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【J2:第26節 愛媛 vs 徳島 レポート】愛媛、徳島ともに勝利への闘志をむき出しにして戦った雨中の決戦。四国ダービー第2戦は再び徳島が凱歌をあげる!(07.07.07)

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7月6日(金) 2007 J2リーグ戦 第26節
愛媛 0 - 1 徳島 (19:04/愛媛陸/2,633人)
得点者:'2 羽地登志晃(徳島)

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試合開始前に一度止みかけた雨は、キックオフが近づくにつれて再び激しくピッチに降り注いだ。その中で闘志を前面に押し出し、水しぶきを上げながらぶつかり合った愛媛と徳島の選手達。徳島のGK鈴木が「ロングボールが止まったり伸びてきたり、出るタイミングが難しかった」と振り返ったピッチコンディションに、両チームともロングボールでDFラインの背後を狙い続けた。

すると、開始直後にビッグチャンスをつかんだ徳島。自陣FKから放り込んだロングボールが、ワンバウンドでいきなり愛媛のゴール前で待つFW小林の足元へと届く。その小林がドリブルで強引にペナルティエリア内に侵入すると、DF星野と交錯。これで得たPKを、FW羽地が思い切りゴール右へ蹴りこむとあっさり徳島が先制。思わぬ形で開幕戦のダービー同様、今回も愛媛が追いかける展開となった。

それでも開始2分での失点ということもあって、すぐさま反撃に移った愛媛。「徳島よりもチャンスは多く作った」と望月監督も試合を振り返ったように、前半の公式記録を見れば愛媛のシュート7本に対して徳島は1本。11分には、左サイドで徳島DFの裏を取ったFW田中の折り返しがこぼれたところをボランチ宮原がシュート。これがGK鈴木に阻まれると、直後のCKでも星野のヘディングシュートを再び鈴木がファインセーブ。「90分間集中できた」と振り返った鈴木を中心に、徳島は愛媛の攻撃を跳ね返し続けた。

しかし、後半開始直後には再び徳島が攻勢に出る。まず、左サイドから小林のクロスにFW大島がヘディングシュート。これがバーの上を越えると、今度は再び左サイドを抜け出した羽地がペナルティエリアの外から左足を振り抜く。このシュートはGK川北が弾き出して愛媛は難を逃れたが、徳島らしいたたみかける攻撃で愛媛を牽制した。

すると、徳島は守備でも「高い集中力を持ってやり切れた」と今井監督が評価したように追いすがる愛媛の反撃を断つ。50分にはロングボールに対してDF西河が処理を誤ったところ、愛媛はFW内村がDFラインの裏へ抜けてシュートを放ったが、GK鈴木がファインセーブでカバー。68分には右サイドを突破したMF大山のクロスに飛び込んできたMF赤井がシュートを放つが、これはボランチのダシルバが身を投げ出してブロック。結局、PK以降はスコアが動くことなく、今季2度目のダービーはそのままタイムアップを迎えた。

「四国ダービーということもあって気持ちで勝てた試合」と試合後に語ったのは決勝点をたたき出した羽地。もちろん、ダービーに勝ちたいと思う気持ちは愛媛の選手からも充分に感じられた。しかし、今井監督他、選手たちが「勝利から遠ざかっていたので…」と口々に語ったように、やはり勝利への欲求が今回は愛媛を上回ったことが徳島の勝因の一つといえよう。その結果として9試合ぶりにつかんだ勝点3は、選手たちが失いかけた自信を取り戻すために、そして後半戦でチームが上昇していくためのきっかけとなるだろう。

逆に愛媛にとっては今季のダービー勝ち越しにリーチをかけられ、さらに順位も再び徳島に抜き返されるという厳しい結果が突きつけられた。もうこの悔しい現実が変わることはないが、第3、第4クールにも挽回するチャンスは残されている。そのためには、これまで積み上げてきた「全員が関わるサッカー」の質を高めていくしかない。

90分間、悪コンディションの中で最後までがむしゃらに戦い続けた両チームの選手達、そして大声援を送り続けたサポーター達。改めて、このダービーでは結果が全てであることを思い知らされたタイムアップのホイッスル。今季の四国ダービーは第2幕が下りたばかりだが、今から第3幕のキックオフが待ち遠しい。

以上

2007.07.07 Reported by 近藤義博
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