7月8日(日)ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs F東京(19:00KICK OFF/三ツ沢)
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横浜F・マリノスにとっては、2004年のJ1リーグ優勝、FC東京にとっては、同じく2004年のヤマザキナビスコカップ初優勝。ともに、最後に獲得したタイトルから約3年遠ざかっている。あれから選手も入れ代わり、生まれ変わったチームが次なるステップに踏み出すためには、今年のナビスコは是が非でも取りにいきたいタイトルだろう。
中断前のリーグ戦第18節は、両チームともにいい形で終えることができた。
横浜FMはアウェイで大分を相手に、3−0で4試合ぶりの勝利。これでチームは3試合連続の無失点、さかのぼって第13節の浦和戦から数えても6試合負けがないという好結果にもつながっている。
だが、この間の勝利は6戦中、わずかに2勝。大分戦の前までは3連続ドロー、2試合連続無失点だが、無得点試合も2試合続いていた。5試合を通じてあげた得点も、わずかに「3」。守備力は安定しているが、決定力に欠けていることも確かだった。
「点が取れないのはチーム全員の責任。だけど、相手をゼロに抑えているのも全員のおかげだからね」と、ポジティブに語ったのは、第16節G大阪戦から復帰した松田直樹。事実、松田が帰ってきてからのチームは負けていないし、点も取られていない。持ち合わせた高い守備能力に加え、気迫あふれるプレーがチームに活力を吹き込んでいる。
一方のF東京もアウェイで鹿島に2−1と逆転勝ち、いい雰囲気でナビスコに臨むことができた。特に、公式戦11試合負けのなかった鹿島を倒したことで、その前のG大阪戦で大敗を喫したショックも振り払うことができただろう。前半リードされ、受け身になっていたチームに息を吹き込んだ原監督の采配も見事だった。「サイドに起点はできている」「そこからワンテンポ早くシンプルに」。まさに明瞭快活にして、気合のこもった指揮官の檄が功を奏し、後半は息を吹き返して逆転に成功。
思い返せば、リーグ戦で横浜FMに勝利したときも、原監督の的確な采配にやられてしまった。序盤でセカンドボールが拾えないと見ると、すかさず両ウイングのリチェーリ、川口を下げて対応。横浜FMの前線からのプレスが見事にかわされてしまった。
横浜FMにとっては、大事な準々決勝第1ラウンドではあるが、リーグ戦へのリベンジという意味も大きい。実際、あのF東京戦の敗戦をきっかけに、チームのプレス戦術も試合ごとに変化を見せてきた。相手の出方に応じて、プレスのかける時間帯、場面をコントロールする。いわゆる『行くところは行く、行かないところは行かない』だ。チームの戦い方が安定したのも、プレスの進化によるところが大きい。
大分戦では開始当初のダブルボランチから、途中、ワンボランチに変更することで、主導権を握ることに成功した。「ショートパスがつながりだした。取られてもプレスに行けば取り返せる。自信につながった」と、河合竜二。この日も惜しみない汗をかき、コーナーキックから1得点1アシスト(中澤のゴールは河合の動きにGKが幻惑されたもの)。攻守のバランサーとして、河合の働きはやはりチームに欠かせない。
対するF東京は、守備の要・今野、伊野波をアジアカップで欠く。復活が期待される茂庭もケガの状態が万全ではなく、センターバックには徳永が入りそうだ。横浜FM・松田同様、『攻め上がり大好き』な屈強ディフェンダーが攻守のカギとなるか。攻撃陣では、鹿島戦でもセットプレーから得点をあげたルーカス、鈴木規郎の好調ぶりが見ものだ。一方の横浜FMも、大分戦ではコーナーキックから今季初めて2ゴールをマークし、ようやく持ち前の高さを、攻守ともに発揮できるようになった。
8日のゲームの見どころも、高さと強さの勝負だろう。2戦通じての勝敗はアウェイゴールによっても左右されるだけに、両チームともに、最後の最後まで『1点への執着』を捨てずに、相手ゴールを脅かし続けるはずだ。
以上
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