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【AFC アジアカップ2007】7/2練習レポート:先発組に阿部と中澤のセンターバックに、高原と巻の2トップ? アジアカップ本番を走り抜ける体を作るためハード練習を実施(07.07.02)

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 7月9日のアジアカップ初戦・カタール戦(ハノイ)まで1週間。オシムジャパンに残された準備時間は6日しかない。国内2次合宿2日目となる2日は午前練習こそ取りやめたが、午後練習の開始時間を17時半に前倒しして1時間40分程度のハードなメニューを消化した。この日朝、U20ワールドカップ(カナダ)でスコットランドを破ったU20日本代表がそうだったように、A代表も走って走って走りまくる…。「初戦に向けて、今の時期に厳しい状態に追い込んだ方がいいという監督の考えだと思う」とオシムチルドレンの1人である羽生直剛(千葉)もコメントしていた。

 タフな練習の中、最も興味深かったのが、9対9+フリーマン+GKの練習。レギュラー組と見られるグループには、GK川口能活(磐田)、DF(右から)加地亮(G大阪)、中澤佑二(横浜)、阿部勇樹(浦和)、駒野友一(広島)、MF中村憲剛(川崎F)、鈴木啓太(浦和)、中村俊輔(セルティック)、FW高原直泰(フランクフルト)、巻誠一郎(千葉)が入った。これにフリーマン役の遠藤保仁(G大阪)が加わったイレブンが現状でのカタール戦先発候補といえるだろう。

 この陣容だと、中村憲剛や遠藤が中盤を組み立て、中村俊輔はアタッカー的な役割を担うことになる。本人も「このチームでは使う側じゃなくて使われる側。サイドで2対1をつくったりとセルティックみたいなイメージ」と話し、昨季通算9ゴールをマークしたスコットランドリーグでのプレー同様、積極的にゴールに狙っていくという。2000年レバノン大会では、まだ22歳だった中村俊輔は左サイドに位置し、ボランチの服部年宏(東京V)とともに名波浩(東京V)の創造性あふれる攻撃をお膳立てした。今回は中村俊輔が遠藤、中村憲のサポートを受け、名波に近い役割を担うことになりそうだ。

 2日の千葉県内は梅雨本番を思わせる高い湿度となった。「今日のここが80%でベトナムが85%だとソリさん(反町康治コーチ)も言っていた」と中村俊輔も話したが、ベトナムに酷似した気象条件は選手たちの肉体に重い負担となった。

 それでも容赦しないのがオシム流。7種類のビブスをつけての6対3のボール回しに始まり、ハーフコートでのラインゲーム(9対9+フリーマン)と練習は進んでいく。次のオールコートを使った3対3+フリーマン+GKが一番きつかったのではないだろうか。攻める方は最大4人、守る方は3人で110mもあるゴールとゴールの間を走り回るのだから、疲れないはずがない。特に大変だったのがフリーマン役の羽生。もともと走ることで生き残ってきた彼だが、今回ばかりはさすがにヘトヘト。中村憲剛も「びっくりした」と正直な気持ちを口にした。

 走る練習はこれにとどまらなかった。続く9対9+フリーマン+GKも運動量の求められるメニューだった。片方のハーフコートで6対6を行い、ボールを奪ったらもう一方のハーフコートに展開し3対3を行う。フリーマン役の遠藤は2つのエリアを掛け持ちしながら攻撃をサポートする。つまり2倍の動きを求められるのだ。

 6対6の方では、レギュラー組と見られるGK川口、DF中澤、阿部、ボランチ・鈴木啓太らが入って守備を担う。彼らを相手に太田吉彰(磐田)や水野晃樹(千葉)、矢野貴章(新潟)らが攻撃をしかけていた。中澤らがボールを奪ったら他方のエリアへ展開。そちらで待ち構えている中村俊輔や高原らがゴールを狙った。途中で中澤と阿部のところに今野泰幸(F東京)と橋本英郎(G大阪)が入ったものの、中澤と阿部が守備の軸になることは間違いない。というのも、坪井慶介(浦和)の右ふくらはぎ痛が回復せず、この日も練習を休んでホテルで静養する状況だからだ。すでに田中マルクス闘莉王(浦和)と水本裕貴(千葉)が離脱しており、DFの陣容には不安がある。G大阪でもセンターバック経験がないという橋本も「まだ全然なんで経験を積んでいきたい。1対1で負けないようにしないといけない」と非常事態を覚悟していた。

 最後にはノーマルな9対9+フリーマン+GKを行って濃密な練習を打ち上げた。これだけのタフな内容は、長丁場のアジアカップを戦い抜ける体を作るためだろう。コンディション調整の失敗で2006年ドイツワールドカップに惨敗している日本だけに、同じ間違いは許されない。百戦錬磨のオシム監督のこと。そのあたりのツボは心得ているはずだ。

 幸いにして、オフ期間に入っていた中村と高原の状態は全く問題なさそうだ。チームと自分のプレーのバランスに苦慮していた中村も「チームに入りたての頃より力も抜けてきたし、ダイレクトばっかりじゃなくて、タメを作りながら味方の動きを待つようなプレーも必要」とより具体的なイメージを持てるようになってきた。攻撃面は確実に前進している。だからこそ、守備陣のコンディションを少しでも高めていきたいものだ。

以上

2007.07.02 Reported by 元川 悦子
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