不足の壁をぶち壊す原動力となってほしいところ。

 甲府も、好調だった4月を過ぎてからは、決して良い戦いをしてきたわけではない。5/3横浜FC戦以来7試合、1分6敗と勝星を取れず、悪い流れにはまってしまっていた。
中心選手である林が2試合、茂原が7試合の出場停止を受けて欠場中の前節は、5連敗の不安を抱えての試合だった。しかし、中盤の底にサイドバックだった井上を入れ、センターバックには増嶋に代えて俊足で運動量の多い池端を起用。また、3トップの中央には須藤、その両側に宇留野と大西を配置するなど、選手を入れ替えることで見事、8試合ぶりの勝星を挙げる。

 その中で勝利を導いた立役者は、3トップの中央にいた須藤。ここにボールが収まることで、甲府らしい攻撃、2列目からの押上げとリズム、そして自分たちのサッカーをすれば勝てる自信を取り戻した。また、GK鶴田のミラクルセーブもチームを救ったひとつの材料だ。守備はGKの好セーブだけではないとはいえ、鶴田のモチベーションが高まっていることは、鹿島のGK曽ヶ端に決定的チャンスをセーブされた名古屋にとって、嫌な材料となるかもしれない。

 名古屋が中盤を制して先制するか、甲府が先に前線へとボールを入れてゴールを決めるか。この試合、先に点を取った方が、リズムを作って勢いに乗る。

以上
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