■7月の試合日程
第26節 7/7(土) 19:00 vs 湘南(平塚)
第27節 7/11(水) 19:00 vs 札幌(札幌厚別)
第28節 7/14(土) 19:00 vs 仙台(博多球)
第29節 試合なし
第30節 7/25(水) 19:00 vs 草津(群馬陸)
第31節 7/28(土) 19:00 vs 東京V(博多球)
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1年でのJ1復帰はもちろん、「ただ勝つのではなく、どう勝つか」が、今年の福岡のテーマだ。そのために選んだ道はボールをポゼッションして相手に主導権を渡さず、自ら仕掛けてゴールを奪うサッカー。ここまでの戦いを見る限り、それは形を見せつつあるものの、まだ完成型には至っていない。自分たちが追い求めるスタイルをどこまで理想に近づけられるか、そして、それを勝利に結び付けられるか。それが7月の最大のテーマになる。
低く構えるチームに対しては十分に強さが発揮出来ている。最終ラインでゆっくりとボールを回し、決して攻め急がず、相手の守備網の穴が大きくなるまで何度でもパスを繰り返し、そして、ここぞというところで一気に勝負をかける。一見、縦方向へのスピードが上がっていないように見えても、それは勝負を仕掛けるための伏線。負けが続いたことでチームのリズムが縦に早くなったこともあったが、ここへ来て落ち着きを取り戻しつつある。
反面、上位チームとの直接対決では圧倒的に分が悪い。札幌、仙台、京都に対しては1分5敗と大きく負け越しており、それがそのまま順位と勝点差に反映されている。自分たちのサッカーができている時間帯は十分に力を発揮できるのだが、それを90分間にわたって安定的に発揮することができず、その隙を突かれて上位チームに敗れることを繰り返してきた。リードした時の試合運び、あるいは最終ラインにプレスをかけられた時の対応が、現在直面している最大の課題だ。
サッカーにはいろんな形があるが、縦に急いでゴールを狙ったり、簡単に前に蹴り返すことは福岡が目指すサッカーではない。チームの最大の特徴はボールをポゼッションすること。その原点を忘れずにプレーすることが求められている。微妙にずれが感じられる選手間の意識をどこまで統一できるか。それが7月を戦う上での最大のポイントだろう。そうすることで自分たちのスタイルが完成型に近づき、勝利を手にすることができるはずだ。
7月の対戦相手を見ると、J1昇格争いのライバルである湘南との戦いを皮切りに、首位・札幌、2位・仙台、着々と力をつけてきている難敵・草津、そして戦力ではJ2ではトップクラスの東京Vとの試合が続く。福岡にとっては最初の大きな山場。ここを乗り切ればJ1昇格への手応えを得ることができ、勝点を取りこぼせば昇格争いから一歩後退する。厳しい戦いが続くが、内容も、結果も得ることが福岡にとって必要であることを肝に銘じて戦いたい。
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■7月のキープレーヤー
田中佑昌選手(FW / No.11)
第20節のC大阪戦。1点のビハインドを追う後半、激しく相手にボディコンタクトをしてボールを奪い、ゴール目がけて走りまわった姿が印象に残る。それ以降、田中佑昌は明らかに変わった。
アビスパ福岡U-18出身の生え抜きである田中は、ユース年代の代表候補にも何度も招集され、そのスピードと実力はサポーターの誰もが知るところ。博多の森の試合では、いつも一際大きな声援が飛ぶ。しかし、若いわりにはプレーがおとなしく、爆発力に欠ける印象も併せ持っていた。だが前述のC大阪戦以降、そうした印象は完全に消えた。ひたむきにゴールを目指す姿勢と、積極的に仕掛ける強い気持ち。4年目を迎え、田中は覚醒の時を迎えている。
特徴はたぐいまれなスピード。「1対1の時は勝負を仕掛けることを意識している」というプレーは常に相手を置き去りにする。そして、いつも「自分が点を取って勝つ」と宣言する。潜んでいた力が完全に解放されるまであと少し。その時、福岡は今まで以上に大きな力を得ることになる。
以上
2007.07.05 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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